アラベスクが語る「二十五、二十一」 | アラベスク&チャイムのブログ

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キム・スヒョン君を語るブログです

 




このブログは
キム・スヒョンを応援するため
ほとんど毎日10年間
頑張って更新してきたのですが・・・
今回は特別に
ドラマ「二十五、二十一」について
語りたいと思います。
スヒョンファンの皆さまお許しくださいお願い

 

 



実は、このドラマの最終回を終えて
ずっと語りたかったのですが・・・
スヒョン君以外のことに
忙しくてなかなか時間が取れずにいて
最終話を観てから
ひと月近くが経過してしまいました汗うさぎ


今年は昼間、本当にあれこれ忙しいので
「二十五、二十一」も真夜中に視聴し
ドラマに関する解説などは
カン・ヒボンさん以外のものは
ほとんど読んでいないので
全くの独断解釈となり
的外れなことを書いちゃうかもですがタラー
とにかく
私が感じた「二十五、二十一」
自由に語らせていただきますねお願い


 

実は私は今まで
キム・スヒョン主演作を中心に
数ある韓国ドラマを視聴してきましたが
スヒョン君が出演しない作品の中で

「二十五、二十一」はダントツ!!

「トッケビ」「ミセン」
「マイ・ディア・ミスター」
「椿の花咲く頃」「愛の不時着」
も好きだけど・・・
「二十五、二十一」は

それらを超えました。
ダントツのナンバーワンです!!




 

何が素晴らしいかって・・・
それはドラマの根本にある
未来ある若者たちへのメッセージです。

特に韓国の受験戦争で戦い傷つき
疲れ果てて夢も希望も持てない
そんな若者たちを励ますために
書かれた脚本だったと私は思っています。

”友情と灼熱の愛だけで満ちる時間”
それが青春であり
その時間は決しては永遠ではなのだから
君たちの今を大切に
悔いなく一生懸命に生きなさい!


ドラマを視聴する若者たちに
この作家はそう語りかけていると
私は強く感じました。





そして親世代の大人には
”子どもたちを信じて
応援してあげることの大切さ”

がとても伝わるドラマでした。

そしてまた
ずっと遠い昔に青春を送った世代も
昔を懐かしく振り返りたくなる
胸がキュン!!と熱くなるドラマでした。

大人たちには嘗ての若い頃の気持ちを
取り戻すことができるような・・・
そんな不思議な魔法をかけた作品でした。

ただの恋愛ものや青春物語ではなく
人間がまっすぐに成長していく過程
とても丁寧に描いた作品だったと思います。

だから「二十五、二十一」
どの世代が視聴しても共感でき
そして心の底から感動できる
唯一無二のドラマ
だと私は思います。

この素晴らしい脚本を書かれた作家さんに
私はまず感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、見事に主人公の2人を演じた
キム・テリさんとナム・ジュヒョク君に
大きな拍手を送ります。
ナ・ヒドとペク・イジンは
彼ら以外に絶対に考えられない
本当に素晴らしい演技でした。




ネタバレ注意

(ドラマを視聴済みでない方は

これより先はご遠慮くださいお願い

 

ドラマの内容を振り返ってみますが
その前に・・・
「二十五、二十一」
というドラマの題名は
私が以前から大好きな
2013年に発表された韓国の歌です。




歌詞の内容は・・・

風に吹かれて 花が散る季節には
まだあなたと手を繋いでいるような
そんな気がした
あの時はまだ花が綺麗だなんて
今みたいに
身に染みて感じることはなかった
あなたの香りが風に乗ってくる
永遠だと思っていた二十五、二十一

あの日の海はすごく暖かかった
今にでも手を掴めそうな 
そんな気がした
粉々になった日差しの中に
あなたと私がいる

胸が痛くなるほど幸せな夢を見た
あの日の歌が風に乗ってくる
永遠だと思っていた
過ぎた日のあなたと私

あなたの声も あなたの瞳も
切なかったあなたの体温でさえも
思い出せば出すほど遠くなるのに
バラバラになるあなたを
捕まえることはできない

あの日の歌が風に乗ってくる
永遠だと思っていた
過ぎた日のあなたと私
永遠だと思っていた二十五、二十一
二十五、二十一




このように・・・
「二十五、二十一」
という歌はとても切ない
過去の恋愛を振り返る歌なので
この題名をドラマにしたということは
主人公の2人は結局
切ない別れをするのだろうな・・・

私はそう思って、最初から
「二十五、二十一」を観ていました。





主人公はフェンシングが大好きな少女
ナ・ヒドハート

幼い頃、父親に連れられて体験した
フェンシングに夢中になり
父親の応援で天才少女と呼ばれるほど
フェンシングの才能がありながら
父親の死後は試合に全く勝てずにいて
そんなヒドには
フェンシングに見切りをつけて
学業に専念させたいと思っている
エリートでプロ意識の高い
一流アナウンサーの母親がいる。

 



父親が病気で亡くなった時も
葬式すら仕事で顔を見せなかった母を
ヒドはずっと許せずにいて
ましてや大好きなフェンシングを
母親が応援してくれないことが辛い。
それでも・・・
天国の父親に金メダルを見せたくて
ひたすら諦めずフェンシングを頑張る
まっすぐに一途で健気な少女、ヒド。
ヒドの憧れは
同い年で金メダリストのコ・ユリム。
夢はコ・ユリムのライバルになること。

 



アジア通貨危機の影響で
突然、ヒドが通っていた高校の
フェンシング部が廃部となってしまい
コ・ユリムのいる高校へ転校したくて
必死に試行錯誤するヒド。


また、フェンシングが中心の生活だが
独りぼっちで家で過ごすヒドには
大好きな漫画「フルハウス」
唯一の楽しみであり癒しでもある。






そしてもう一人の主人公は
イケメンで金持ちのお坊ちゃまで
高校時代は放送部のアナウンサーと
軽音楽バンドでギターを担当し
頭もよく学校一のモテ男だったのに
一流大学に進学した途端
アジア通貨危機となり
父親が破産し一家離散してしまう。
大学を休学して軍隊に入隊するも
夜逃げした父親の代わりに
長男として一家の大黒柱となる為
除隊し一人暮らしで家族の為に
稼がなくてはならなくなった
悲劇の男ペク・イジン

 



NASAに行きたいと思うほど
優秀な学生だったのに突然、夢破れ
とにかく家族のために”稼ぐ”には
ホテルの清掃でもなんでもいいと思い
就職できるまで新聞配達や
貸本屋のバイトをして借金返済をする
真面目な男、ペク・イジン。

父の会社が倒産したため
不幸になった従業員たちに心を痛め
「自分も幸せにはなってはいけない」
そう思うほどの心優しい男
ペク・イジン



 

 

この2人の出会いは本当に可愛くて
夢を必死で追いかけるヒドに
イジンが刺激を受けて立ち直っていく
その過程が明るく描かれていて清々しい。

 

 


 

特に・・・
ヒドがイジンに幸せを感じて欲しくて
夜の学校の校庭に誘って
水遊びをするシーンはとてもいい。

貸本屋でバイトするイジンと
その店で漫画を借りるお得意様のヒドは
日増しに仲良くなっていき
お互いを励まし応援し合う関係となる。

 



ヒドは父親を失ってから
応援してくれる人がいなかったので
温かく励ましてくれるイジンの存在が
心から嬉しかったし
フェンシングを一生懸命に頑張るヒドが
イジンには輝いて見えたに違いない。

自分もヒドのように夢を持って輝きたい
イジンはそう思って辛い境遇を耐え
立ち直ることができたのだと思う。

そしてヒドはイジンの応援があったから
頑張りぬいて韓国代表選手に選ばれた。
それでもイジンは借金取りから逃れるため
止む終えず突然、姿を消してしまうのだ。

それでも、イジンはヒドに・・・
ヒドはイジンに・・・離れていても
心の中でお互いにエールを送り合った。

ヒドは韓国代表として活躍し
イジンも刺激を受けてTV局に
見習い記者として就職することになる。
そのTV局の看板アナウンサーが
ヒドの母親だとは露も知らずに・・・

 

 



そしてヒドとイジンは偶然
劇的な再会を果たすのだが・・・

「フルハウス」ごっこをしたかった
ヒドが恋人を作っていたのには笑った。
たぶん、イジンのいない寂しさを
紛らわすための「フルハウス」ごっこ。
だから、イジンが再び現れると
ヒドはサッサと恋人と別れてしまう。
こういうところが実に面白い女の子だが
とにかくヒドは自分に正直だ。



 

そして誰もが認めるイケメンのイジンは
高校時代から好きになった女の子には
軽く「愛してる」と口にしてしまう
世間知らずのお坊ちゃま君だった。

しかし、一家離散という悲劇を味わい
そんな中、明るく励ましてくれた
ヒドを心から大切な存在だと思い
夢に向かって懸命に走るヒドが
可愛くて可愛くて仕方なく・・・・

見習いを終え、TV局の正記者となった
イジンは真面目に「愛してる」
ヒドに告げてしまうのだ。

 



大きな虹がかかった中で
イジンが愛を告白するシーンは
とても美しくて大好きだ。
そして私がこの2人が大好きな理由は
全て彼らが真っ正直なところ。
自分の心を偽らずに
素直に行動に移すところだ。

 



ヒドもイジンが大好きで
自分が愛されてることが嬉しくて・・・
やがてヒドはイジンを男性として
心から愛することになる。

しかしながら、「愛してる」と言った
イジンの方は、ヒドが国家代表の選手で
今後世界で活躍すると信じていたし
彼女のことを大切に想う優しい男なので
正記者とはいえ高卒で駆け出しの自分は
ヒドと釣り合わないのではと慎重だった。

ましてや記者と取材対象の選手は
仕事上、親しすぎてはマズイ・・・
そう心にブレーキをかけるイジンだが
自分にはイジンがどうしても必要だと
切実に思うヒドはまっすぐに”愛”を
イジンに告白し、そんなヒドに押されて
2人はめでたく恋人となる。

 



イジンはヒドを取材対象としない為に
スポーツ記者から社会部の記者に移動。
しかし社会部は思ったよりも忙しい。

一方、ヒドは
ユリムのライバルとなる夢を叶え
初出場のオリンピックではユリムを破り
自分が国家の為に金メダルを獲得する
という夢を新たに胸に抱く。

そんなヒドに釣り合う人間になりたい
イジンは社会部記者の仕事を頑張るが
頑張れば頑張るほどヒドと会う時間は
少なくなってしまう。

大晦日もTV局の仕事をするイジン。
イジンに会いたくて仕事場へ駆け付け
2人で年越しを迎え花火を見るシーンは
とても微笑ましい。

それでも、心優しいイジンは
悲しいニュースの取材には
不幸な取材対象者を目の当たりにして
心を痛めて涙を流すことになる。




国家代表選手として厳しい練習に耐え
試合も続き忙しくなるヒド。
そんなヒドを心から応援し
愛しく思うイジンだったし
イジンの記者としての仕事ぶりを
尊敬し応援するヒドだった。

そしてヒドはオリンピックの大舞台で
前回の金メダリストのユリムを倒して
初出場ながら金メダルを獲得する。

ヒドの金メダルを心から喜ぶイジンだが
社会部の仕事が忙しくて
なかなかヒドに祝福を伝えられない。
恋人600日記念に旅行を計画するのだが
”世界貿易センター爆破事件”が起き
その緊急取材のために旅行も行けなくなる。

 

 



オリンピック金メダリストとなり
国家代表としての試合が続くヒド。
一方、ニューヨークでの惨事を取材し
不幸になった多くの人々に心を痛め
眠れぬ夜を過ごすイジン。
ヒドを心配させたくなくて
イジンはヒドに連絡がなかなかできない。

自分を応援してくれるイジンが
どんどん自分から
遠くなっていく気がするヒド。
ヒドが求めた愛は
嘗ての父親のように側にいて
常に自分を包んでくれる愛。

会いたい時に会えない
イジンとの恋に疲れていくヒド。




ヒドは自分が国家代表選手として
これからもフェンシングの試合を
頑張らねばならないと思ったし
イジンの仕事に対する姿勢は理解し
彼の活躍を応援したいと思うヒド。

結局、ヒドはイジンとの別れを決意し
それぞれの道を懸命に歩くことになる。





ヒドは結局オリンピックで
3連続金メダルを獲得したし
イジンはヒドの母親の推薦もあって
若手ながら異例の抜擢で
TVニュースのメインキャスターに就任。

そして月日が流れ・・・ヒドは母親となり
娘の夢を傍で温かく応援してあげる
自分の理想の母親像を生きている。

イジンは一家の大黒柱として責任を全うし

一家離散した家族を元通りにし

自分の力だけで家族を養える

立派な成功者として人生を送っている。

 

 



それでも、きっと・・・
今でも心の中で2人は応援し合っている。


なぜなら今の自分があるのは
あの時”永遠”に思えた愛があったから。


虹のように花火のように
消えてしまったとしても・・・
お互いがとても大切な存在だった
あの時の”愛”は本物だったから。


 

たぶん、異論反論はあるでしょうが
私の「二十五、二十一」の解釈は
ざっとこんなところです。

それにしても・・・このドラマは
ヒドとイジンの別れの描き方が
想像を超えてとてつもなく素敵
でした。

 



ヒドはイジンを突き放すように
別れてしまったことを後悔して
日記に書いたイジンへの想い。
「本当はあんなことを
 言うつもりじゃなかった・・・」

その日記を目にして
ヒドの本心を知ったイジンが
偶然訪れた2度目の別れ際に
イジンがヒドのほどけた靴ひもを
優しく結び直すシーンは
何度観ても泣かされます。

 

 



本当はヒドを手放したくないイジン。
ヒドにしてあげたかったことが
山ほどあったのに・・・
イジンがヒドにしてあげられる
最後が靴紐の結び直しでした。

お互いに心から大切な人だから
「元気でいてね!」
と抱き合って別れられて
とても良かったですし・・・
何よりイジンがヒドの日記に残した
別れのメッセージを時を経て

ヒドがやっと目にできて
想像の中で完璧な別れをイメージして
ヒドとイジンが「ありがとう!」と

お互いに笑顔で終わる演出は
これ以上の最高が無いほど素敵でした。

 

 




今回、ヒドとイジンだけに絞りましたが
このドラマでは2人を取り巻く

仲間たち人もハート
それぞれの親もとても魅力的でしたグッ


仲良しの友人3人とイジンと一緒に
夢を追いかけながら愉快に過ごした
ヒドの青春物語

 

 




今まで視聴してきたヒロインの中で
「星から来たあなた」チョン・ソンイ
を超えるほどナ・ヒドが好きですハート


そんなナ・ヒドを完璧に魅力的に
演じてくれたキム・テリさんに
私は心から敬意を表します
ハート

 

 


ああ・・・
長々と自己満足で書き綴ってしまいました。
最後まで読んでくださった方々に
心から感謝いたしますピンクハート

 

 

 

ブログ内写真はtvN dramaより拝借

 

歌詞・参考資料

 

ヒボンさんの解説

 

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