「@ Star1」少年から男性へ・・・インタビュー全文（2）

少年から男性へ
俳優キム・スヒョン（2）

「先輩」

インタビューで狂った経験を
してみたいと話したことがある。

できれば経験することが難しい事を
やってみたい欲がある。

最近ではよく知らない人と出会って
新しい経験をしている。

ドラマが終わると一日も欠かさず
初めて会う人と出会う。

ＣＦ撮影現場、インタビュー
イベント・・・。
人見知りが酷い僕は
少なくないエネルギーを消耗する。

だけど、人を知るということ
人と出会うということは
また他の楽しみと興味を持てる。

「この人はどんな人だろう」
「この人はどんな性格なんだろう」
「どんな行動が好きなのか」
「考え方がカッコいいのか
スタイルがカッコいいのか」
等々を人を見ながら学ぶ。

性格のせいで短い時間で
親交を深めることはできないけど
出会った人を記憶するために
彼らの持っている個性を
僕の中に保存して置く。

好きな先輩？影響された人？

一人、二人に絞ることはできない程
多くの人に影響された。

その中からだと
「クリスマスに雪は降るの？」で共演した
チョ・ミンス先輩、いやミンスヌナ。
すごくエナジーが溢れていて
エナジーが爆発する人だ。

だからヌナと演技をする時は
自然と僕を捨ててヌナが
導いてくれる通りに僕の中に
新しい人物を簡単に満たすことができた。

お陰でリアクションも
自然と思う通りにできた。

「ジャイアント」のチョン・ボソク先輩は
静かさの中に感じる

エナジーが凄い方だった。

途切れることなく新しい人物を作り出して
身体の中に特別な再生機能を
持っているように休むことなく何かを
取り出す特別な能力を持った方だと思った。

「ドリームハイ」で出会った
イ・ヘスク先生は相手俳優の能力を
最大限に引っ張り上げて
相手俳優を

引き立たせる特技を持つ方だった。

オム・ギジュン兄さんは撮影している間
いつも宿題を出してくれた。

それが大変というよりウキウキした。
ミュージカルの舞台にゲストとして上がって
歌う経験も作ってくれたし
デビューから今まで時には兄のように
時には母のように
変わらない眼差しで見守ってくれる。

「趣味」

自転車に乗るのが好きだ。

ハンガンに沿って
行ったり来たりするのも好きだし
都心の中を駆け巡ることも好きだ。

ハンガンを沿ってタンチョン方面に行くと
ケポ洞-イルウォン洞‐デチ洞に出る。

そこからサムソン洞に行くといい。

そこからジャムシルを過ぎて
チョンダム、アクチョンに出て
橋を一つ越えると南山に出る。

そこがクライマックスだ。

死ぬほどペダルを踏んで登ると
辛かった分喜びがある。

そうした後に飲む飲料水一本と
頭の中を気持ちよくしてくれる涼しい風に
乗って下りる感覚が忘れられない。

「日常」

お酒はそんなに強くない。
焼酎3，4杯、ビールは2本くらい。

コーヒーは飲まない。

お酒は雰囲気で飲めるけど
まだコーヒーの苦い味には慣れない。

友達と会うと本当に平凡に遊ぶ。

食事をして映画を観たりカラオケに行ったり

今はずっと寝ていたい。

実はつい最近スケジュールを避けて
逃げ出そうとして
マネージャーにバレたこともあった。

「歌う俳優」

僕が持っているものを惜しむつもりはない。

僕がやれることは全部やってみたい。
そうすれば後悔しないのではないか。

「大事にしておけ、とっておいた方がいい
これが僕の必殺技だ」という欲はない。

だから歌も悩むことなく挑戦した。

もちろん、二つをいっぺんに掴むことは
できないから現時点では
演技を最優先においているけど
僕がやれることはなんでもやってみたい。

最善を尽くしてみれば
未練も後悔もしないだろうから。

いかがでしたでしょうか？
このインタビューは
2012年4月21日に発刊された
ファッション＆ライフスタイルマガジン
「@Star1」の中の記事全文でした。

この雑誌は日本のそれとは異なり
まるでニュースペーパーのような紙質で
1,000ウォンという値段の
26.5×38.5cmの大きく薄っぺらい雑誌。