前にも書いたこと。

タイ人には怒ってはいけない。




半年タイ人と一緒に仕事をしてみて分かったことは、あくまでも「みんなの前で怒るな」という事。

しかし「少しの注意」くらいなら、タイ人も日本人もみんなの前で御構い無しにしてる。


中には、みんなの前でガッツリ怒られてるのに
右から左に聞き流すツワモノもいるので、一概には言えず、人によるんだな…と感じた。


先日、隣のオフィスの西洋人はタイ人スタッフに英語で「さっき提出された数字だけど、◯◯だからね、分かる?? これをこうしてあーして…申し訳ないんだけど、誰でも分かる事だから出来ると思うんだよね?大丈夫だよね?×5」…と。


でた。イギリス英語の回りくどい言い方。


私だったら、こんなネチネチ馬鹿にされた言い方されるくらいなら、スパっと怒られた方がマシ…




どちらかと言うと大卒で社会人経験が長い子ほど、プライドが高くて扱い辛い。
まさにそれは私の通訳ちゃんのことなのだが。


いい子なのだが、とてもいい子なのだが
仕事において言われたことしか出来ない。
むしろ頼んでない事はする。
しかし勉強はできるのでプライドが高い。



通訳イコール私の言葉を伝える仕事をしてるので、例えば何かを教える仕事の場合、私の言葉を借りて自分が教えてる気になってしまう。

その内、同じことを何度か言っているうちに、何を勘違いしてるのか、私が言葉を言い終わる前に訳し始める。


もはやそれ自分の考えですやん


もっと酷くなると、質問された事を訳さず自分の考えで答える。


こうなると、それをやめさせるのは至難の業である。
自分が悪いことをしたと思っていないので、1から説明しないと理解してもらえないのだ。
そもそもの考え方が違うので、「普通は〜」は通用しない。


そして、注意をすると「むくれる」。
注意をした瞬間は直るが、1日終わる頃には元に戻っている。

同時にテンションが下がってきて、10のボリュームで説明したことを、2くらいのボリュームで訳す。


もうほとんど訳されてないよね、ソレ



そんな通訳ちゃん、むくれた後でも休憩中には笑顔で聞いてくる。

「コーヒー買いに行きますが、すぎょんさんの分も買ってきましょうか?♡」


いい子なのだよ…笑い泣き




やはりタイでの生活において私自身もマイペンライ精神は必要なんだなと、彼女から学んだ。

ストレスでハゲてしまうからな