子どもたちと夕飯を食べていると

 

「お母さんのご飯は0.000001番美味しいよ」

 

と満面の笑みで言われました。 

 

「1番美味しい」

 

が続くことばだろうと無意識に期待していた私はびっくり。

 

小数点以下って、どういうことー?

 

 

「そのいい方だとうれしくないんだけどガーン1番じゃないんだ……」

 

ガクッとしていると

 

「違うよ! すごくおいしいがゼロの方なんだよ」

と息子。

 

0(ゼロ)ってマイナスの方向かと思って聴いていた私はまたもやびっくり。

1番とか100%とか

数が上がる方が、いい気がしますよね。

 

数学の概念でもゼロが増えていくほど

大きな数字になるわけですから。

 

ところが息子は0が一番いい

というのです。

だからゼロに近いのは最高の褒め言葉だと。

 

それを聞いて、

なるほどー!と思いました。

 

ヨガはいつでも真ん中に戻る

中庸を教えてくれます。

私がヨガをずっとしているのも、真ん中つまりゼロに戻ることを身につけたいと思っているから。

 

そうだ!

そうしたら、ゼロとはすごい境地。

最高の場所。

 

それを無意識に知っているとは

やはり子どもというのは神さまです。

 

外へ外へ

大きく大きく

求めて生きがちですが、

大切なことはぐっと内に近づいていくほどに見つかり

高まるものなのですね。

 

セロだよ!

という評価は最上級。

 

大切なことを探しにいく方向はゼロの方向なのかもしれない

改めてそう感じた夜でした。