【読書日記】東アジアの今後と日本の進むべき道は?-「中国に立ち向かう日本、つき従う韓国」
おはようございます。
本日の1冊はコチラ↓
「中国に立ち向かう日本、つき従う韓国」 鈴置高史 日経BP社
何かと話題の尽きない、
中国、韓国との外交関係。
特に韓国との付き合い方が、
大きくクローズアップされています。
本書は日経ビジネスオンラインにて、
連載された内容がもとになっています。
ニュースだけでは掴めない情報が、
盛りだくさんの内容です。
なぜ、立て続けに中国や韓国が、
日本に牙をむいているのか。
その要因は日本にもあります。
俗に言われているような、
歴史問題以前として、
日本の衰退が大きな要因です。
少し前までは、
日本はアジアで圧倒的な存在の
経済大国でした。
今でも世界3位の経済大国で、
それなりの規模はありますが、
周辺国が迫ってきています。
特に中国と韓国は、
経済規模も競争力でも、
日本に大きく迫ってきて、
部分では抜かれています。
そういった自信もあり、
日本は叩かれています。
もちろん、政治や外交の問題も
あるのですが・・・
そこに加えて、
アメリカの衰退も重なり、
中国の存在感が増します。
冷戦による二極時代から、
アメリカ一極時代へ。
そして多極化に向かうと思いきや、
米中の覇権争いへ。
中国と韓国の接近は、
そうした背景もあるのです。
問題は、韓国はアメリカの同盟国で
あるにも関わらず、中国にも頼る、
という二枚舌外交をしていること。
この点において、
韓国の歴史とともに説明を
本書ではされています。
韓国がなぜ中国に従うのか?
は本書に譲るとして、
中国は韓国のことをよく知って
いることは確かです。
昨年、さまざまな問題があった後、
日本は韓国とのスワップ協定延長を
見送ることとなりました。
それを中国が引き受けたことは、
まだ記憶に新しいところ。
つまり、韓国は経済面でも、
中国に手綱を渡してしまった、
というのが著者の見方です。
もともと輸出などの面で、
対中依存度が高い韓国は、
政治だけでなく経済面でも
中国に従うしかなくなる。
これを「北朝鮮化」だと、
本書は表現しています。
日本は外交的に孤立した結果、
太平洋戦争を戦い負けました。
中国や韓国は、
再び日本を孤立させるために、
外交戦略を練っています。
しかし、最近の北朝鮮事情や、
アメリカ、ロシアの思惑によって、
それは実現していません。
逆に、日本は今後、
外交的にどう振る舞うべきか?
ニュースなどを見ているだけでは
わからない情報が満載です。
ぜひチェックしてみてくださいね!

中国に立ち向かう日本、つき従う韓国
本日の1冊はコチラ↓
「中国に立ち向かう日本、つき従う韓国」 鈴置高史 日経BP社
何かと話題の尽きない、
中国、韓国との外交関係。
特に韓国との付き合い方が、
大きくクローズアップされています。
本書は日経ビジネスオンラインにて、
連載された内容がもとになっています。
ニュースだけでは掴めない情報が、
盛りだくさんの内容です。
なぜ、立て続けに中国や韓国が、
日本に牙をむいているのか。
その要因は日本にもあります。
俗に言われているような、
歴史問題以前として、
日本の衰退が大きな要因です。
『1つ目の点(注:中国や韓国の日本の見方)について大事なのは、軍事的にも政治的にも経済的にも日本の価値が下がっている、ということです。かつてとは異なり、もはや日本はアジア唯一の経済的巨人ではなく、韓国や中国から見える存在は小さくなるばかりです。だからこそ、先ほどから申し上げているように、日本は今、もっとも叩きやすい状況になっています。』(P79)
少し前までは、
日本はアジアで圧倒的な存在の
経済大国でした。
今でも世界3位の経済大国で、
それなりの規模はありますが、
周辺国が迫ってきています。
特に中国と韓国は、
経済規模も競争力でも、
日本に大きく迫ってきて、
部分では抜かれています。
そういった自信もあり、
日本は叩かれています。
もちろん、政治や外交の問題も
あるのですが・・・
そこに加えて、
アメリカの衰退も重なり、
中国の存在感が増します。
冷戦による二極時代から、
アメリカ一極時代へ。
そして多極化に向かうと思いきや、
米中の覇権争いへ。
中国と韓国の接近は、
そうした背景もあるのです。
『台頭する中国に備え、米国は日韓を従え"陣構え"を急ぐ。その一方で、中国だって脅したりすかしたりしながら南北朝鮮を従えた"陣構え"を作っているのだ。それも結構、着実に。』(P42)
問題は、韓国はアメリカの同盟国で
あるにも関わらず、中国にも頼る、
という二枚舌外交をしていること。
この点において、
韓国の歴史とともに説明を
本書ではされています。
韓国がなぜ中国に従うのか?
は本書に譲るとして、
中国は韓国のことをよく知って
いることは確かです。
『興味深いのは、中国が日本に対しては「韓国と軍事協定を結ぶな」と言わないことだ。結果的に日本人を怒らせ、「中国がやめろというなら絶対にやる」との合意が生まれると読んだためと思われる。裏返せば、韓国人は脅せば効果があると考えているのだ。』(P36)
昨年、さまざまな問題があった後、
日本は韓国とのスワップ協定延長を
見送ることとなりました。
それを中国が引き受けたことは、
まだ記憶に新しいところ。
つまり、韓国は経済面でも、
中国に手綱を渡してしまった、
というのが著者の見方です。
もともと輸出などの面で、
対中依存度が高い韓国は、
政治だけでなく経済面でも
中国に従うしかなくなる。
これを「北朝鮮化」だと、
本書は表現しています。
『韓国は北朝鮮化したのです。北朝鮮は米国や日本を敵に回して孤立したため、生き残るには中国の影響下に入るしかありませんでした。金融の世界で韓国も北朝鮮と同様に孤立し、中国サイドに向かったとの見方も成り立つ。ただ、韓国が米国や日本とよりを戻す可能性が全くなくなったわけではありません。』(P151)
日本は外交的に孤立した結果、
太平洋戦争を戦い負けました。
中国や韓国は、
再び日本を孤立させるために、
外交戦略を練っています。
しかし、最近の北朝鮮事情や、
アメリカ、ロシアの思惑によって、
それは実現していません。
逆に、日本は今後、
外交的にどう振る舞うべきか?
ニュースなどを見ているだけでは
わからない情報が満載です。
ぜひチェックしてみてくださいね!
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