鉄の焼け色 | 鉄家具日記

鉄家具日記

鉄家具を作る杉山製作所のスタッフ日記。私たちの日常の風景や商品のご紹介をお届けします。

先日コーヒーテーブルの特注のご依頼を

受けた際本体がミガキ材(銀色)で

塗装色を黒クリアとご希望されました。


その際、溶接した周りに着く焼け色が

黒クリア(クリアに少しだけ黒が混ざっている

だけなので素地の色が透けて見える)

では悪目立ちしてしまわないかと

不安をお聞きしました。



実際の製品。
溶接箇所にはグラデーション状に
焼け色がついています。
結論から言うと、この焼け色は
削れば落ちます。


右側が削ったあと。
削った箇所が目立たないように
馴染ませれば塗装してしまうと
わからなくなります。

ですが、温度が高くなるほど酸素との
結合能が高くなり酸化皮膜の厚さが増す
ので落としにくくはなりますので
注意は必要です。

ナガイ