以前、フランスのドキュメンタリー映画「未来の食卓」を観て、
感銘を受けたことをこのブログで書いたことがありました。


私が食を変えて、以前よりも健康になったように、
子供達の給食をオーガニックに変えて、

子供達だけでなく、大人も町も変わっていくお話でした。


先日、知人から、九州にある高取保育園では、40年も前から子供の食事に
天然の素材を使い、伝統食を食べる保育をしていると聞き、
この本をいただきました。


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昨日初めて、この高取保育園に訪れることが出来ました。


本当に元気な子供たち。みんないつも素足で、リズム体操を見せてくれました。
まだオムツの取れない子供達は、みんな布オムツ。
先生達が洗います。そして、みんなお母さんの母乳で育っています。


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子供達のご飯はすべて誰が作ったかわかるもの。

この日の年長さんのご飯は玄米あずきご飯です。


調味料にも一切添加物や白砂糖は使いません。
手間隙かけた、本物の日本のご飯を毎日食べています。
ミルクがアレルギーの赤ちゃんには、玄米クリーム。

離乳食にも玄米をやわらかく炊いたものを頂きます。

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洗い物も自分達で。穂高養生園みたいです!



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大人用に用意してくださった、給食を頂きました。
本当においしくて感動です。




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給食を食べながら、高取保育園の園長先生である西福江先生にお話を聞きました。


私自身も子供の頃からアレルギーやアトピーがありました。
先生は、ちょうど私が子役として活躍していた40年前頃から、この保育園を始められたそうです。


その頃、以前はあまり見かけなかったアレルギーを持った子供達が増え始め、
アレルギー疾患の子供達を受け入れアレルギーのない食事で子供預かる保育園を始められたそうです。


西先生が教えてくれたことは、
子供には、本物を食べさせなくてはならない。子供のときから本物の食を食べれば、
簡単に食べられる、便利なスナック菓子や、

体に悪い食べ物を食べたときに、子供は自然と違和感を感じるでしょう?

命にいいものは何でしょうか?

アレルギーの子供は増えています。部屋でじっとしている子供
も増えています。


生命力がおちない、免疫をつけるためには、手間隙かけて本当の日本の気候風土の合った
私達がずっと食べてきた当たり前の食べ物をたべましょう。


私達は便利なようで、実は豊かな食生活から離れていますね。
本当のしあわせな生活って、便利な生活じゃないですよ。
お金と便利さで、なにが大切かすりかえないこと。


一番大切なことは、これからの子供達が心身健やかに生きていけること。
そのためには、子供の頃に本物の食に出会わなければならないんですよ。

と、お話してくださいました。


年長の子供達は、先生と一緒に、毎月味噌を自分達で作ります。それを
毎日給食で食べています。
ここで食べているのは、すべて、いのちにいい野菜。手間隙かかっても
それを使ってみんなでご飯を食べます。
今度、子供達に味噌の作り方を教えてもらおうと思います。


子供の頃に、こんな先生で会えていたら、どんなにかすばらしかった事でしょう。

すでに大人になってしまった私も
食べ物を変えただけで、
前より生きるのが楽になりました。


おいしいものが大好きで、でも不摂生がたたって、
成人病寸前になって、

本当に体にいい食べ物を探すようになり、

本当においしい野菜にも出会いました。

ただ、自分が心からおいしいと思ったものを食べたいと
思っただけでしたが、
究極に「おいしい」ものって、
本物のからだにいい野菜と、ここの保育園の手間隙かけた
天然の給食でした。

食べ物を通じて、すばらしい人にお会いして感動しました

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私もこちらの給食を頂きました。

味噌は子供達が仕込んだもの。天然のだしで本当に甘くておいしい!
玄米は、子供達は100回噛んで食べます。
この給食は、子供達はまったく残さないで食べるそうです。
本当においしい食事でした!

すばらしい先生にあえて、本当感動しました。

園長先生、ありがとうございました。