俗に”みずいぼ”といわれる伝染性軟属腫は皮膚のウイルス感染症です。小学校低学年くらいまでのお子さんに多く見られます。

現在わが国では保険適用のある塗り薬はなく、治療は摘除、つまり”つまみとり”が主に行われています。

麻酔のシールをはっておくことで、痛みなくとることができますが、お子さんにとっては”怖い”ということはあるでしょう。

 

塗り薬でなおすことができればよいというのは皆さんの願いだと思います。

以前から”みずいぼ”を塗り薬で治す試みはなされていて、茅ケ崎の皮膚科医である新関先生が考案された”硝酸銀ペースト”などが代表的なものです。しかし、残念ながら保険適用にはなっていません。

 

世界的には、近年米国食品医薬品局(FDA)が認可した外用薬が2種類あります。

ひとつはカンタリジンです。

これは、アオカミキリモドキやツチハンミョウなどが持っている毒で、皮膚につくと水疱を形成します。

この毒をみずいぼに塗って治そうというわけです。

米国ではすでに使われており、今後日本でも認可される可能性があります。

 

もうひとつは一酸化窒素(NO)放出ゲル剤です。

新しいユニークな作用機序の薬剤で、これから米国で製品化が予定されています。

わが国でも導入が期待されます。

この新しい外用薬の臨床治験が始まります。

”つまみとる”のは怖いし、かといって自然に消えるまでほっておくのも心配、という方は考えてもよいかもしれません。

興味がおありの方は、すぎのこ皮ふ科クリニックにお問い合わせください。。