国民民主党は「日米地位協定の議論に本気で取り組む」と発表しました。 

年内にも党としての考えを取りまとめ、与野党での協議を呼び掛けていく考えです。

 

玉木代表は、民進党の代表選挙に出馬した際にも、日米地位協定の見直しを公約に掲げていました。

 

私も総支部長に就任した当初より同じ志を持ち、このブログなどで発信してきました。

 

今回の党としての決定を心より嬉しく思います。

 

わが国の主権の問題として、「日米地位協定の改訂に本気で取り組む」と明言しているかどうかが、

国民民主党と安倍政権との最大の違いのひとつになります。

 

安倍政権は、平成28年の政府答弁で、『日米地位協定を改定するか否かの政府見解に関する質問(井坂信彦議員 提出)』に対し、以下のように述べています。

 

『日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定(昭和三十五年条約第七号)は、

合意議事録等を含んだ大きな法的な枠組みであり、

政府としては、同協定について、これまで、手当てすべき事項の性格に応じて、効果的かつ機敏に対応できる最も適切な取組を通じ、

一つ一つの具体的な問題に対応してきているところであり、

引き続き、そのような取組を積み上げることにより、同協定のあるべき姿を不断に追求していく考えである。

菅内閣官房長官の記者会見における発言は、このような政府の立場を示したものである。』

 

素直に文面を読めば、日米地位協定の抜本的な改訂ではなく、対処療法でやっていくということでしょう。

これでは、わが国の主権を守ることはできません。

 

わが党の方針について、以下、

国民民主党のホームページから引用いたします。(太字強調は筆者)

 

※※※

国民民主党は11日、外交・安全保障調査会総会を国会内で開き、

沖縄県基地対策課から「日米地位協定の見直しに関する要請」および「地位協定比較」について、

国交省と外務省から羽田空港新飛行ルートの内容および日米協議の状況についてヒアリングと意見交換を行った。

 

冒頭、玉木雄一郎代表が

「沖縄県知事選挙で玉城デニー候補が見事当選された。与党の推す候補も公約に掲げて戦っていた日米地位協定の見直しは、この選挙を機に不可欠になってきたと思う。長年問題とされながら具体的な進捗がなかった日米地位協定の見直しについて、基地負担の軽減の具体化という観点から国民民主党として案を早急に取りまとめていきたい。先般発足した党内の沖縄協議会と連携していきたい」とあいさつした。

 

また、沖縄県担当者へ参加のお礼と「沖縄県のホームページにイタリアやドイツなどの他国の地位協定との比較について様々な情報が掲載されている。

そして、全国知事会でも地位協定の見直しをすると初めて正式に発表された。

沖縄の現地の声を反映しながら、国政政党としてしっかりと我々の考えをまとめていきたい」と述べた。

 

渡辺周調査会長は

「一昨日玉木代表も翁長知事のお別れの県民葬に参加された。翁長知事のお名前で平成29(2017)年9月に日米地位協定の見直しに関する要請が沖縄県から政府に出されている。

1年前に沖縄県で米軍のヘリが不時着炎上した。こういう問題があっても日本の捜査権は蚊帳の外に置かれる。

沖縄のみならず、後半のテーマとなる米軍の管轄下に置かれている横田空域という問題などの日本の主権の問題について党を挙げて取り組んでいきたい。

これまで黙っていたこと、あきらめていたことをジャパンファーストで見直し、党で案を決定後、各党に働きかけ、日本政府の地位協定改定の議論をリードしていきたい」と決意を示した。

 

※※※

国民民主党は、玉木代表の下、日米地位協定の改訂に全力で取り組んで参ります。

 

 

 

杉村プロフィール

すぎむら慎治

 

★町工場を経営する職人の父の背中を見て育つ
★明治大学 政治経済学部 政治学科 卒業

★日本テレビの情報バラエティを制作
「国民クイズ 常識の時間」(司会:古舘伊知郎・爆笑問題)等を担当
★日本初のネットTV局「USEN-GyaO」の企画立案と番組制作をプロデュース
★政治の道を志し、石井一議員の事務所を叩く
クツ磨きとカバン持ちの書生生活を経て、私設秘書として仕える

★私設秘書、公設第二秘書、公設第一秘書として、多方面にわたり政治の事務方を担当する