本日、「テロ等準備罪」が国会で可決、成立しました。
事実上の共謀罪が誕生した可能性があります。

先に申し上げると、私はテロ対策のための法律は必要だと考えていますし、
民進党も、「テロ対策だけの法律」として「航空保安法案」を軸とした対案を作成し、国会に提出してきました。

テロ等準備罪の最大の問題点は、この法律が「運用次第」で天下の悪法・共謀罪となりうることです。

しかし「運用次第」ということは、裏を返せば、国民がしっかりと行政を注視することで、共謀罪としての運用を制限していくことが出来るということです。

ここに民主主義の希望があります。

私は、日本の世論は成熟していると思います。

政府が法律を恣意的に運用し、「共謀罪」が国民生活を脅かすような事態になれば、
世論はしっかりと反応し、そのような政権は民主主義によって倒れると信じています。

私も野党の政治家として、法律の運用にしっかりと目を光らせ、国民の判断材料を集め、情報公開に努めて参りたいと思います。

 


さて、テロ等準備罪の公布は6月21日、施行はなんと、来月の7月11日になる見込みだといいます。

このように大きな法体系の変更としては、極めて異例の、極めて急な施行です。
(例えば特定秘密保護法は、法律成立から施行まで約1年を要しました)


現在の政府は、公文書を次代に残すために制定された「公文書管理法」を都合の悪い文書を廃棄する根拠としている節もあり、

「テロ等準備罪」の運用にも不安を禁じ得ませんが、
一方で、テロの脅威は、隣国フィリピンのミンダナオ島にまで迫ってきています。

 

日本人学生がイスラム国に参加しようとした事件も、実際に発生しました。

この法律がテロ対策のみに運用されることを願いつつ、

テロ対策以外には決して使われることのないよう、
国民とともに、行政を正す力でありたいと思います。

 

 

 

杉村プロフィール
杉村しんじ

民進党埼玉県第9区総支部長。
町工場を営む職人の家庭に生まれる。
明治大学政治経済学部を卒業。
テレビマンとして日本テレビの情報バラエティ番組を制作。
日本初のネットTV局「USEN-GyaO」の企画立案、番組製作にプロデューサーとして参加。
その後、国会議員秘書として政治の基礎を学ぶ。

政治信条は「日本に!飯の種をばらまく!!」

 

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