2025年4月1日、GOOYAグループに新卒35名・中途26名、併せて61名の新たな仲間を迎え入れることができました。
新卒研修は私も行い、会社が目指す方向性や、社会人としてのスタートをどう切ってほしいかについて話をしました。
私からは「20代前半は本気で仕事に向き合い、早い段階で成果を出せる人になってほしい」ということを伝えました。
若いうちに仕事で成果を出せるようになると、自分自身に“余裕”が生まれます。この余裕の有無は、年齢を重ねるごとに大きな差になっていきます。余裕があれば、人に優しくなれるし、前向きな考え方や行動を自然に選べるようになる。そして、成果を出している人やポジティブな環境の中にも自然と入っていけるようになる。だからこそ、社会人としての最初の数年間をどう過ごすかが、その後のキャリアや人生を大きく左右すると私は考えています。
GOOYAグループでは、若手メンバーが本気で自己成長できる環境を整えるため、新卒採用における方針を大きく見直しました。2026年卒の募集からは、あえて「残業あり」のスタンスに切り替え、みなし残業時間も従来より大幅に増やした形での採用を始めています。これは、単なる“働かせ方”の話ではなく、あくまで若いうちに多くの経験を積み、成果に繋げていくための「成長環境」の提供です。
10数年前、GOOYAが上場準備を進めていた頃は、業務のシステム化を進め、「ホワイト企業」としての体制を構築、推進していきました。その後、コロナ禍や働き方の多様化により、「ホワイト=残業なし・効率重視・プライベート充実」といった価値観が世間では一般的になりました。実際に一定のスキルがある人であれば、そのような働き方でも成果を出すことができます。ただし、経験が浅い新卒や若手メンバーにとっては、成長のスピードが落ちてしまうという現実がありました。
以前であれば1年で到達していたようなレベルに達するまで、今では2年かかるケースも増えています。今の時代に大切なことは、「人よりも早く成長し、早く稼げるようになること」だと私は感じています。早く成果を出すことで、自分の中に余裕が生まれます。そしてその余裕が、自分のやりたい仕事やポジションを選べる力につながっていきます。将来のライフワークバランスや理想の暮らしも、こうした余裕の中で整えていくものだと思っています。企業の役割は、そのための環境を整備することにあると、私は考えています。GOOYAグループの掲げるパーパスも、まさにこの考え方に基づいています。
社会に出ると、学歴ではなく「成果の差」で評価されるようになります。私自身、高卒で社会に出ましたが、常に成果を意識して働いてきた結果、今では誰からも学歴について言われることはなくなり、成果を出している方々や尊敬できる方々と自然に関わることができるようになりました。現在は東京大学の生産技術研究所に入学し、企業のBCP対策や防災領域の事業化に関する研究にも取り組んでいます。こうした環境で学び、趣味にも時間を使えるようになったのは、すべて「早く成果を出すこと」を積み重ねてきた結果だと実感しています。
今年の25卒の仲間を迎えるにあたり、昨年入社した24卒の仲間にも「やり切るまで帰らない」という環境のもとで、失敗から学びながら成果に繋げる仕組みづくりを進めてきました。実際、24卒の営業職全員が1年で成果を出し、全員昇給という結果を出してくれました。今回迎えた25卒に対しても、成長できる環境はすでに整っています。
今後のGOOYAグループは、若い世代が早く成果を出し、しっかりと稼げるようになるための環境づくりに全力で取り組んでいきます。AIが当たり前になっていくこれからの時代でも、失敗を経験として自分で考え、成果に繋げ、さらに成長していける力を身につけてもらいます。そしてグループとともに皆で成長していきたいと考えています。