東京都昭島市の劣悪ペットショップ“パピオン”について | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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40年以上前から
劣悪な環境で動物を展示販売していたペットショップ
“パピオン”について、

以前より、当財団やこのブログにも、
改善を訴える声が届いていました。





ペットショップ“パピオン”
(社)RJAV被災動物ネットワークより


“パピオン”は、
健康状態の悪い犬、猫、鳥、熱帯魚、をはじめとした
様々な動物たちを展示していました。


その劣悪さは、見るに耐えがたいほど、

平常心でいられないほどです。

明らかに動物たちを苦しめる環境であり

ご近所の方や通行人をも大変不快な思いにし、
悪臭漂う“パピオン”の近隣住民の方々は、
長年大変な迷惑を被っていました。


動物虐待やネグレクトはもちろんのこと、

様々な違法行為があったことも、
元従業員の証言によって明らかになっています。


そんな“パピオン”の虐待行為を
「しっぽのブログ」で発信してきた方や
迷惑行為をなんとかしてほしいという地元の方々の要望により


「しっぽのブログ」で発信しつづけてきたブログ主さんと

地元の動物保護団体
(社)RJAV被災動物ネットワークさんが数名の都議と連携し

昨年5月より、
“パピオン”の登録取消を目指して動いておられました。

その甲斐あって5月20日までの1ヶ月間、
東京都が都内初となるペットショップへの業務停止の行政処分を行いました。


そして、昨日5月20日に業務停止期間の終了を迎えました。

改善に至っていない場合は、
更に重い処分が下ることは当然です。

“パピオン”の状況について詳しいことは
以下のサイトからご覧ください。

(社)RJAV被災動物ネットワーク
http://blog.goo.ne.jp/rjav/e/bac14144d049ebe968ec8b096a2f6b6f

しっぽのブログ
http://ameblo.jp/poptail9/entry-11857375833.html



パピオンは誰の目から見ても、
明らかに劣悪な環境に動物を置いている悪質きわまりないペットショップです。

そんなペットショップが、
長年に渡り改善しないまま営業を続けることができたことは、

東京都が、ある意味動物虐待を容認してきたと思われても仕方ありません。

ただし、今回のパピオンへの営業停止は、
東京都が責務を果たそうとしている意思表示であり、
それは評価すべきことだと思っています。


しかし、この問題を注視してきた方々が、
東京都がその責務を全うしたと認めることができるのは、

パピオンが、
二度と同じ過ちを繰り返すことのない状況にすることだと思います。

そのためには、最低でも登録取消でなければならないし

それが妥当であり、
それ以下は認めるべきではない、
というのが私の考えです。

もし、パピオンに登録取消命令が下りない場合は、

あれほどに酷い虐待やネグレクトや違法行為を行っても、

登録取消にはならないという
最悪な前例を作ってしまうことになり、

多くのペット業者に管理や監視の甘さを
知らせることになってしまうと危惧します。

また、動物愛護管理法が
機能していないに等しいことを証明することになるでしょう。

そして、適切な指導を行っているという行政ですが、

結局、登録制では業者を管理することはできないということになります。


当財団、公益財団法人Evaとしても、先日、都庁に伺った際、

この“パピオン”の件について担当部局の方へ、
意見と要望を少しお伝えしましたが


地元の保護団体(社)RJAV被災動物ネットワークさんにお話しを伺いながら

後方支援をさせていただきたいと思っています。

(社)RJAV被災動物ネットワークさんが、
5月20日より、ネット上での署名活動をスタートされました!




詳しくは、
(社)RJAV被災動物ネットワークさんのブログよりご覧ください。





皆さんには、この問題を知っていただき、

署名活動にご協力頂けますよう、よろしくお願いいたします。




そして本日、
Evaからも改めて東京都へ要望書を提出致しました。


要望書の内容は以下です。





2015年5月21日







ペットショップ「パピオン」に対する要望書



先日はにお忙しい中、貴重な時間をいただき、ありがとうございます。

(公財)動物環境福祉協会Evaは、動物福祉の向上のため、民間の立場から、都にご協力できることを、全力で担っていきたいと強く願っております。今後ともどうぞよろしくお願い申しあげます。


さて、昭島市のペットショップ「パピオン」につきましては、5月20日で営業停止処分期間が終了いたしましたが、その後パピオンで、再び、動物たちの不適正な飼育や虐待が行われることのないよう、パピオンに対する、「動物取扱業登録取消処分」を強く要望いたします。

40年以上、劣悪な環境の中で、動物たちを飼養、営業、販売してきた、パピオンについては、東京都には、都民からの通報や苦情が多数よせられてきたことと思います。当財団にも、犬猫が炎天下外につながれたままでいる、狭いケージの中に何頭もつめこまれている、不潔で悪臭がする、動物たちへの虐待ではないのか、このような店が営業することが日本では許されるのかという驚き、憤りの声、が非常に多く寄せられてきました。

それらは、ほとんどは、いわゆる動物愛護活動に関わる人ではなく、一般のごく普通の人たちからのものです。パピオンについては、ブログやメディアで実態が伝えられていますので、それを知った方々が、動物たちは虐待されている、パピオンが店として営業できることが信じがたいと思うのは、ごく普通の市民の方の感覚であると言えます。



都が、繰り返し口頭の改善指導、立ち入り調査を行ったが、改善されず、都で初めての営業停止処分となったパピオンに対し、5月20日の営業停止処分期間終了後、都がどのような対応をするのかは、多くの人が注視しています。

そのような中で、万一、パピオンが営業再開され、また、劣悪な環境の中に動物たちが置かれることになれば、パピオンのような劣悪なショップでも登録が取り消されず、営業が再開できるという、非常に悪しき前例を東京都が作ってしまうことになります。

私たちは、最低でもパピオンの「動物取扱業登録取消処分」をおこなうことを要望いたします。



そのために、

すみやかにパピオン店主への聴聞を行うこと、そこで、「動物の愛護及び管理に関する法律」下、都が何回もの立ち入り調査で積み上げてきた記録を元として、下記項目を検証することを求めます。

1、不適正な飼育 (ケージの大きさ、餌やりの状況、衛生環境)

2、パピオンの台帳の確認 (犬猫の頭数、記録がなされているか)

3、虐待の検証 (死体があるなど都が立ち入りした際の記録)

4、譲渡されたとする1頭、1頭の譲渡先、健康状態の確認(犬猫がいなくなっていることが、譲渡であるのかの確認)

5、適正な飼育をするために必要な、人員を満たしているか(店主の健康状態)

6、ワクチンの接種状況(違法なワクチン接種)

7、店主に動物の適切な飼育と管理に関する知識があるのか。

8、店主の反省がなされているのか。

9、店に残された動物たちの適正な譲渡





適正な譲渡先について

当財団では、民間で連携して、犬、猫、鳥
すべて適正な譲渡先に受け渡しできるよう体制を整えております。

そして、店主に対し都が、
すべての犬猫鳥の所有権放棄を都がうながすことを強く願います。



以上、要望いたします。







わんわん公益財団法人 動物環境・福祉協会 Evaにゃー