障がい児育児で感じた想いを綴った

発達ゆっくりさんの詩(うた)

 

ゆっくり先生(自閉症6歳次男)が

卒園するまでに完成させることを目標に

50音順にチャレンジ中飛び出すハート

        

 

        

  


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【発達ゆっくりさんの詩『す』】

 

〜スプーン投げ ギネス記録に 挑戦中!?〜

 

 




 

 

ゆっくり先生(自閉症6歳次男)が

まだ2、3歳だった頃。

週2回の親子療育に通っていました。

 

 

 

「おべんと〜おべんと〜うれしいな〜♪」

と、みんなでいただきますの歌を歌って、

「いただきます」をするのですが、

 

 

 

その間、ゆっくり先生は、

少し怒っているような真剣な顔をして、

スプーンを握りしめてジッと歌を聴いています。

 

 

 

そして、みんなが「いただきます」といった瞬間!

 

 

 

スプーンをぶん投げるのですネガティブ無気力真顔

 

 

 

もうこれは一種の儀式のように、

必ず毎回行われました。

 

 

 

投げないように、私が隠そうものなら、

癇癪が起こり、しばらく手がつけられない…

 

 

 

みんなが楽しみにしているお弁当の時間。

 

 

 

ゆっくり先生も決して、

お弁当や食事が嫌いなわけじゃない。

 

 

 

なのに、なんで。。。

 

 

 

食事のときくらい、気持ちよく過ごそうよ…。

と、何度思ったかわかりません。

 

 

 

もう少し大きくなって運動会の練習が始まったとき、

「ヨーイドン」と言われると、

必ず癇癪を起こしていました。

 

 

 

走るのは大好きだけど、

走らされるのは大嫌い。

 

 

 

みんなで一斉にコレをやれと言われるのが、

心底嫌なんだと、

後になって分かったのですが、

 

 

 

スプーンをぶん投げていた頃は、

何がなんだか分からず、

いつもその時間は心が削られてしまうような

感覚で過ごしていました。

 

 

 

でもね、

今、ゆっくり先生は「いただきます」と

言うようになり、

スプーンは投げなくなりました。

 

 

 

どうしたらいいのか策が全くなかったあの頃。

 

 

 

永遠にこれが続くような感覚でいました。

 

 

 

でもね、投げなくなったんです^ ^

 

 

 

それでふと気付いたのです。

1年前と同じことで悩んでることって、

あんまりないんじゃないかって。

 

 

 

大人だってそうだと思うのですが、

悩みに悩んだことでも、

何年も持ち続けることって

なかなかないんじゃないかと。

 

 

 

ちゃんと成長するんだよね。

子どももママも^ ^

 

 

 

悩みや不安は尽きないかもしれない。

 

 

 

でも、悩みや不安も案外更新される。

 

 

 

明るい未来が今は想像つかなかったとしても、

ずっとずっと今のままが続くんだって、

未来を決めつけなくてもいいんだよね。

 

 

 

 

 

#発達ゆっくりさんの詩


 


 

今では、この絵本も大好きです飛び出すハート

よく歌っていますにやりラブラブ