人生で一番痩せてたな
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わたしたちの結婚が決まったとき、母さんは一番最初に、
『花嫁の手紙は読まんでね』
と言いましたね。
その後も『手紙はなしよ。』と何度も釘をさし、
『かおの笑っとるとこだけみたいんよ』
そう言ってくれましたね。
なのに、ごめんね母さん。
最後のわがままです。この手紙を読ませてください。
本当は、入籍する前に、引っ越しをする前に、今日の日をむかえる前に、伝えなければいけませんでした。
こういう場を借りてでしか伝えられないわたしをどうか許してください。
母さんの望み通り笑顔で読みたいと思います!
例え涙が出たとしても、それは幸せな涙だから、幸せすぎて溢れた涙だから、どうか悲しまないで。
幸せな気分で聞いてもらいたいです。
父さん、
わたしは、顔も性格も兄弟一、父さんに似ましたね。
人とのご縁と、お祭りと、鞆の浦が大好きになりました。
子供の頃の話をすると、父さんは仕事ばかりであんまり子供にかまってやれなかったっていうけど、わたしはそうは思いません。
たまに、父さんが仕事から帰って車から荷物をおろしたあと、
パジャマ姿のわたしたちを車にのせて、ほんの数分だけど、遠回りしてドライブしてくれたよね。
あの時間が本当に大好きでした。
一番印象に残っているのは、高専一年生のとき、わたしが初めて失恋したときです。
暗い表情のわたしを見て、
『これで好きな服でも買え』
そういって一万円札を差し出してきましたね。その不器用な優しさを今でも鮮明に覚えています。
たくさんの愛情をありがとう。
今日の日を迎えるにあたって、本当にたくさんの人が手を貸してくれました。
それは、父さんが人とのつながりを大切にするということ、
人生を楽しむ方法をわたしに教えてくれたからだと思います。
そして、そういうわたしを〇〇さんは好きになってくれたんだと思います。
大切なことを教えてくれてありがとう。
これからも周りの方々、見守ってくれてるご先祖さまへの感謝の気持ちを大切にします。
母さん、
母さんとは本当に色んな話をしましたね。
わたしにとっては、母であり、一番の親友のような存在です。
物心ついた頃から、母さんが誰かお友達と出かけていった記憶がありません。
小学生のとき一度だけ、
『母さんちょっと出かけるけん、今日は帰ったらばあちゃんち行きーね』
と言われたとき、わたし、嫌だ嫌だと泣きわめき続けました。
結局母さんは出かけませんでした。
あのときは本当にごめんなさい。
わたし、母さんとお友達との繋がりを奪ってしまったんじゃないかって、ずっと気になってました。
わたしたち兄弟3人を学校に行かせるのもほんと大変だったでしょ?
これからは父さんとゆっくり過ごしてね。
そして、わたしにとってそうであるように、
母さんにとっても、わたしが一番の親友になるから、
ずっとずっと親友でいるから、
またご飯食べにいったり、いつか旅行に行こうね。
母さんとの話の中で、
『子育ての正解はいつになってもわからない。でも、子供がどんな人を結婚相手に選ぶかで、少しだけ正しかったのかどうか分かる気がする。』
そう言ってたの覚えてる?
わたしは、父さんと母さんと同じくらい、わたしを宝物のように大切にしてくれる優しさに溢れた〇〇さんを選びました。
父さんと母さんの子育ては正しかった?
その正解は、これからわたしが〇〇さんと幸せな家庭を築いて笑顔でいれるかどうかだと思います。
2人の子育てが間違いじゃなかったと、私たちが証明し続けます。
だからずっとずっと見守っていてください。
そして、これからはたくさん親孝行したいので、いつまでも元気で仲良くしててね。
それから、兄ちゃん。
わたしが高専3年のとき、デートがてら◇◇さんと呉まで来てくれたこと覚えてますか?
あれから13年くらい経ったけど、兄ちゃんの口から一度も◇◇さんの愚痴を聞いたことがありません。
とっても大事に思っているんだなって、会う度に思います。
わたしもそういう風に〇〇さんに思ってもらえるように、兄ちゃんたちのようにお互いを大切にしたいと思います。
いつまでも優しい兄ちゃんでいてね。これからも頼りにしてます。
△△(弟の名前)。
すっかり大人になってしまいましたね。
弟だからいつまでも子供のような気分になっちゃうけど、
△△たちの結婚式のとき、立派にWelcomeスピーチをするあなたを見て、大人になったんだなぁと実感しました。
今は□□ちゃんと■■を守る大黒柱になったんじゃもんね。
それでも、いつまでも弟です。
何かあったら言ってね。姉ちゃん、いつまでも△△の味方じゃけんね。
真杉家のお父さん、お母さん。
初めてお家に行ったとき、快く迎えていただいて、
お父さんは本当に色んな話をしてくださって、お母さんはわたしがダンスをしてると聞いて、
『いいね。女性はそうでなくちゃ。いつまでも輝いてないと!』
と言ってくださったのが、本当にうれしかったです。
わたしたちの結婚を応援してくださり本当にありがとうございます。
これからは〇〇さんと2人、助け合いながら幸せな家庭を築いていきます。
今日から新しい家族になります。まだまだ未熟な娘ですが、どうぞよろしくお願いします。
世界一のわたしの4人の両親へ、
わたし、一点の曇りもなく、心から本当に本当にしあわせです。
今日はありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
5年後、男の子2人の母になり、やりたいことに突っ走ってるなんて微塵も想像してなかったな…
結婚記念日の今日、
『結婚記念日おめでとう!あの花嫁の手紙から5年だね♡やっぱりあの手紙ちょーだい 笑!!
かおちゃんの結婚式は一生忘れられないよ。2人の人柄が表れた本当にステキなお式だったねー。あの場に立ち会わせてくれてありがとう!』
と、大切な人からメッセージをもらいました。
夫側の参列者の方々にも、わたしという人間がよく分かったと言ってもらえたこの手紙。
ちょっと公開してみちゃいます
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わたしたちの結婚が決まったとき、母さんは一番最初に、
『花嫁の手紙は読まんでね』
と言いましたね。
その後も『手紙はなしよ。』と何度も釘をさし、
『かおの笑っとるとこだけみたいんよ』
そう言ってくれましたね。
なのに、ごめんね母さん。
最後のわがままです。この手紙を読ませてください。
本当は、入籍する前に、引っ越しをする前に、今日の日をむかえる前に、伝えなければいけませんでした。
こういう場を借りてでしか伝えられないわたしをどうか許してください。
母さんの望み通り笑顔で読みたいと思います!
母さん、これは不幸な悲しい手紙ではありません。
例え涙が出たとしても、それは幸せな涙だから、幸せすぎて溢れた涙だから、どうか悲しまないで。
幸せな気分で聞いてもらいたいです。
父さん、
わたしは、顔も性格も兄弟一、父さんに似ましたね。
人とのご縁と、お祭りと、鞆の浦が大好きになりました。
子供の頃の話をすると、父さんは仕事ばかりであんまり子供にかまってやれなかったっていうけど、わたしはそうは思いません。
たまに、父さんが仕事から帰って車から荷物をおろしたあと、
パジャマ姿のわたしたちを車にのせて、ほんの数分だけど、遠回りしてドライブしてくれたよね。
あの時間が本当に大好きでした。
一番印象に残っているのは、高専一年生のとき、わたしが初めて失恋したときです。
暗い表情のわたしを見て、
『これで好きな服でも買え』
そういって一万円札を差し出してきましたね。その不器用な優しさを今でも鮮明に覚えています。
たくさんの愛情をありがとう。
今日の日を迎えるにあたって、本当にたくさんの人が手を貸してくれました。
それは、父さんが人とのつながりを大切にするということ、
人生を楽しむ方法をわたしに教えてくれたからだと思います。
そして、そういうわたしを〇〇さんは好きになってくれたんだと思います。
大切なことを教えてくれてありがとう。
これからも周りの方々、見守ってくれてるご先祖さまへの感謝の気持ちを大切にします。
母さん、
母さんとは本当に色んな話をしましたね。
わたしにとっては、母であり、一番の親友のような存在です。
物心ついた頃から、母さんが誰かお友達と出かけていった記憶がありません。
小学生のとき一度だけ、
『母さんちょっと出かけるけん、今日は帰ったらばあちゃんち行きーね』
と言われたとき、わたし、嫌だ嫌だと泣きわめき続けました。
結局母さんは出かけませんでした。
あのときは本当にごめんなさい。
わたし、母さんとお友達との繋がりを奪ってしまったんじゃないかって、ずっと気になってました。
わたしたち兄弟3人を学校に行かせるのもほんと大変だったでしょ?
これからは父さんとゆっくり過ごしてね。
そして、わたしにとってそうであるように、
母さんにとっても、わたしが一番の親友になるから、
ずっとずっと親友でいるから、
またご飯食べにいったり、いつか旅行に行こうね。
母さんとの話の中で、
『子育ての正解はいつになってもわからない。でも、子供がどんな人を結婚相手に選ぶかで、少しだけ正しかったのかどうか分かる気がする。』
そう言ってたの覚えてる?
わたしは、父さんと母さんと同じくらい、わたしを宝物のように大切にしてくれる優しさに溢れた〇〇さんを選びました。
父さんと母さんの子育ては正しかった?
その正解は、これからわたしが〇〇さんと幸せな家庭を築いて笑顔でいれるかどうかだと思います。
2人の子育てが間違いじゃなかったと、私たちが証明し続けます。
だからずっとずっと見守っていてください。
そして、これからはたくさん親孝行したいので、いつまでも元気で仲良くしててね。
それから、兄ちゃん。
わたしが高専3年のとき、デートがてら◇◇さんと呉まで来てくれたこと覚えてますか?
あれから13年くらい経ったけど、兄ちゃんの口から一度も◇◇さんの愚痴を聞いたことがありません。
とっても大事に思っているんだなって、会う度に思います。
わたしもそういう風に〇〇さんに思ってもらえるように、兄ちゃんたちのようにお互いを大切にしたいと思います。
いつまでも優しい兄ちゃんでいてね。これからも頼りにしてます。
△△(弟の名前)。
すっかり大人になってしまいましたね。
弟だからいつまでも子供のような気分になっちゃうけど、
△△たちの結婚式のとき、立派にWelcomeスピーチをするあなたを見て、大人になったんだなぁと実感しました。
今は□□ちゃんと■■を守る大黒柱になったんじゃもんね。
それでも、いつまでも弟です。
何かあったら言ってね。姉ちゃん、いつまでも△△の味方じゃけんね。
真杉家のお父さん、お母さん。
初めてお家に行ったとき、快く迎えていただいて、
お父さんは本当に色んな話をしてくださって、お母さんはわたしがダンスをしてると聞いて、
『いいね。女性はそうでなくちゃ。いつまでも輝いてないと!』
と言ってくださったのが、本当にうれしかったです。
わたしたちの結婚を応援してくださり本当にありがとうございます。
これからは〇〇さんと2人、助け合いながら幸せな家庭を築いていきます。
今日から新しい家族になります。まだまだ未熟な娘ですが、どうぞよろしくお願いします。
世界一のわたしの4人の両親へ、
わたし、一点の曇りもなく、心から本当に本当にしあわせです。
今日はありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。