台風接近に伴い在宅勤務を選択する者もいれば、出社しても様子を見ながら帰宅の許可が出る。
しかし(コロナの時もだが)業務の都合上出社し、役職柄とりあえず1人定時まで残って対応する。
といえば仕事熱心そうに思えるが、次に行くとこあるんです。
後楽園ホール
興行は中止せず行うらしい。
ならば行こう。
最悪何かあったら、会社に泊まろうかなぐらいの気持ちで出陣します。
リング上では、齊藤麗王(帝拳)の左ボディに沈んだジョン・ローレンス・オルドニオ(フィリピン)が何とか立ち上がり、自分の足でリングを降りるところだった。
オルドニオ…
今永虎雅、鈴木稔弘と結構お馴染みの選手だな。
《ジュアリ・エスクエダvsエルディン・ギナホン》
両者の立ち上がりに熱戦が期待されたが、エスクエダの左ボディ一発!
開始55秒の秒殺KO劇だった。
《内構拳斗vs西岡伶英》
外国人同士の一戦が先に始まった時は「えっ?」と思ったけど。
興行開始前に説明あったのかな?
低いガードから突き上げるように左を放つ西岡。
内構は上体を振りながら、中に入って左右ボディ。
近距離になっても強気の応戦の姿勢の西岡が2R、右ショートを打ち込み内構からダウンを奪った。
それでも前に出ることを止めない内構が、ロープ、コーナーへと追う。
受け止めながら、散らしながら、西岡はジャブ、アッパーとしっかり返す。
的確に当ててはいるが、ロープを背にする時間が長いのが気になるところ。
7Rに偶然のバッティングで右目上をカットした西岡だが、両者動き続けて試合は3者スプリット(76−75)。
ノーランカーと下位ランカーと思えぬレベルの好ファイトを西岡が制した。
《飯村樹輝弥vs見村徹弥》
問題なくポイントを積み重ねていくけど、その拳に力強さを感じないのは気のせいか。
途中採点は49−46と50−45が二人で飯村。
見村は飯村の攻勢をどう感じているのだろうか?
うまいけど、傍から見ると怖さは感じない。
もっと行けるのではと素人は思うけど、要所でカウンターを取られ、止まると合わされ行き切れないか。
でも終盤、見村の方が前に出る場面もあったけど。
最後まで動きの落ちない足とスタミナは立派だと思う。
採点は、99−91が二人と残る一人はフルマーク。
完勝ではあるけど、永田戦や井上戦と激闘の多い飯村なので、物足りなく思ってしまったかな?
しかしその加重はいつもより少し前気味か。
積極的に右へと繋いでいく。
勝ちの中にKOの占める割合が高いサウスポーの宮本にとって、いつもより出てくる三代はチャンスだったかもしれないが、やはりちゃんと当てさせてはもらえないか。
5R1分過ぎ、三代の右ストレートが正面から入って、宮本は腰から落ちるダウン。
ラウンド終了間際、右目上をカットした宮本にドクターチェック。
このインターバルでこの回は逃げ切れたか。
途中採点は2者がフルマークと49−45。
6R、勝負を賭けて振って行く宮本を冷静にやり過ごし、三代が右ストレートを突き刺しグラつかせたところで、レフェリーがストップした。
TKOタイム、6R31秒。
その数902人。
しかし島根の三代や、神戸の見村の応援団たちは、当日の運休や欠航で残念ながら会場に向かうことが出来なかったらしい。