3月の読書メーター
読んだ本の数:79
読んだページ数:7194
ナイス数:1850


いびってこない義母と義姉(1)いびってこない義母と義姉(1)感想
展開のさせ方が上手い。どうみても、義母や義姉らが怒りそうな、ありがちなシチュエーションを見せて、実はイイ人な展開が優しくてよい。義母は性格が良いし公平、義母の教育をしっかり受け継いでいる姉二人も同じくなので、すばらしい。主人公が、昼メロヒロイン的性格なので、いじめられるかとハラハラしてたけど、杞憂すぎた。義母たちの優しさが、予想を上回るので、だんだん先が読めなくなってきていて、そこが面白さの核。
読了日:03月14日 著者:おつじ


丁寧な暮らしをする餓鬼丁寧な暮らしをする餓鬼感想
餓鬼とはどういう存在なのかの解説などもあり、それを知ってから読むとなかなか愛しさが増す。自分よりよっぽど丁寧な暮らしをしていて、感心してしまった。ときどき、餓鬼ならではのミスをするところがかわいい。生活の知恵が、結界になってるときは、可哀想だけど、クスッときた。
読了日:03月13日 著者:塵芥居士


バリ3探偵 圏内ちゃん (新潮文庫nex)バリ3探偵 圏内ちゃん (新潮文庫nex)感想
楽しく読んだ。キャラクターがよい。圏内ちゃんも良かったけど、割りと刑事コンビが好きだったな。観察眼が鋭いゆえに、人との繋がりを持つのが苦手になってしまったところは、シャーロック·ホームズ的でもある。連続殺人を、ほぼ在宅でネット(と夫)を駆使して解決する姿は、現代版の安楽椅子探偵って感じ。シリーズも読みたい。
読了日:03月11日 著者:七尾 与史


バムとケロのにちようびバムとケロのにちようび感想
雨の日曜日、バムとケロは、ドーナツをたくさん作って読書をしようと、屋根裏に本を取りに行くが···。退屈な雨の日曜日も、バムとケロにとっては冒険がいっぱい。工夫をこらして、やっと本をとってこれたのに···。ページの隅々まで、楽しい絵があって、飽きない一冊。
読了日:03月11日 著者:島田 ゆか


おうさまがかえってくる100びょうまえ!おうさまがかえってくる100びょうまえ!感想
すごくおもしろい本だった~!「おうさまの部屋は きれいで ひろくて おもしろいものがいっぱい。」王様がでかけている隙に、家来たちは、王様の部屋でちらかし放題で遊んでいた。すると、予定より早く王様が戻ってきて…。100秒で片付けなくては!ページには、100から1ずつ減っていく数字。読んでいてこちらもハラハラ。片付けて、着替えて、ギリギリセーフ!かと思ったけど、最後のページでは王様にばれてたっぽい絵がwww表2が出かける前で、表3が帰ってきた後の王様の部屋の間違い探しも楽しい。鳥かごにバナナが入ってた。
読了日:03月11日 著者:柏原 佳世子


しゃっくりがいこつしゃっくりがいこつ感想
めざめると、しゃっくりが止まらなくなっていたがいこつ。シャワー中もはみがき中も、落ち葉集めもヒックヒックしながら。お友達のおばけと遊んでいてもヒックヒック。そこでお友達は、しゃっくりを止める方法を提案、いろいろためすけれど・・・。おばけにおどかされても止まらなかったけど、鏡でじぶんの顔をみてびっくりしたガイコツ。しゃっくりは山の向こうにとんでにげていったそうな…。ガイコツの日常生活、ユニークでおもしろい。しゃっくりを止める方法って、アメリカでも同じ感じなのね。おどかしたり、水を飲んだり。
読了日:03月11日 著者:マージェリー カイラー


がまんのケーキがまんのケーキ感想
目の前のケーキがたべたくて仕方ないこいたろうさん。お買い物に行っているけろこさんが帰ってきてからみんなで食べましょうとたしなめるかめぞうさん。だけど、こいたろうさんのしつこい誘いが続き…。いっかい食べようかとなるけれど、けろこさんのやさしさ溢れる置き手紙を見て、がまんを思い出す二人。けろこさんは本当に優しいね。ケーキはこっそりたべるより、みんなで食べた方がよりおいしいと思うおはなしだった。
読了日:03月11日 著者:かがくい ひろし


ふしぎなでまえ (講談社の創作絵本)ふしぎなでまえ (講談社の創作絵本)感想
いもすけだんちのじゃがさんとさつまさん。今日はごはんをつくりたくないので、ラーメンとカレーの出前を電話で頼みます。ところがやってきたのは、空のお皿とラーメンどんぶり、なぜかじゃかさんとさつまさんが、カレーとラーメンを作る羽目に。。。おかしい?でも、がんばって作ったお礼に、おいしいカレーとラーメンを、どんぶりたちにごちそうになるおはなし。出前で届くごはんにも、作ってくれる背景があるっていう学びもあるし、おかしみもある、素敵な本だね。
読了日:03月11日 著者:かがくい ひろし


おもちのきもち (講談社の創作絵本)おもちのきもち (講談社の創作絵本)感想
たごさくさんちのおもちつき。きょうだちたちは、のされたり、ちぎられて、あんこや納豆にまぶされて食べられてしまった。鏡餅として飾られていたおもちは、食べられる前にと、おうちを飛び出して…。かがくいひろしさんの描く絵はやさしくてかわいくて、ユーモアがあってあたたかい。お餅はどんな気持ちでいるのか?お正月に想像するのも楽しい絵本だった。最後は、ちょっとシュール。
読了日:03月11日 著者:加岳井 広


フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなしフレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし感想
レオ・レオニ作。谷川俊太郎氏の、流れるような美しい翻訳文が、素敵だった。のねずみたちは、主がいなくなった農家の納屋で、これから来る冬に備えて準備中。食べ物やわらを集めている横で、たたずんでいるフレデリック。仲間は「君は何をしているの?」と問えば、「お日様の光をあつめている」「色を集めている」「ことばを集めている」と。みんなはちょっと怒っているようだけど、冬になり、フレデリックが集めていたものを知り…。さいご、顔を赤くして「そう いう わけさ。」というフレデリックの言葉が印象的。
読了日:03月10日 著者:レオ・レオニ


ぶたのたねぶたのたね感想
ブタより足の遅いオオカミは、一度もブタを食べたことがない。キツネ博士に足のはやくなる薬が欲しいと相談すると、ブタのなる木の種をくれた。オオカミが種を植えて育てると一週間でりっぱなブタがたくさん実ったのに・・・。結局逃げられちゃうオオカミ。オオカミがなんだかかわいそうに見えるのは、ブタを記号的に描き、個性を与えてないせいなんだろうな~。マヌケなオオカミが、次の種を植えてお話はおしまい。続編が気になる終わり方でした。
読了日:03月10日 著者:佐々木 マキ


オニのサラリーマン (日本傑作絵本シリーズ)オニのサラリーマン (日本傑作絵本シリーズ)感想
「わし、オニでんねん。すんまへん。じごくづとめの サラリーマン。」おとうちゃんは、毎朝満員バスで出勤して、上司(閻魔様)に怒られたりしながら、家族のために頑張ってるんだな~。関西弁の語り口、ユニークなイラストで、地獄という姿を借りて、お父さんの頑張りを描く。しかし、血の池地獄、みんなプール感覚で全然刑罰になってないけど…。蜘蛛の糸にすがって、もうちょっとの所でプツンと切れる絶望が刑罰なのかな?『鬼灯の冷徹』で鬼灯様がそんな刑罰を編み出していたような…w。専業主婦の母さん鬼、帰りに屋台で一杯と、昭和だな。
読了日:03月10日 著者:富安 陽子


ジャッキーのたからもの (PICT.BOOK)ジャッキーのたからもの (PICT.BOOK)感想
いたずらばかりで、おにいちゃんたちを怒らせてしまったジャッキー。お外で立ってなさいと言われて、家出を決意。でも、つまらなくて家に戻ると、ジャッキーを探していたおにいちゃんたちの中のひとり、ロイが捜索中に崖から落ちてしまったことを知り…。謝りたいけど、謝れない、ちょっぴり気が強いジャッキーと、ジャッキーに甘いおにいちゃんたち、ラストはごめんねの意味のジャッキー特製オムライスで仲良なおりできてよかった。本当のたからものに気づいたジャッキー・・・ごめんねはできるようになった方がいいよ。あと、本名にびっくり。
読了日:03月10日 著者:あいはら ひろゆき


The Barnabus ProjectThe Barnabus Project感想
翻訳版は既読。絵の中の文字の日本語のフォントがやや味気ない感じがしたので、読み比べてみたくて英語版も買いました。わからない単語が何個かあったけど、だいたい読めたので楽しめた。失敗作のペットたちはリサイクルされてフワフワで大きな目に生まれ変わるみたい。だけど、大好きなチーズやピーナッツはもう好きじゃなくなるかも?お友達に気づいてもらえないかも?今のままの自分が好きなのに!っていうシーンは、すごく切ないね。大変だけど、皆がいるから大丈夫!最後のページのParfect Petsの商品一覧ページは見ごたえあり。
読了日:03月08日 著者:Eric Fan,Terry Fan,Devin Fan


ヒゲタさん (児童書)ヒゲタさん (児童書)感想
雨の夜、ちかちゃんの窓の外に現れた名無しのネコ。翌朝言葉を話だしたネコは、宿のお礼にちかちゃんをヒゲの国に誘います。名前のないネコにヒゲタさんという呼び名をつけたちかちゃん。二人でヒゲのくににやってきます。ヒゲのくには、大人も子供も、動物も、ビルも、お花も全部ヒゲ!でも、ヒゲのくにでつけヒゲがとれてしまったちかちゃんは、大変なことに。山西ゲンイチさんの作品にいまはまっているので、カラフルなヒゲのくにのシーン、おまわりさん満載のページなど、見所も多くて楽しんだ。ヒゲタさん、かわいい。
読了日:03月08日 著者:山西ゲンイチ


ブタコさんのかばんブタコさんのかばん感想
森をあるいているブタコさんに、リスたろうくんが聞きます。「その大きなかばんにはなにがはいっているの?」「ごちそうよ」。ごちそうを食べさせてもらおうとブタコさんについていくリスたろうくん。次々出会うウサコさん、ヒヨミさん、フンじろうさんたちは、ごちそうがたべたくてぞろぞろ···そこに黒いかげが···!のんきなブタコさんがかわいい。みんなでおいしいものを食べて、笑顔でおわって、よかった。
読了日:03月08日 著者:山西 ゲンイチ


いつつごうさぎのきっさてん (えほんのぼうけん)いつつごうさぎのきっさてん (えほんのぼうけん)感想
うさぎがとにかくかわいい。ピンク、きいろ、あお、みどり、むらさき。絵がすごくかわいい。うさぎだけじゃなくて、いちごばたけにいる動物たち、いつつごうさぎの喫茶店に来るお客さんたちもみんなかわいい。こまったさんシリーズみたいに、お菓子づくりの手順が紹介されているのも、たのしい。いつつごうさぎそれぞれの性格の違いが見えないのが、ちょっと残念。
読了日:03月08日 著者:まつお りかこ


ながいながい ねこのおかあさん (MOEのえほん)ながいながい ねこのおかあさん (MOEのえほん)感想
強い風で、おかあさんねこのしっぽの方にとばされてしまったこねこが、一生懸命おかあさんの顔をめざして走る。こねこのいろんな走る姿がかわいい。途中でおちちを飲んで、ひとやすみしたり。。。でも、おかあさんのからだがながくて、こねこは再会する前に疲れてしまい…。おはなしもかわいいし、なんといってもヒグチユウコさんの描く子猫のいろんな姿は見ているだけで癒される。早くおかあさんの顔につくように、応援してたよ。
読了日:03月08日 著者:キューライス


ほんやねこ (講談社の創作絵本)ほんやねこ (講談社の創作絵本)感想
早めにみせじまいして日課の散歩にでかけたほんやねこ。お店の窓をひとつ閉め忘れてしまったために、本の中の人たちが風にとばされて散り散りに・・・。お散歩は日課だからやめられない(あせらない、あせらない・・・)から、お散歩しながらみんなを集めましょう。ハッピーエンドだし、最後謝ったからいいけど、本屋として不安だわ~この猫wwwあと、途中で出会うのらねこ(たぶん)が、いきなり好戦的でハラハラしてしまった。お散歩はドラマがいっぱいだね。
読了日:03月08日 著者:石川 えりこ


山怪談 (HONKOWAコミックス)山怪談 (HONKOWAコミックス)
読了日:03月08日 著者:安曇潤平,伊藤潤二,伊藤三巳華,今井大輔,猪川朱美,吉富昭仁

 


夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)
読了日:03月08日 著者:和山 やま

 


警官の道警官の道感想
王道の警察小説ではなく、警察関係者が出てくるミステリー短編集。それぞれ作者の色がある新作が読めた。柚月裕子『聖』は、キャラが良く、千手が出ている長篇が読みたい。キャラで言うと長浦京『シスター·レイ』ももっと読みたい。作品では葉真中顕『上級国民』、深町秋生『クローゼット』は特に良かった。コロナ禍を話に盛り込んだ中山七里、呉勝浩作品はこの時代だからこそ。ただ、警察小説っぽさは低く、組織とかを描く"警察小説" を読みたかった読者に不評のようす。私は作家買いなので満足した。
読了日:03月05日 著者:呉 勝浩,下村 敦史,長浦 京,中山 七里,葉真中 顕,深町 秋生,柚月裕子


たんたのたんてい (新しい日本の幼年童話 8)たんたのたんてい (新しい日本の幼年童話 8)感想
なんてかわいらしい!たんたが朝起きて、新聞をとりにいくと、郵便受けの中には、謎のチューブが…。自慢のむしめがねでチューブを観察して、持ち主と思われる誰かのところに…。行く先々で、謎のチューブが発見されるけど、そのたびに「だれの ○○かーが もんだい。」って言って、たんていをするのが楽しい。たんていさんがどんどん増えていくのもいいね!はんにんは、最後はお父さんに叱られちゃったみたいだけどwたんたは、しんぶんを取り戻せてよかった!ちゃんとしんぶんはこびを全うしたね!えらい!
読了日:03月04日 著者:中川 李枝子


かみさまのベビーシッターかみさまのベビーシッター感想
商店街のふくびきで、神さまのたまごを手に入れた幸介と、アイドル好きのお母さん、最近仕事が多忙なお父さんのお話。願いごとを叶えて欲しくて、タマゴから生まれた神さま ボンテンにごちそうを作るお母さんと、かいがいしく世話をする幸介に対して、お父さんはあんまりボンテンを見ないのはなぜか?そんなお父さんを好きだというボンテン。幸介とお母さんは、お願いごとをしてみるけれど…。神さまは、努力をしている人間の味方で、ラッキーを無条件に与えてくれる存在ではないという教訓。うまれたてでも神さまなんだな~と。ボンテンかわいい。
読了日:03月04日 著者:廣嶋 玲子


こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)感想
久しぶりによんだけど、こんって道中こんなにひどいめにあっちゃうんだっけ?ハラハラしちゃったよ。ぶじにさきゅうについてからも、ひと波乱。おばあちゃんに会えてよかった。
読了日:03月03日 著者:林 明子


おひさま はらっぱ (福音館創作童話シリーズ)おひさま はらっぱ (福音館創作童話シリーズ)感想
おひさまはらっぱにくるいろんな子達のおはなし。さちこちゃんとみつこちゃん、ゆうじくんとうさぎのギック、さみしがりやのクマ、ぐりとぐらなど、いろんなキャラが登場してたのしかった。ギックはいたずらで、かわいい。おさるの男の子が空に海にいくおはなしもよかった。さいごのみつごのこぶたたち、じぶんたちの名前はなぜこの名前なのか、お母さんに聞きに行くのかわいい。懐かしい絵とやさしいおはなしでほんわかした。
読了日:03月03日 著者:中川 李枝子

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