今週のお花
です。いつも当院近くのミドリヤさん
から届けてもらっています
さて、タイトルにもありますように、たまに、セカンドオピニオン目的で、当院へ来院される患者様がいらっしゃいます。
厳密に言えば、日本におけるセカンドオピニオンは、完全自費診療で、かつ、前医でのすべてのデータや紹介状を持っていただくことが必要です
。大きい病院ならば、1回30分で、2～5万円ほど必要になります。30分で終わらない場合は、追加料金が発生します。
なお、当院では、そのような自費で対応はしておらず、患者様負担を軽減させるために、保険診療で行っています。
当院へ来院されるセカンドオピニオン目的の方は、だいたい以下のような訴えがある人が多い印象
です。
①主治医が話を聞いてくれない
。
②治療についての説明が無い
。
③まだ症状が続いているのに、治療が終わりと言われた
。
セカンドオピニオン目的で、当院へ来院される方は、当院よりも大きい医療機関、いわゆる病院から流れてくる方も結構います。まぁ、病院の先生方は、忙しいですからね。
先日、来院された方は、前の病院に不信感があるとのことで、来院されました。しかし、紹介状や画像データの持参はされず
・・・。
そして、いろいろお話を伺うと、不信感の理由は、上述の①と③でした。
まぁ、お話を聞いていく中で、①と③の訴えになった理由も、なんとなく分かりました。
患者様にとっては、医療側への不信感があるのかもしれませんが、私が思うに、ご本人にも少々問題があるような気がしました。
というのも、私との会話で、少々、話が、脱線傾向であったり、セカンドオピニオンが目的なはずなのに、病状についての私の意見をあまり聞いていないというか、ご自身の持論があるような印象でした。
ご自身の考えは、もちろん、尊重しますよ。でもね、医者って、基本的に時間が無いのですよね。二度三度繰り返す説明する時間が無い。よって、1回話をして、患者様がご理解できていないと、他の患者様を優先するために、診察時間が短くなったり、必要最小限の診察になったりするのです。
おそらくは、前医の主治医も、この患者様に治療についての説明を何度も行ったのだけれども、あまりご理解していただけないので、最終的に、主治医に煙たがられた可能性
があるのですよね。
煙たがられたけれども、過剰な程、検査はされていました。病院の売上アップ
のためには、カモだったのでしょうが、説明の段階では、患者様へ話が通じにくく、打ち切った、そんな感じかもしれませんねぇ。あくまで推測ですよ。
今回、私は、30分くらいかけて、その患者様に、前医の考えや現在の病状について、考えられることをいろいろ説明したのですが、上述のように、ご自身の考えがあるらしく、また、主治医のことを、今も尚、信頼していらっしゃる様子でしたので、当院で引き続きフォローするのは、難しい
と考えました。ですので、患者様には、前医の病院を、もう一度受診して、しっかり話を聞いてもらい、それでも納得いかない場合は、紹介状や画像データを持参して当院へ来院するようにお伝えしました
でもね、ご理解力が乏しい方や、持論がある方は、当院でしばらく治療を行ったとしても、私の経験上、また、どこかに行かれると思います～
当院では、30分の相談で、患者様の窓口負担は、数百円・・・。病院のセカンドオピニオン外来ならば、その50倍のお支払いですね。今後は、セカンドオピニオン目的の受診は、安易にお受けするのはやめておきたいと思います。少なくとも、画像は持参して欲しいですね。今回は、画像も紹介状も持参されていないものの、患者様が、問診票をそれなりに記載されていたので、お受けしましたけども・・・。
紹介状無し＋画像データ無し＋問診票を書かない人は、診察室で、あらゆるお話を伺う必要があり、その結果、1時間も診察時間がかかる可能性があるので、その場合は、診察室へご案内せず（診察せず、お帰りいただく）、後日、紹介状や画像データは必ず持参していただき、改めて診察することにしております。
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