平成28年もお世話になりました。

 

おかげさまで、大変充実した一年を送ることができました。

売り上げも過去最高を更新することができました。

スタッフ一同、感謝申し上げます。

 

さて、1年を振り返ると・・・

 

関西から関東まで、広範囲のお客様からお声かけいただき、昨年より、業務エリアを拡大することができました。

 

「そんなに遠くまで出かけて、大丈夫ですか」と、よく言われますが・・・

 

設計時はスカイプを活用するので、打ち合わせはスムーズに進みます。問題は工事監理です。現場での検査やお客様との定例会議をおろそかにすることはできません。

 

実は・・・弊社は、お寺の設計も得意としており、現在も大阪、愛知、岐阜、静岡、神奈川、東京、千葉で設計や工事監理を進めています。このスケジュール調整をすることで、交通費や移動時間の節約を図っています。

 

とはいっても、小規模の住宅までは無理がありますので、遠隔地の仕事は、弊社が得意とする「和風住宅」や「古民家のリフォーム」に限定させていただいております。ただ今後は、和風旅館、ホテル、料亭、古民家を活用した宿、店舗の設計も手がけたいと思っています。

 

首都圏に出張すると、「桧は希少で高価だから、とても手がでない」と、誤った情報がまかり通っていることに驚きます。現実は、桧材はかつてないほど値が下がり、産地は頭を抱えています。日本の木を使って家を建てると、国から補助金がもらえる、そういう時代なのです。森林資源や緑豊かな環境を守るためにも、日本の木を使って家を建てるべきです。この事実を知ってもらい、より多くの「快適な和の家」を造りたいと願っています。

 

 

古民家のリフォームについては、今の状況に不安を抱いています。古民家の粘り強さ、貴重な加工や素材を台無しにする設計や工事が広く行われているからです。大手ハウスメーカーまで、古民家のリフォームに進出していますが、現実には、古民家ならではの構造を理解できる設計士や大工は希少です。デザインだけのリフォームは、社会資産を失うことになります。その建物の特性をしっかり調査したうえで、最適なリフォームを行うという正しい方法を知ってもらい、「魅力的な古民家」を次世代に引き継いでいきたいと願っています。

 

 

今後日本は、観光立国を目指すそうです。その流れは、オリンピックに向けて加速すると考えられます。弊社の得意とする「和」のデザインがさらに注目され、活躍の場がますます広がることを望んでいます。


株式会社 菅野企画設計 代表取締役 菅野良司

 

菅野企画設計は29日よりお休みをいただき、平成29年1月5日より平常営業いたします。