二箱は、同じ色を対にして並べていきます。色の名称を言いながら楽しく並べました。
色板は感覚器官を刺激する感覚教具ですが、ペアリングしながら、自然と名称を唱える事は、言語教育にもつながっていきます。ペアリング後に、色塗り、のり貼り、印鑑押しの手作業にも取り組みました。一つのおしごとにじっくり取り組む経験が、集中する事につながっていくのですね。
切手あそびのおしごとしたよ
量が変化しても形は同じですが、位ごとに色が違います。このおしごとは、数を半抽象化したものです。
1の切手を一枚ずつ手のひらに乗せて1、2、3と数えていきます。一枚手のひらに乗せる毎に、手を握る。量が多くなった事を触覚でも感じる事が目的です。そして、マットの上に並べる時も又、1、2、3、4と数えながら真っすぐ並べるます。これを千の位まで繰り返します。まだまだ工程は続きます。
この様なおしごとに取り組んで集中出来るのは、 切手を正確に数え、何度も同じ工程を正確に繰り返す、見てその通りにやってみる。
繰り返し取り組む姿勢、話を聞く、見る、諦めずやってみようと思う気持ちが育っているから最後まで出来るのです。おしごとを通して、目に見えない力、土台なる力をつけていくのがモンテッソーリ教育です。
ただ数を知っていても答えにたどり着けません。動きながら五感を使うことで子どもの理解が深まります。