おかげさまで、8月と9月に多くの生徒が塾に入ってくれました。
一人の男の子は、アメリカに来てまだ一ヶ月。
毎日暗い表情で現地校に通っていたそうです。
そんな彼も「日本語が使える環境なら」という理由で巣鴨に体験授業を受けに来てくれました。
先生たちが日本人なら、という理由で塾に足を運んでくれる子が多いんですよね。
彼が塾に来た時は、なんだかとても暗い表情。
お母さんお父さんと話をした後に、簡単な英語のレベルチェックをしました。
その後、私が彼に伝えたのは、今後どうやって英語を学んでいくのかというプロセスです。
まずはフォニックスという英語のルールを学ぶこと。
そうしたらどんな英語でも読めるようになること。
読めるようになったら英語もわかるようになるし、アメリカの友達ともしゃべれるようになるよ、ということでした。
たったそれだけですが、彼は目を輝かして聞いていました。
そんな彼が体験授業後に入塾して、お母さんから嬉しい報告がありました。
塾に体験に来て以来、現地校に行く朝の表情も変わり、足取りも軽くなったそうです。
そしてお母さんにこう言ったようです。
「これがわかったら英語が読めるようになるんだって!」と。
そして、嬉しそうに英語を勉強しているようです。
私はそんな報告をお母さんから聞いていて本当に嬉しく思いました。
渡米したばかりの生徒は皆本当に大変な思いをしています。
アメリカにおいて彼らを取り巻く環境は過酷です。
それは日本で楽しい学校生活を送っていた子であればあるほど、劇的な環境の変化でしょう。
ただ、どんな過酷な状況でも希望があれば前に進めます。
現状が問題なのではありません。
これからどうなっていくのか見えないから問題なのです。
一人でも多くの生徒が喜んで現地校に通えるように。
真っ暗闇の中に一筋の光明を見出せるように。
一人でも多くの子供達の支えとして巣鴨アドバンススクールが貢献できたらと思っています。