TOEFLの点数を上げる方法 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

一体あの雪はどこにいったのだろう、

そんな疑問を持ってしまうくらい

ポートランドは、以前の状態を取り戻しましたね。


さて、皆さんはTOEFLというテストをご存知ですか。

英語力を計るテストなのですが

日本でよく知られているのは英検ですね。

これはテストが級別になっています。


英検の他にはTOEICと言って

TOEFLよりも簡単な問題がありますね。

内容もリーディングとリスニングのみです。

日本人が得意とする分野です。


TOEFLは、アメリカ国外に住んでいる人が

アメリカの大学に入学するのに必要なテスト、ということで

リーディング、リスニングに加えて、スピーキングとライティングも入ってきます。

点数は現在のiBTというインターネット形式になってからは、120点満点です。


英語力を計るという意味では

英検やTOEICよりもTOEFLが一番です。


iBT以前には

紙形式(PBT)でしたので

120点満点ではなく677点満点でした。



私自身、当時高校3年の夏にアメリカの大学進学を決めて

猛勉強してTOEFLを受けました(おそらく猛勉強したかと。。。笑)


獲得できた点数は留学可能ギリギリラインと言われる500点程度(iBT61点)

この点数では、4年制の大学では受け入れ先も少なく

コミュニティーカレッジという日本で言う短大にあたる大学に進学。


それから1年後、4年制大学に編入するために再度受験。

点数は550点(iBT79点)



それから2年後の

4年制大学を卒業する年

大学院を受験するために再度TOEFLを受験した時

点数は620点(iBT105点)

でした。


こうやって書くと、順調に点数が上がって行ったんだな、と思われるかもしれませんが

どれだけ勉強しても点数があがってこない苦悩の時期を何度も経験しました。


その原因として色々なことがあげられると思うのですが

一つに、勉強していれば点数があがる、という勘違いがありました。


え?そうじゃないの?と思った読者の方はいますでしょうか。

勉強がんばれば、そのうち点数にたどり着く。

これは例えて言うと

「散歩していれば、そのうち富士山を登れるようになる」

という考え方と同じです。

富士山ではなくとも、エベレストでもいいです。


そんなことを言う人がいたら、皆さんはなんてアドバイスしてあげますか?

いやいや、そんな考えで富士山登れないでしょ!

と教えてあげますよね。


富士山に登る!そう決めて、登山の練習をしたほうが

絶対に効率よく富士山を登頂できるようになるでしょう。

毎日の散歩も、登山を意識して、色々と工夫するようになるでしょう。



TOEFLの勉強も同じです。

この点数を絶対に獲得する!

そう決めて、勉強したほうが、多くの面で効率の良い勉強ができるようになります。

創意工夫も色々と生まれてきます。

そういう工夫は自分なりにアレンジしたほうが

勉強も身に付きます。


という訳で

努力していれば目標を達成するのではなく

目標を決めて、それに向けて努力をする。


ちょっとした違いですが、結果として大きな違いをもたらすことでしょう。