コンビニたそがれ堂:大切なのは思い | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

本というのは、本当に不思議な物で。

心にエネルギーを注いでくれたり

色々なことを考えさせられたりしてくれる

親友みたいな存在です。


ここ最近は慌ただしかった反動か

本をむしょうに買いたくなり、本屋さんに行ってきました。

アメリカなのに、地元に日本語の本屋さんがあるって

本当に素敵なことだと思います。


確かに、本は安くはないのかもしれませんが

それでも円安のおかげか、随分安くなった印象を持っています。


ただ、私はあの本屋さんという空間だけでも

お金を払う価値があると思っています。

電子書籍という流れは、防ぎようがないとは思いますが

なんとかして、本屋さんとして存在し続けてほしいものです。


さて、先日本屋さんに行った時に

出会った本の一つを紹介します。

コンビニたそがれ堂(奇跡の招待状) [ 村山早紀 ]

¥599
楽天

コンビニたそがれ堂―奇跡の招待状 (ポプラ文庫ピュアフル)/ポプラ社

¥599
Amazon.co.jp


こういう本と出会えるだけで

人生得した気分になるのは私だけでないはずです。

短編小説で、心があたたかくなるお話です。


一つ目のお話では、1人の少女が

転校したために寂しい日々を送っているのですが

迷い込んだ不思議なコンビニから一通の手紙を出しました。

その宛名は引っ越す前の友達、雪うさぎさんと、大きいのと小さい雪だるまさん。

三人はその手紙を受け取ると

心配になり、何ヶ月もかけてその少女に会いに行く、というお話です。


その中で

「本当の友達は、、、友達のことを、思うものなのです」

というくだりがあり

我ながら、色々と考えてしまいました。

本当の友達か、と。

結局、三人とも少女には会えずに話が終わってしまうのですが

終わり方も、本当に素敵でしたね。


こうやって、友達とは別々の場所にいたとしても

お互い連絡がとれなくても

お互いがお互いを思っている

それだけで友達なんだな、と。


なんだか大切なことを再認識させてくれた

コンビニたそがれ堂でした。

それでは皆さん良い週末を♩