就職戦線:子どもたちの将来 | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

巣鴨アドバンススクールでは、様々なお母さんが色々な相談をされます。


小学生であれば、どうしたら計算ミスを減らせるのか。

どうしたら作文力がつくのか。

はたまた、どうすれば日本語力がつくのか。

中学生であれば、受験対策であり

どのようにして志望校を選ぶべきなのか。

高校生であれば、大学受験やSAT対策など。

色々な相談事がありますが

さすがに就職の相談をしに塾に来るかたは今の所いません。


就職なんて親の出番はない、と個人的には思うのですが

最近の保護者の方々は子どもの就職に関しても色々と忙しいようです。


うちの子はまだまだ、と思っているお母さんたちも

一度立ち止まって、現代の就職事情について学ぶことも必要ではないでしょうか。



今日は就職最前線についての記事をご紹介します。


2000人の保護者が押しかけた就活説明会で感じた“違和感”


上のリンクから是非記事を読んでもらいたいのですが

以下が記事のポイントです。


保護者が心得ておくこととして

うちの子に限って、と楽観視しないこと

自分の就職経験で物事を語らないこと

大卒者の5人に1人以上が安定雇用を獲得できない、ということを認識すること

就活と受験は全く違うということ

就活は落ちるのが当たり前ということ


というポイントをあげています。

これは受験においても同じなのですが

保護者の方に受験の経験がありますと

どうしてもそれを基準に自分の子も見てしまう傾向があります。

自分の時はこうだった、と。

ただ、時代も変われば、受験のシステムも随分変わります。

そういう意味では、そういった知識が時に子どもを混乱させることがあります。

そういう意味では、今の保護者世代というのは

日本のバブルがはじける前に、就職された方々ばかりですので

当時の就職活動を基準に、子どもに余計なアドバイスをするのは

これまた混乱を招く原因となるのではないでしょうか。


何事もそうですが

より新しい情報を手に入れることにこしたことはありません。

そういった学び続ける姿勢から

子どもも多くの事を、感じて行くのだと思います。


といっても、さすがに就職に関しては

親はあまりでしゃばることなく

最小限の役割を演じてほしいものだと思うのですが。


さて、巣鴨アドバンススクールがポートランドで開校した年の中学3年生の生徒は

今は既に大学1年生。

あと3年で就職なんですね。

時が過ぎるのはあっという間だなと思う今日この頃です。