さいたまマラソン完走記 兼 備忘録。 | 日々此修行也

日々此修行也

Jognote終了につき、2019年12月からこちらに移行。
過去の記事を復元し、以前やっていたLivedoorブログや楽天ブログの記事もインポート。
人生の備忘録として此処にて一括記録していきます。

さいたまマラソン完走記 兼 備忘録。


天気:晴
気温:4.5度→9.6度 (ave.7.4度)
シューズ:NIKE / ヴェイパーフライネクスト%3
目的:レース
走前の体調:並 (不安要素なし)
走前の意欲:高 (サブエガチャレンジ!)


2月後半に異動の内示が出てからは公私ともにバタバタと。
完走記を書く余裕もあまりなく、レースから2ヶ月も経過してしまった。^^;
かなりいまさら感しか無いけれど、自分への備忘録としてようやく書き終えられたのでupします。

シーズン2戦目のフルマラソンとなるさいたまマラソンに参加。
本命レースの位置付け。
さいたま国際マラソン時代は3回参加し、初サブスリーを達成した思い出深い大会。
中止期間を経て5年ぶりに開催とのことで、勝田を辞めてこちらにエントリー。
自宅から近くて移動は楽だし、家族や仲間からの応援も得られるし、地元を走れる喜びは何物にも替えがたい。
名称は変わってもコースは変わらず。

10月末の水戸マラソン以降故障続きで練習は2ヶ月間ほぼ出来ず。
1月初旬にフォームを変えて回復の兆しが見え始め、1月中旬の赤羽ハーフでそれなりの走りが出来たことが自信に繋がった。
しかし急造フォームで不安は残るままで、少し負荷を掛けた練習をしたらすぐに左足首が痛み出すという一進一退の状況。
PB更新やサブエガチャレンジはしっかりと練習を積んだ来季にと思っていたけれど、勝田で都丸さんが初サブエガの知らせ。
これが大きく背中を押してくれた。
私もチャレンジしないと!と。

とは言えサブエガペースで走り始めても、さすがに易々と達成出来るとは思えない。
でもいつも安パイな置いた走りをしているので、たまには攻めた走りをしようと。
ダメならば途中でペースを落とせば良いだけなので、まずはサブエガペースで突っ込むレースに。

そして結果はなんと3年ぶりにPBを1分更新。
全く練習出来ていなかったのにこの結果は出来過ぎ。
サブエガこそならなかったものの、確かな手応えを得られるレースに。

タイムは、
グロスで2:53'04。
ネットで2:52'47。
総合順位は290位/13,189人。(上位2.20%)
種目別順位は83位/3,737人。(上位2.22%)
でした。


それでは今回も超長文で振り返りたいと思います。
お時間のある時に御一読いただけたら幸いです。

就寝は23:30。
緊張感もなく、普段通りに入眠。
予定通り5時に起床し、5時間40分睡眠で上々。

朝食は卵掛けご飯と梅干ご飯を茶碗一杯ずつ、納豆、バナナ一本、ヨーグルト。
特に詰め込むこともなく、適量で。

その分、前日はしっかりとカーボイン。
普段の食事にご飯を倍にし、間食でうどんを計3玉。
経口補水液は前々日の夜から。
お腹がもたれた感じはなかったけれど、食事中に無事に軽量化成功。
これで一安心。

寝室の嫁さんに声を掛け、6:40の電車に乗車。
京浜東北線に乗り換えるも、まだ車内は空いている。
座席に腰かけて、7:04にさいたま新都心駅着。
快適だったし、なによりも自宅から近いから楽。

改札を出てすぐに、いくつかの集団を発見。
最も手前の集団を見てみると、なんだか見たことのある顔、、、。
少し離れたところから凝視すると、フクシムランの面々だった。
いきなり知り合いに会えた安心感からか笑顔になり、迷わず合流。
練習会の仲間は翼くんと角野さん以外は参加せず、ちょっと寂しかった。
でもここで知り合いの多いフクシムランに遭遇できたのは大きい。

しばらく会話していると、次の電車で翼くんが登場。
少し会話をしたけれど、彼は他の知り合いと行動するとのことで会場に向かって行った。
角野さんはまだ向かっているとのことで、とりあえず会場のスーパーアリーナへとぞろぞろと移動開始。


会場入り口で記念写真を撮り、アリーナ内へ。
手荷物検査もあっさり終了。

男子の着替えは5Fとのことだけど、まずはエスカレーター脇の1Fのトイレに向かう。
すでにかなりの列だったけど、小の方は並びなし。
待たずに済ませられた。
そして5Fへ移動。

ここもかなりの混雑。
フクシムランメンバーを捜し歩くも見つからず。
かなり奥まで行ってもわからず、連絡を取りながら戻る。
するとエスカレーターを上がってすぐのところに陣取っていた。笑
全然気付かずに通り過ぎていたらしい。^^;

ここでお喋りしながらアスリートビブスを付けたり、ロールケーキを食べたり、着替えをしたり。
角野さんも無事合流。

気温は暑すぎず寒すぎず、快晴でコンディションは良好。
日射しは強そう。
風はちょっと気になるくらいの強さ。
レースが進むにつれて気温は上がっていくと予想。
アームカバーは着けるけど、手袋は不要と判断。

ウェアは、チームユニのランシャツに、CW-Xのアームカバー。
2XUのハーフタイツにフリップベルト。
ソックスは5本指のTABIO、シューズはヴェイパーネクスト3。
100均レインコートを羽織って出発。

1Fに向かうと、既に手荷物預けの順番待ちでカオス状態。
年末のアメ横かってくらいに、人が右往左往。
アリーナの座席にスタッフが荷物を置いていくシステムだけど、参加人数に対して入口が狭すぎる。
真面目に順番を並んでても、次から次へと横入してきて、導線もままならず。
これには大きなブーイングが。

一緒に行動していた仲間ともはぐれてしまったけれど、ようやくアリーナの中に。
ゼッケンのナンバーごとにブースがあり、そこに何とか預けられた。
キョロキョロしたら近くに角野さんが居たので、二人でスタートブロックへ移動。

外は快晴だけど、Aブロックはビルの日陰になっていて寒そう。
少しupをしようとしたけれど、まずは最後のトイレへ。
しかし仮設トイレは長蛇の列。
ここで以前使っていた裏技を思い出し、角野さんと一緒に待たずに絞り出せた。

スタートブロックに戻ると、トイレに並んでいるフクシムランメンバーを発見。
彼らにも裏技を伝授し、無事に済ませられた様子。
そしてAブロックとBブロックの間を行ったり来たりしてupjogと股関節解しのドリルを。
でもいまいち身体は温まりきらず。

スタートの並びがかなり伸びてきたので、我々もぼちぼち並ぶことに。
Aブロック脇の歩道を歩くと、フクシムランメンバーを発見。
割り込ませてもらおうと思ったら、仲嶺さんたちは更に前に居るとのこと。
言われるがまま進むと、確かにその姿を発見。
裏技を教えてあげた恩もあり、笑顔で迎え入れてくれた。
感謝感謝。
前から20列目くらいかな?


開始時刻までお喋りしながら過ごしていると、背後のランナーが角野さんの知り合いだと判明。
なんと法政大学時代の先輩だったらしく、十数年ぶりの奇跡の再会だったとか。
そんなサプライズもありつつ、エネルギージェルを飲み込んでスタート直前に。
レインコートを脱いでスタッフに渡し、時刻は9:00。
ついに号砲!!
サブエガチャレンジのレースの火蓋が落とされた、、、!

◆0-5km(20'03) Ave:4'01/km(これ以下、タイムは全てNETです)

スタートは大混雑。
前は詰まるわ、後ろからは押されるわ。
こんなに荒れたスタートはいままでに無かったように思う。

後ろから思い切り腕を伸ばして前の女性の背中を押した男性は、報復で肘打ちを受けていたり。^^;
転倒しなくて良かったと本当に思う。
ちょっと狭かったのと、明らかに遅い人が前に並んでいたのが原因かな。

接触に気を付けながら、隙間を縫って走る。
多少の接触はしてしまったけれど謝りながら。
仲間とはすぐにはぐれてしまったけれど仕方ない。
トロトロ走らされるよりは、早く混雑を抜けてキロ4で走れるエリアまで行かないと。

300mくらい進むと、ようやくスペースが生まれてくる。
キョロキョロ周囲を見渡すと、コースの右端にケンティの姿を発見。
同じくらいのペースで走っているけれど、私はコースの左端なので離れている。
徐々に接近を試みる。

マルエツの角を右折。
スタート時にトラブルがあったのか、このコーナーで報復っぽく背中を小突いているランナーの姿も。
平和にいこうぜ、、、。

このコーナーでまたもはぐれたけれど、今度は左端にケンティの姿を発見。
ランナーもバラけてきたので接近して会話。
よく見るとそこには小松原さん、篠田さん、翼くんの姿も。
とりあえず彼らと同行することに。

新都心(西)交差点を右折し、大通りへ。
ケンティ、篠田さん、小松原さんはペースが速く、徐々に離されていく。
無理してでも着いて行くべきか迷ったけれど、キロ4付近で走れていたので無理には追わない判断を。
翼くんは喘息の症状があって万全ではないので、サブ3ペースで安全に行くとのこと。
ちょうどサブ3ペーサーの集団に追い付いたので、そこに乗ると言う。
なのでここから一人旅に。

JR高架下のアップダウンを抜け、旧中山道へ。
さいたま新都心駅前では以前と変わらず、サンバ隊のセクシーな応援が。

その先には仲嶺さんと工藤さんが並走する姿。
2時間45分付近を狙っているはずなのに、何故この位置に居るのか、、、。
ケンティたちよりも遅いのではないか?
そんな心配をしてしまったけれど、やがて彼らの背中も見えなくなるくらいに離されていった。

そろそろ最初の給水という辺りで、左側から爆走していくグラサンナースコスプレのランナーが。
ナンバーを見ると赤い文字だったので女性。
女性ランナーがこのペースで走るのはスゴいな、、、。
と思っていたけれど、彼女は女子の部で優勝したらしい。^^;

◆5-10km(20'04) Ave:4'01/km

最初の給水は無事に得られる。
このレースはテーブルが長くて助かる。

元町通りに入り、産業道路へ。
猛スピードで追い抜いていく8kmの部のランナーを見送りながら、駒場スタジアムの横を走り抜ける。
そしてR463BPへ。

ここまでは順調。
ガーミンでもキロ4を切っている。(公式のラップではキロ4を切れていない)
習得途上の腰高フォームを意識しつつ、自信を持って走れていた。

呼吸は安定。
脚の痛みも無し。
沿道からの声援にも楽しく応える。
中尾陸橋を越え、10km地点を通過。

◆10-15km(20'08) Ave:4'02/km

景色の良い新見沼大橋へ。
吹きっさらしの中を走るけど、そこまで風の影響が無くて助かった。

ここには奥山さんの応援があるはず。
キョロキョロしながら走ると、左手にその姿を発見。
直前まで気付いてくれてなかったけれど、声掛けをしてエールを貰う。

さらにその先にはともじさんからの応援も。
感謝感謝。

浦和大学付近のアップダウンを攻略し、鶴巻陸橋も越える。
いよいよ地元の浦和美園エリアへ。

イオン坂の手前では、くんちゃんと塩田さんペアからの応援。
坂道の中腹で、家族からの応援。

やっぱ地元はこれがあるから楽しい!^^
しっかりと元気をチャージし、15km地点を通過。
14km地点でアミノサウルスレモン味のジェルを補給。
まだまだ順調。

◆15-20km(20'18) Ave:4'04/km

エネオスの角を曲がり、北上。
ここはスーパーに行くのに毎週クルマで走っている見慣れた光景。
落ち着く。
ここでは忠さんからの応援をもらう。

この辺りから微妙に向かい風を感じる。
それに伴い、ペースも徐々に低下。
気持ちにも若干の焦りが出てくる。

ヤマダ電機を過ぎた辺りで、折り返してきた先頭のランナーとすれ違う。
その後ろのランナーも確認し、仲間の姿を探す。
しかしキノさんの姿は確認出来ず。
フクシムランメンバーも、新ユニフォームが黒色で地味なのでよくわからず。

そしてカインズの先のR122の交差点で折返し。
今度は後続のランナーの姿を見ながら走る。

すぐ背後にエビトラユニのヒデさんの姿を確認。
後ろには集団が出来ていて、引っ張っている形になっていた。
すっかり超ウルトラランナーになったけれど、やっぱりフルも速いなぁ。

その後ろにはサブスリーペーサーの大集団が。
沿道の人もビックリするくらいの100人以上の集団。
その集団の先頭に翼くんが居て、笑顔で手を振ってくれた。
まだまだ元気そうだ。

ダイハツの角を曲がる手前、そのダイハツの仮設トイレからランナーがコースに復帰する。
黒いウェアの背中には、福祉村の元気館のイラスト。
どう見てもフクシムランの新ユニフォームだ!

誰かと思って徐々に接近。
シューズは赤いメタスピード。
フォームや髪型から、ヒデさんと推測。
その差をジワジワを詰めていく。

トヨペットの手前で追い付いて並走。
やっぱりヒデさんだった。
少し会話を。
どうやら失速してきたとのこと。
私もペースが落ちていることを実感している。
このまま最後まで持つだろうか、、、。

◆20-25km(20'27) Ave:4'05/km

トヨペットの角を曲がって、R463BPへ。
反対側をすれ違って走る後続のランナーの中で、強烈にこちらを凝視する女性が。
誰かと思ったけれど、なんとyagoさん。
まさかこの一万人超の中から発見してくれるなんて!
嬉しくてお互い声を上げて手を振る。
見付けてくれてありがとう!!

更にすぐ横の歩道にはトレランザックを背負って走る女性二人組。
その背中からも美人感が漂っている。
すぐに忍さんと香織さんのペアだと直感し、追い抜きざまに声掛けを。
するとやはりビンゴ!
向こうも驚いてたけど、笑顔でエールを貰う。

並走していたヒデさんはさらに後退。
またも一人旅に。
そしてハーフ地点を通過。
そのタイムはネットで1時間25分1秒。

つまり、サブエガを達成するためにはこれ以上のペース低下は無理。
イーブンで走っても2秒足が出てしまう。
徐々にペースが落ちてきている中、後半に上げることが出来るのだろうか、、、。
心の中で考える。

このまま突っ込んで大撃沈するか、サブエガは諦めて意図的にペースを落とし、上手くまとめるか。
チャレンジした方が成果は大きいのかも知れないけれど、ビビりな私は後者を選択。
レース前のプランでもあったし。
ってことで、ここでサブエガへのチャレンジは終了。
あとはいかに失速を最小限に留めるかのレースに。

越谷市に入り、草っぱらが広がる長閑な景色の中を走る。
R4で折返し、今度は西へ。
ファミマで豊川さんが応援していると言っていたけれど、その姿は確認出来ず。
でもサプライズで大熊先生からのエールを受ける!
さらにその先には、毎朝福祉村で見掛けるおばちゃん二人組の姿も。笑

コースの反対側からは、サブスリーペーサー集団の先頭に翼くんの姿。
余裕の笑顔で手を振ってくれた。

サブエガは諦めたけれど、レースを諦めた訳ではない。
ペースを落としつつも、前向きに走れている。
キロ4からは遠ざかったけれど、まだまだPBペースは刻めている。

◆25-30km(20'42) Ave:4'08/km

25km地点を過ぎ、再び美園エリアへ。
沿道の声援も増えてくる。

歩道からは忍さん&香織さん、その近くでは忠さんからの応援を貰う。
さらにイオン坂中腹で家族から、坂の上からはくんちゃんと塩田さんからのエール。
みんな残って待っていてくれた。^^
ありがとう!

ここからアップダウンが繰り返されるけど、しぶとく粘る。
まだまだ大丈夫だ。
28km過ぎでアミノサウルスマンゴー味のジェルを補給。

新見沼大橋で、ともじさんからの二度目のエールを。
「仲嶺さん、前に居るよ!」と。
ん?その言い方は、意外と近くにいるのかな?
もしかしたら失速してる?
そんな疑念を抱きつつ、仲嶺さんの背中を探して走る。

橋の途中で30km地点を通過。
ペースは確実に落ちているけれど、大失速の気配は無し。
精神的にも安定しているし、脚の疲労も大丈夫。
上手にコントロール出来ている。

◆30-35km(20'54) Ave:4'11/km

新見沼大橋を渡り切り、R463BPから折れて東浦和方面へと向かう。
コースの対岸には折り返してきたランナーの姿。
そしてすぐに仲嶺さんと工藤さんペアの姿を発見。
ここから折返しまでは結構距離があることは知っている。
なんだ、仲嶺さんは失速していないじゃないか、、、。
折返しまでは1km弱あるので、少なくとも1.5kmは離されていると判明。

その少し後ろには、5km付近で見掛けたナースコスプレランナーの姿。
いやぁ、速い!!
コスプレをした色物ランナーかと思ったけど、あれはガチランナーだと驚愕。

さらに後ろには、フクシムランの篠田さんの姿。
順調そうに走っている。
ケンティや小松原さんの姿は確認できず。

そろそろ折返しという所で、山家さんからのサプライズ応援が!
まさかこの付近での応援があるとは思っておらず、油断していた。
ユニフォームで気付いてくれたのかな。

すぐに折り返して、また山家さんに接近。
「まだまだ行けるよ!」と、笑顔でエールを貰う。
感謝感謝。

さらにコースの対岸からは、翼くんからのエール。
まだ元気そうだし、集団も大きいまま。

R463BPに回帰し、再び西へ。
ペースはPBペースを切ってきた。
あとはここまでの貯金を食い潰す展開。
サブエガは諦めたけど、PB更新は諦めていない。
失速を最小限に食い止めないと。

◆35-40km(20'58) Ave:4'12/km

35km地点を通過。
何とか堪えている。
脚の疲労度や、精神的にもまだ大丈夫そう。

本太坂下のX型の交差点を抜け、いよいよラスボスの新浦和橋の登り坂が見えてくる。
落ち着いて、丁寧に攻略すれば大丈夫、、、。
そう心に念じて登り始める。

コースの脇には奥山さんの姿。
大声でエールを投げ掛け、並走してくれた。
さすがに余裕が無くて反応出来なかったけれど、しっかりとヤル気と元気を貰えた!

何とか登り切り、ご褒美の下り坂へ。
こちらも脚のダメージを考慮して丁寧に。

坂を下り切ってすぐに中山道を右折。
下りの慣性で得られたスピードがかき消されて勿体ない気分。

大きなアップダウンを越えたので、走りながら呼吸を整える。
ダメージは最小限に留められたはず。
そう自分に言い聞かせて走る。

埼大通りのけやき並木を西へ。
沿道からの応援に応える余裕が無くなってくる。
苦しくなってきたぞ。
でも大失速はしていない。
レースも最終盤。
粘るのみ。

◆40-42.195km(09'13) Ave:4'12/km

40kmのマットを通過。
あとちょっとだ。

たつみ通りをクランクし、再び中山道へ。
ここからは沿道から大いなる声援。
ビクトリーロードにしよう。

最後の給水は取らず、走りに専念。
遠くには埼京線の高架橋が見えて来る。
うおぉ、マジであと少しだ!
PBは確実に行けるぞ!
あとはどのくらい更新できるかだ!

埼京線の手前で、なんと三度目の忍さん&香織さんペアからのエールが!
美園から新都心まで、どうやって移動したんだ?
電車でもギリギリだろうし、クルマは交通規制で渋滞だろうし、、、まさかバイク?笑

そんな驚きを得つつ、最後のカーブを曲がる。
その先には篠田さんの姿。
東浦和付近では結構離れていたけれど、失速したのか?
一気に差を詰めて接近。

しかし彼もラストスパートしたのか、再び離される。
何とか食らい付くも、その微妙な距離は縮まらず。

再び埼京線の高架を潜り、左手にはさいたまスーパーアリーナが鎮座。
目の前にはフィニッシュゲートが、、、!

無い。

どうやらコースが変わったらしく、フィニッシュはアリーナ内になったらしい。
もう終わると思ったのに、騙された気分!
でもまだ篠田さんを追える猶予が出来た。

アリーナ脇の道を過ぎ、いよいよアリーナ内部へ。
うー、悔しいけれど追い付けなさそうだ。

目の前にはようやくフィニッシュゲートが。
屋内なので名古屋ウィメンズのような雰囲気。
篠田さんには逃げ切られ、その間にもう一人のランナーを挟んで3秒差フィニッシュ。



いやぁ、やっぱ終盤はきつかった!
でもPBを1分更新!
3年間止まっていた時計の針が再び動き出した瞬間!
まだオレはやれる!!
そう思い、感慨に浸る。

コースに一礼してから篠田さんに声を掛けると、その先にはケンティの姿。
やっぱフクシムランは強いな。

さらにエビトラのヒデさんとも会話。
いつの間にか追い抜かれていたのか、全然気付かなかった。
それだけ余裕が無かったってことか。^^;

呼吸を整えてから歩き始め、完走メダルや菓子パンをもらう。
階段を登ってる間に座席に腰かけて一休み。
お腹が空いてたので、その場で菓子パンをムシャムシャ。
ギリギリサブスリーのランナーのフィニッシュを見届けてからコンコースへ。

雑然とした1Fのコンコースに、フクシムランの面々を発見。
工藤さんはPB更新し、成長止まらず。
仲嶺さんもそれなりの手応えを得た結果。
少し会話をし、混雑する前に手荷物の受取へ。

ナンバーごとに受け取る場所が指定されていて、すでに十数人のランナーが待っている状況。
さいたまは勝田のように申請タイムが早い順にナンバーが振られているっぽい。
なので当然、同じくらいのタイムでフィニッシュしたブースが混雑するのは自然の道理。
私は数分で受け取れたけれど、後で取りに行った仲間は十分以上待たされていた。
これはサブフォー辺りのボリュームゾーンのランナーが殺到したら、またもやカオス状態だろうなぁ。
せめてナンバーの末尾や下二桁ごとに分けるとかしないと、この混雑は解消されないでしょう。
次回への改善点!

陣営に戻り、ジェルを飲んだりして空腹感を満たす。
楽しく会話をしながら着替えを。
仲間も続々と戻って来る。
小松原さんは途中で熱中症の症状に陥り、救護されたとのこと。
東京マラソンへの調整レースとした角野さんは卒ないタイムでフィニッシュ。

フクシムランメンバーはそのまま打ち上げに行くとのこと。
私と角野さんは彼らと別れ、そのまま帰宅の途に。
あと半月で角野さんは都内に引っ越してしまうので、もう会える機会も少ない。
寂しさを惜しむように、帰りの電車の中で会話を。

13:31の電車に乗り、14:01に地元着。
やっぱ近くて楽だ。

帰宅してシャワーを浴びてスッキリし、家族とのんびりと過ごす。
食欲の減退は無く、夕食も普通に楽しめた。

左足首痛は当日夕方から発生。
翌日は大腿四頭筋と両足の縦アーチ、大殿筋に強い張り。
右肩に凝り、股関節にも張りがある。
ダメージはあるけれど、どれも総じて許容範囲内な印象。
風邪などの体調不良も無し。

新たなフォームで走れば大腿四頭筋よりも大腿二頭筋が痛むはず。
でも痛みが出たのは結局いつもの四頭筋。
ってことは、やはり終盤は苦しさでフォームが乱れていたってことか、、、。
まだまだ改善の余地はある。

水戸からの度重なる故障で2ヶ月以上マトモに練習出来なかったのにPB更新は正直出来過ぎ。
しっかり練習が出来ればもっと記録は出せると思うし、まだ伸び代はあるみたいで一安心。

レース自体は地元ってこともあり、本当に楽しく走れた。
ボランティアの数も多かったし、給水テーブルも多くて難なく取れた。
手荷物預けの改善点はあるけれど、運営には概ね満足。
三連休の最終日の開催だったけど、できれば中日にして欲しかったかな。
でも中日は建国記念日で多くの警察官が動員されてしまうだろうし、やはり厳しいか。
関東ではフルのレースが少ない二月の開催は良かったかと。

最後に、温かく応援してくれた沿道の方々、運営に尽力してくれたスタッフの方々、交通規制等で協力してくれた近隣住民の方々。
共に走り刺激し合えたランナーの方々、仲間やラン友の面々。
いつも理解協力してくれて、寒い中応援に駆け付けてくれた家族のみんな。
どうもありがとうございました。
これからも頑張っていきます。