昨日、通常国会が開会し、安倍総理は、今年一年間の政府の基本方針を示す、施政方針演説に臨みました。
未来を生きる世代のために、困難な課題に真正面から立ち向かい、新しい国づくりに挑戦して、未来への責任を果たす強い決意を語りました。

政権発足以来の4年間、安倍内閣は結果を出すことにこだわり、様々な「壁」に挑戦してきました。
名目GDPは44兆円増加し、有効求人倍率は史上初めて全ての都道府県で1倍を超えるなど、デフレ脱却への歩みを確実に進めています。
税収は、政権発足してから国と地方合わせて22兆円増えて初めて100兆円を超える見込みで、好調な経済は財政の健全化にも大きく貢献しています。

一億総活躍社会の実現に向けた最大のチャレンジは「働き方改革」です。
同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善、長時間労働の是正、高齢者の雇用促進。
意欲ある方々に多様なチャンスを生み出すために、3月に実行計画を決定し、改革を加速します。
「待機児童ゼロ」「介護離職ゼロ」に向けて、保育、介護の受け皿整備の加速、保育士や介護士の処遇改善を進めます。
パートで働く方々が「103万円の壁」を意識せずに働くことができるよう、配偶者特別控除の収入制限を大幅に引き上げます。
また、給付型奨学金を新設するとともに、無利子奨学金を大幅に拡充します。
安倍内閣になって、訪日外国人観光客は約3倍の2400万人となりました。
4000万人の高みに向け、政策を総動員して観光立国をお推し進めます。
技術革新を次々と生み出すための研究開発促進や規制改革、
戦後最大の農政改革の加速など、引き続き経済を最優先に取り組んでいきます。

今年は、アメリカをはじめ世界の多くの指導者が交代し、大きな変化が予想されます。
引き続き、日米同盟を基軸に、地球儀を大きく俯瞰しながら、平和外交、経済外交を展開していきます。

昨年末には、沖縄の北部訓練場4000ヘクタールが20年越しで返還されました。
これは本土復帰後、最大規模の返還です。
地位協定についても初めて軍属の扱いを見直しました。
世界で最も危険と言われる普天間飛行場の辺野古沖への移設など、
担当大臣として、沖縄の基地負担軽減を目に見える形で進めていきます。

未来への責任を果たし、新しい国づくりに挑戦する。
結果を残すために、安倍総理を支えて全力で取り組んでまいります。