【願望と普段の心の在り方】


先日伏見稲荷大社の稲荷山に登った後にひいたおみくじ、こんなにもありがたいことが書いてありました♪


伏見稲荷大社のおみくじは、おみくじの筒を振ってひっくり返すと中から番号の書いた棒が出てきます。

このシンプルな仕組みから考えると、ザラっと軽く振ってひっくり返すだけで良いと思うのです。それだけでも神さまはおみくじを通して必要な言葉を伝えてくださいます。

それをガシャガシャ必死で振ってしまう後ろ姿は、神をも我欲で動かそうとする普段の心が現れているようにも見えます。

おみくじで『大吉よ出てこい!』と。。。

そこには謙虚さもまるでない姿にも見えます。

神社仏閣は神仏がお祀りされている場所ですからその時の自分の行動や心の在り方も神仏に見られていると思った方が良いと思います。

信仰心のある方は、手を合わせるそのお姿もとても美しいものです。

もし自分が神仏の立場で参拝者を見た時に、ガシャガシャと大吉目当てでおみくじの筒を振る人と、静かに謙虚な気持ちで祈る人、どちらを護りたいと思いますでしょうか。

自分の願望が単なる欲からくるものなのか、それとも誰かのためにつながる願望なのかでも神仏の心に響いてお力添えをいただけるかどうかの違いが出てくる気がします。

なので、今ある願望が何のための願望なのか、一度ご自身と向き合ってよく考えてみると良いと思います。

そうすると、自分の新たな一面に気付くだけでなく、普段思っていることやこれからの心の方向性を知るきっかけにもなります。