雑居ビルの中に入ると、目の前に、
噂に聞いたババァ殺しの急階段が((;゚Д゚)ガクガクブルブル
あ、口が悪かったですね。老人が落ちてしまいそうな急階段です。
手摺の位置も何となく下についていますね。お年寄り向けに、ドアノブも手摺も下めについてるのでしょうか。
この時点で、お灸の匂いがビル内に漂っていましが、これも鍼灸院からなのかな?
階段を上ったところにある鉄製のドアに、鍼灸院の名前が貼り紙されていますが、
ドアホンもベルも何もありません(゚Д゚#)
いやこれ、紹介制でしか予約を受け付けていないと言うよりも、誰か信頼できる人に紹介されなきゃ絶対入れないやつでしょw
恐る恐るドアを開けて鍼灸院に入ると、中はガラスのパーテーションによって待合所と診察室に分けられた狭い一室。
まだ診察中のようだったので、待合室にある椅子に座って待っていると、前の患者が終わって出てきました。
すると名前を呼ばれたので、入れ替わりで診察室へ入ります。
中にいたのはヨーダ……では無く、白髪のおじいさん先生でした。ヨーダではありませんが、フォースは使えそうな雰囲気はあります(・・;)
特に問診票を書くとかもなく、すぐに治療を開始。
「どこが悪いの?」
と聞かれたので、首肩と左の四十肩と伝えると、
「シャツを脱いで」
と言われたが、下のTシャツは着たままでいいらしい。
てっきり痛い鍼みたいに背中側や脇裏に刺すと思っていたのだけど、本当に脱がなくていいのかな?
まずは左側が上になるようにベッドへ横になりました。
肩、首、腕を触ると、鍼を刺していきます。痛い鍼のところと違い、肩を中心に首と上腕、前腕と鍼を刺して行くけど、痛みはほぼナシ。
というか、鍼を刺しているのかもわからないほどです。ただ、肩の一部は痛いところがありました。
肩周りは痛い鍼と刺す場所が全然違いますね。
鍼を刺し終えたところで、鍼の上にもぐさを載せてお灸。ビルに入った時にお灸の匂いが漂っていたのはこのせいなんですね。
お灸に火をつけた瞬間、左肩の一箇所にビリっと強い衝撃が走りました。直ぐに収まったけど、めちゃくちゃ痛かった……(´Д⊂
耳鳴りに効く鍼があるか聞いてみると、耳にも一箇所鍼を打ってくれました。
突発性難聴になった話をすると、どんな治療をしたかという話になって、
「ブロック注射は良くない。あれは一定の回数は打てるけど、それ以上打つと首が悪くなる」
と言っていました。
そういう考え方もあるのね……。
「今度突発性難聴になったら、すぐうちにくればいい」
うーん、本当に鍼が突発性難聴にも効くんですかねぇ?
まぁ、もう突発性難聴は二度とごめんですが( ̄▽ ̄;)
お灸が終わると置き鍼を貼って、今度は右側です。
右側の首を触った瞬間、
「これは凄いね、いつも首重いでしょ。頭痛はないの?」
なんでも、これくらい首が腫れていると普通は酷い頭痛がしていてもおかしくないそうだ。
「頭痛が無いのは、体が頑丈にできてるからだよ。年齢の割には体が若いし。でも耳鳴りもこれが原因だね」
どうやら触った感じのあまりの体の丈夫さに、仕事の話をする前は、肉体労働の仕事をしていると思われていたそうです。
丈夫な体に産んでくれた親に感謝ですね。
右側の首へ打った鍼は、けっこう痛い場所が多かった。それでも痛い鍼の鍼灸院に比べたら、撫でてるようなものですが……。
右も置き鍼をして、治療終了。
この間30分くらいかな?
置き鍼は、痒くなるか効きすぎて重く感じるようなら取っていいけど、そうでなければしばらく貼ったままいいそうです。
治療費ですが、初回は6,000円、次回からは5,000円だそうです。
次回来るのは、1週間後でもいつでも好きなときでいいとのこと。
自分が終わる直前に次の時間の人が来ていたので、割と混んでいそうな感じですね。
い
ここまでちょっと面白おかしく書くために伏せていましたが、実はこの先生、かなり凄腕の鍼灸師だということを紹介してくれた人から事前に聞いていました。
実際、知識と経験は凄そうでした。
それにしても、こちらは痛い鍼の鍼灸院と全く逆のアプローチですね。イメージ的には、向こうは筋肉へ直に作用させるのに対して、こちらは神経に作用させるのでしょうか?
ここでは左側は正中神経、右側は橈骨神経のツボに鍼を打ったそうです。
そして、この鍼を受けた翌日の夜……
とんでもないことが起きました!L(゚ロ゚L)(ノ゚ロ゚)ノL(゚ロ゚L)(ノ゚ロ゚)ノL(゚ロ゚L)(ノ゚ロ゚)ノ
衝撃の次回へつづく(´Д⊂