2015年にイギリスで実際に起こった宝石店強盗事件を映画化。
驚くのは、7人の犯人のうち6人は60歳以上の高齢者ということ。
まったくの素人でなく、むかしは常習者で年齢とともに引退した人たちだ。
しかも、23億!ロンドン史上、最高額の強盗になるらしい。
実話として、すごい!
関節炎だ、糖尿病だ、足が動かないだ、腰が痛いだ、頻尿だ、絶好調な体調じゃないのに、強盗しようとする根性が、すごい!
めちゃくちゃ金に困ってるわけじゃなく、暇つぶし的に引き受けているだけだし。
せやけど、年をとるとカラダだけじゃなく、ココロも不調になってくる。スムーズにいかない作業に、ブーブー文句を言いだすし、怖気づいてしまうし、疑心暗鬼になるし。強盗途中の、仲間割れが、ひどいww。
さらに強盗し終わったあとの、分配でもめるし、監禁方法も計画なし。
この雑さは、高齢ゆえの集中力のなさなのか、先を見越す忍耐力がなくなってくるのか。
「手口が鮮やか、手慣れた強盗集団の犯行」と報道された割には、
手掛かりが多くて、あっさり逮捕されてしまう。
だが本人たちは、のんきに「こんなヨボヨボのじじいが、強盗犯とは思わないだろう」と高をくくっている。もう、ひどいのなんのって。ま、映画だからそう演出しているんだけどね。
いちばん驚いたのは、マイケル・ガンボンの登場シーン。とっちらかった禿げ頭に、薄汚いジャケットとシャツ。ハイウエストすぎるスラックスに、すり足で早歩きする姿に、真っ赤っかな顔。
これ、素人つれてきたの?と驚くが、よくよくみると見覚えのある顔。ハリー・ポッターシリーズに出てる人やん!
なり切り具合が、超人すぎる。ここまでくると、マイケル・ケインより、かっこよく思えるわ。
うそやろ、やりすぎちゃうか?
おもろかったわ。
高齢な人が、抗ってる映画、好きやわ。
「龍三と七人の子分たち」を見返してみたくなった。
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2018年イギリス
監督:ジェームズ・マーシュ
出演:マイケル・ケイン、ジム・ブロードベント、トム・コートネイ、チャーリー・コックス、ポール・ホワイトハウス、マイケル・ガンボン、レイ・ウィンストン、フランチェスカ・アニス
▼頭空っぽで系な気分でもOK。
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<今日のいちまい>
家で仕事をしていたら、PCの画面が突然、
ブルーアラートと呼ばれる強制終了画面になった。
長文のメールを打っていたとこなのに・・・。
サポートデスクに問い合わせると、
なんらかのPCの不具合で、その不具合は致命的なもので、
今後、しょっちゅうそのアラート画面がでて強制終了されるであろうと言われた。
だから、早急にPC替えないとヤバい、と。
たしか、去年の春にも、PCの致命的な不具合で交換したところで、
バックアップとったり、2アカウントでサインインしないとアカンとか、
2アカウント分の設定せなアカンとか、
もう、あれこれもう、大変すぎる作業なのだけど・・・。
あれをもう1回やらなアカンのかと思うと、もう4時間はロスする覚悟。
Lenovo、まじで、カンベンしてくれ。
これ私用で買ってたら、マジで大後悔するレベル。
弱いわー。うんざりするわー。