映画 ハンニバル・ライジング ハンニバルは戦争で心に大きな傷をおったせいで、、、 | 気むずかしい いろいろ

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どうしてレクター博士は人肉をたべるようになったのか。

どうして、人体を破壊するほどの残虐性を持ち始めたのか。

 

その答えがみつかる一作だ。

人を魅了する映画史上、もっとも凶悪な殺人鬼レクター博士。

かれがあれまでに残酷なことをする理由が、

なにがしか納得できる理由が欲しいと観客は願うのだろうか。

 

なるほど!と納得できる理由を描いている。

が、美談っぽく仕立て上げているのがちょっと、納得がいかない。

レクターの殺人動機に、正当性も、理由もなくていいのにとも思う。

 

ネタバレになってしまうが。ざっくり。

 

終戦後、ロシア兵に財産を没収され両親を目の前で殺されてしまった。

さらに、終戦後の飢饉のせいで、妹はドイツ連合軍の男たちに、、、、喰われてしまった。

そして、レクター本人も、妹のほほ肉をむりやり食べさせられ、、、。

 

これが、レクター博士が人殺しを楽しみ、カニバリズムに目覚めた原因らしい。

 

この映画では、孤児院を抜け出し、フランスの叔母のムラサキという日本人を頼り、生活を立て直す。

ある日、妹を殺して喰った男たちの一人をみつけ、復讐を決意する、、、。

 

結局は、戦争が生んだ怪物。ってことでした。

どうだろうか。納得できるだろうか。

なんだか、安易な気もするが。

 

この際、リアリティはほっといて、

斬新なコロシの手口を楽しんだりしてみよう。

 

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2007年アメリカ・イギリス・フランス

監督:ピーター・ウェーバー

出演:ギャスパー・ウリエルコン・リーリス・エヴァンスドミニク・ウェスト

 

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<今日のいちまい>

先週の土曜日から口内炎がつづき、3日前から頭痛がつづく。

 

ふだんめったに頭痛しないから、いよいよ血管が切れ始めたかと思っていたのだが、

どうやら先日のトンガ噴火の影響で、気圧が変化しているらしい。

血管が切れているのでなく、気圧の影響と思いたい。

後頭部を強くうった後、じんじんと続く痛みと、額のあたりを締め付けられるような痛みと。


古田新太卒業公演「ロッキーホラーショー」が大阪初日だけ中止になった。

仕事のつごうで断念し、後輩に譲ったのに、中止になってしまった。

舞台観劇、初体験者を増やしたかったのに。

このまま1年前のように、中止が続いてしまうんやろうか。ツラい。

 

次は、新妻聖子のボディーガードや。

ぶじ、開幕されますように。