舞台 月影花之丞大逆転 ばかばかしい爆笑ネタ劇と思わせて、、、 | 気むずかしい いろいろ

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トコトンくっだらなくて、トコトンばっかばからしくて、わらったー!

よくこんなにたくさんのパロディで物語が作れるものだな、すごい!。

 

ガラスの仮面の月影千草パロった、

月影花之丞が率いる劇団の劇中劇。

 

ひさしぶりに、くだらなくて、あきれ果てて笑った。

どこまでも、どこまでもくだらなくて、おかしくて、

呆れるほど笑うっていうのは、けっこう難しんじゃないだろうか。

狙った笑いのさらに奥、もういいってーって言うてもさらに続ける、このしつこさ(褒めてる)!

このやりすぎてもオモシロいのは、さすが新感線!って思った。

 

いつもよりも出演者が少なくて、上演時間も2時間だけど、

だからこそ、全力でやり切れる、凝縮されたパワーを感じた。

 

木野花さんの声量と、エネルギーの強さに驚く。

古田新太の声量より勝ってた。すごい腹底の声。

 

ロングラン上演にもかかわらず、衰えない動きと声。

キテレツな演出家役だから、声が裏返るほど叫ぶところもあり、ほんとうに化け物なみの体力。

かっこいいわー。

 

そして最後、新感線らしく、ホロリとさせる展開に。

共演者を惚れさせてしまう女優、心不全からの脳梗塞にさせてしまう男優。

あまりにも熱をこめて演じるため、その場にいる人の体に影響を与えてしまう舞台人たち。

 

最後、木野花のセリフがとてもジーンときた。

ちょっとうろ覚えだけど、すべては演劇のため。劇場があるから演じる。なければ劇場をつくればいい。

 

わたしはただの演劇ファンだけど、

演劇があるのなら、ただ何も考えず見に行く。

行きたい!でなく、“行く”だけ。

 

惚れたり、泣いたり、笑ったり、怒ったり。

舞台の上の俳優たちの演技に刺激されて、日常では動かない感情を動かしに行く。

ただ、それだけ。

 

不要か、必要かでなくて。

それがもう、椅子に座ったり、歯を磨いたり、電車に乗ったり、写真をとったりするのと同じ、日常ルーチンです!

 

あともう1回、観に行く!

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2021年4月16日

@近鉄オリックス劇場

作:中島かずき

演出:いのうえひでのり

出演:古田新太、阿部サダヲ、木野花、浜中文一、西野七瀬、村木よし子、河野まさと、村木仁、山本カナコ、中谷さとみ、保坂エマ

映像出演:賀来賢人、磯野慎吾、吉田メタル、川原正嗣

声の出演:橋本さとし、右近健一、逆木圭一郎

 

この舞台は、近くで見るより引きで見たほうがおもしろそうだ。

 

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<今日のいちまい>

「はじめまして」と名刺交換しようとしてたら、

「えっ?!」と驚かれた。

 

3年前めっちゃ一緒に仕事して、飲みにも行ったのに。

仕事はなれるとすぐ忘れる (笑。

 

超しつれー、しちゃったわ。

若い女の子は数年で顔かわるし、マスクしてるから。

わかんねーだわ。ごめんなさい。