被災地に立ち...想う | JUNJI NAITO PHOTOGRAPHS BLOG
2011年03月29日 04時05分33秒

被災地に立ち...想う

テーマ:もうひとつのスーダン 川原医師の挑戦

「もうひとつのスーダン」写真集ブログ     文/川原尚行  写真・文/内藤順司  共著































フォトグラファー内藤です。

日本の今と、行く末を変える大震災から、あっという間に17日が経ちました。
荒れ果てた被災地と、今もなお恐怖が続く原発の暴走。津波被害の惨状だけでも甚大なのに、なおも終わりの見えない人災の追い打ち。

ほんとうに皆さんも心が落ち着かない怯え続け悩み続ける日々が続いていると思います。

上の写真は、3月22日に撮影したもの。 川原医師が巡回診療を続ける閖上地区の津波によって家々が流された跡です。診療活動を続ける館腰小学校。そこで避難生活を続けているのは閖上地区の人たち。川原医師は何度も被災地である閖上地区を訪れます。
そしてひとりになり考える... 地域の人たちと歩む復興の道を何度も悩み、いつも考えている。
遠く写る人影は川原医師です。

私も、何度も訪れ復興への道筋を荒れ果てた町と、変わらぬ空を見上げて1人の時間を過ごします。

甚大な被害が出た500kmに及ぶ海岸線、そして緊張感をいつも強いられる原発の動向。
現地で活動していても、いつもいつも原発の危険性が頭をよぎります。

津波被害の地は、ほんとうに荒れ果てて人も傷ついていますが、少しずつ一歩ずつでも前進していると実感します。これからの長い道のりを日本全体や世界からの暖かい愛情で築いていくのだと思います。

原発災害も政府と東電の方々に、より人間としての誇りを持って最小の被害に食い止める努力を続けていただきたいと思います。もうこれ以上、放射能という悪魔によって日本を壊さないでほしい。

これから西日本も含めてボディーブローのように日本全体、世界をも巻き込んで行き詰まりの嵐が吹くでしょう。
しかし私たちは、こんな時だからこそ全てをかけてでも復興の道を築かなければいけないと思います。

私の息子の大学サッカー仲間は、ご実家が津波で流され大学を辞めざるおえなくなったそうです。
私の甥は、今春大学進学で広島から関東へ不安一杯の中で進学します。
放射能が降り注ぐかもしれない土地に18歳の青年の春の旅立ちを思うと・・・私自身胸が締め付けられる想いです。
私の孫は栃木から広島のふるさとの地へ今日、疎開させます。
若い夫婦・・・旦那は仕事のある栃木と娘と孫は広島で別々に暮らすことになります。
若い夫婦にとっても辛いことです。

この春、僕たちの未来や多くの若者たちの将来が揺らいでいる。
僕たち大人が自分の保身ばかり考えているのではなく、今こそ「SELFLESS LOVE」で頑張らねばと、桜開花宣言が東京に出た夜に私は決意するわけです。

・・・と、同時に昨日は社会人の24歳の甥がメールをくれました。
彼は大手楽器メーカーに勤めながら大好きな音楽活動をしています。彼らは震災後すぐの13日に京都で仲間たちと集まって「東北大震災義援金ライブセッション」を行いました。その翌日に私と川原医師は被災地に入った訳ですが、それを知った甥が仲間と相談して集まった義援金56,423円を急遽ロシナンテスに全額寄付してくれました。
ほんとうに想いをひとつにして楽しそうに若者が東北地方の震災者のことを想って行動している姿を見ていると涙汲んでしまいます。自分の場所で自分たちが出来ることを積み重ね、愛情を積み重ねることによって大きな打撃をおった日本も必ず復興の道が見えてくるのだと思います。よかったらリンク先を貼っておきますので見てやってください。

~京都からのエール~【東北大震災義援金募集セッション】「STAND
BY ME」
http://www.youtube.com/watch?v=CCprbvKQxH4

~京都からのエール~【東北大震災義援金募集セッション】「世界に一つ~」
http://www.youtube.com/watch?v=n-4H38LfsDU

これからは私の本業である音楽の長いツアー(スピッツ、浜田省吾)が始まります。こんな時だからこそ自粛するのではなく、アーティストも傷ついた心を持って抱えて音楽が持つ魔法を解き放つことが必要な時なんだと思っています。両ツアーとも素晴らしい音楽ツアーになっていくと思います。
ツィッターでも何度も呟いていますが、浜田省吾さんの「僕と彼女と週末に」には、まさに今必要な名曲です。
これもYouTubuなどで検索して、ぜひ聴いてみてください。

まだまだ復興への道は始まったばかり・・・そして私たちには大きな責任がある。
これからの日本という国が歩む道を責任を持って模索する大切な時です。それは世界へも通じています。

ほんとうに大切な命題を我々に突きつけられていると思うのです。

私は、明日30日から被災地に向かいます。何度も何度も向かいます。
私たちに突きつけられた命題を模索していく為に・・・。
そしてそのままライブツアーに突入します。そしてまた被災地にも向かいます。
カンボジアにもスーダンにも渡航します。ヒロシマの被爆者の方の撮影もします。
それらすべてを、まったくの自粛なしに推し進めていきます。

これからも見守り続けてください。よろしくお願いします。

最後に先に触れた関係者にお送りした報告メールの内容の一部を掲載しておきます。

「今回の震災や原発のことについて不思議に予感めいたものがあったの で、いたって冷静な自分がいます。今回のことがなくても日本は行き詰 まっていて大きな曲がり角 だったと思います。今回のことで実 に多くのことが試されているように感じています。これから我々がどの ように復興し何処に向かうのか?この地球全体の方向が試されていると 思うのです。その為にも今の苦境の中で懸命に生きる人々を写真に刻み たいと思います。・・・2011.3.26記」




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