春の畑作業も最後に近づいてきました。一昨日から今日にかけて、そら豆の収穫後にトウモロコシとゴーヤ、そしてオクラの種まきのための準備でした。鍬で土を掘り起こし、石灰や堆肥、肥料を入れて土に混ぜ込みます。その後畝作りですが、この鍬で土を掘り起こすのが一番大変です。

 

合間には、トマトの脇芽を取ったり、脇芽を差し芽したものの状況を見ながら移植したりもやっています。今年試験的にやってみた春まきのインゲンの収穫もありました。これは、秋まきに比べると収穫は格段に少なかったですね。来年からは止めようと思っています。スイカのツルが伸びてきました。去年は出来が悪かったので、今年は期待したいのですが。

 

そして、道を歩いているどこかの知らないおばあさんが声をかけてきました。いつも水仙やアヤメがきれいで、楽しませて貰いましたと。ここまではいいのですが、ちょっと畑の中に行ってもいいですかというので、ダメだとも言えず、いいですよと。ところが、この人、話しが長い。しばらく作業の中断やむ無しになりました。

 

 

そして、今日の畑作業中は、いつものように You Tube を聞きながらでしたが、面白かったのは、松原仁氏の衆議院外務委員会での質疑でした。まず、米国でウォルバーグ下院議員が3月の集会で、広島、長崎への原爆投下に言及し、パレスチナ自治区ガザへの原爆投下を促すと取れる発言をしたとして波紋が広がっている事に関してでした。

 

その後、米共和党のグラハム上院議員が、米上院公聴会で、米国がイスラエルへの弾薬輸送を停止したことを巡り、広島と長崎への原爆投下に繰り返し言及しながら必要な武器を供与し続けるよう主張したとの読売新聞の報道について質問。グラハム氏は、ハマスやイランからのイスラエルへの攻撃に触れ、「敵の壊滅のために必要な兵器供与を止めれば、代償を払うことになる。これは究極の広島、長崎だ」」などと述べています。

 

この発言に先立ち、グラハム氏が米軍制服組トップのブラウン統合参謀本部議長らに「日本への原爆投下は正しい判断だったと思うか」と質問したところ、ブラウン氏は「世界大戦を終わらせたとは言える」と答え、オースティン国防長官も、ブラウン氏に同意するとしていました。要するに、日本への原爆投下は正しいとするのが、今でも米国での主流だということがよく判りますね。

 

そして、松原仁議員は、この事について上川外務大臣の考え方を問いました。上川大臣は、「受け入れることは出来ない」と述べ、「改めて米国に申し入れたところであります」と回答。松原氏は、「繰り返し申し入れてきていて、それでも原爆投下は正しかったとしている事についてどう思うか」と。上川大臣は「米国とも協力しながら核兵器の無い世界に向けて現実的かつ実践的な取り組みを進めたい」と回答。

 

更に、松原氏は「抗議をするのか。『遺憾だ』と言うのか」との問いに、「申し入れを行ったところです」を繰り返すだけで、この質疑の管はずっとメモを読み続けていました。更に「どう抗議したのか」と続ける松原氏に対し、外務省担当者も「詳細については差し控えさせていただきます」の繰り返しでした。

 

そして、松原氏は「日本とアメリカは日本にとって最大の同盟国であります。同盟関係を維持するためのひとつの境地、プライドというものがあると思っています。日本人にとってどうしても越えられない一線は断固として主張する。これは今後も日米関係を育成するために極めて重要なものだと思っている」と述べています。

 

上川大臣は、ポスト岸田にも名を連ねていますが、この答弁を聞けば、とても首相にふさわしい政治家とは思えませんね。但し、松原氏も上川大臣に対して「答弁つらいですね答弁が。本当につらい答弁ですよ。日本にとってアメリカというのは最大の同盟国ですから。底に対して日本はなかなか言えないですよ」とも述べていましたが。そして、松原氏は今は無所属ですが、日本保守党に入ればいいのではないかと思いましたね。とても元民主党議員なんて思えない政治家ですから。百田氏や有本氏とも既知のようですし。