阿木川ダムから恵那市街地を通り抜けてしばらく進みます。
ついに見えてきた…。
この青看板に描かれた道の太さと数字の大きさがこの先の道路の運命を物語っています。
しかも国道に×ついてるし。
ここは緑の矢印の辺りです。
もちろんこの交差点を左折します。(笑)
この先の道路についてはググればいくらでも出てくるので、知ってる人にとっては今更でしょうけど一応簡単に説明してみます。
国道418号線の岐阜県恵那市笠置ダム付近から八百津町方面の区間、こうして地図で見ると普通に繋がっているように描かれていますがもう何十年も？通行止めが続いていて、その区間は土砂崩れや落石等で廃道同然の状態のまま放置されています。
そんな状態にも関わらず未だに現役の国道であることから、一部の人からは「キングオブ酷道」と呼ばれてたりします。
もちろんそんな廃道みたいな区間には入れませんが、ここがなんとか自力で行ってこれる距離なのがわかったのと「酷道」であるのにタイムリミットがあるようなので近くまで見に来ようと思いまして…。(笑)
緑の「現在地」まで来ました。
ネットでよく見た看板！(笑)
路肩に車を停めてじっくり観察させていただきます。(笑)
×が赤色になっていて、進めないことを強調してます。
そういえば一番上の写真の辺りからここまで来るのに誰にも会わなかったのに、ここまで来たら笠置ダム側から出てきた車や武並橋を渡ってきた車が同じように近くに車を停めたりしてました。
たぶんきっと同じこと考えてきた人たちかな…。(笑)
こちらが武並橋。
阿木川ダムに寄らなければこっちから来てたと思われます。
ここも国道ってわりには狭いけど、橋を渡って少し進めば2車線道路になります。
進行方向はこちらです。
白線に拒否される国道側（左）へ進みます。
とはいえ、最初のうちはまあまあ広いです。
この先にまだ民家があります。
全然わからないと思いますが、矢印のところに何かいる！
それも、タダモノではないですよ。どうやらカモシカっぽいです！(@_@)
カモシカと私の進行方向がたまたま同じだったため、追うようになってしまい最初ゆっくり逃げてたのが途中からダッシュで逃げて視界から消えてしまいました。
なんだか…申し訳ない…。m(__)m
看板には否定されてもここは国道。
それにしてもかなり汚れたおにぎりですね～。
最後の民家を過ぎると道路は一気に狭くなります。
かなり怪しい感じの道と「この先行き止まり」の看板。
でも、笠置ダムまでは行けるのがわかってるので進みます。
狭くなったけど、今でも国道です。それも行けないこの先に比べたら全然立派な道だったりします。
現在途中まで開通しているバイパス道路の方が完成して武並橋あたりまで繋がったらここもこの先の廃道区間も国道の指定を解除されるでしょう。
岐阜県で見られるらしい落石注意の看板。
錆び錆びですが公道を運転してて見るのは初めてかもしれないレア標識。
現在ではビックリマーク（その他の危険）より見る頻度の少なそうな「警笛鳴らせ」。
行きも帰りも見ました。
この辺より少し進んだくらいだったかな…対向車が来ました。( ﾟДﾟ)
バックしようとしたら相手がバックしてくれました。ありがとう。
でもここに入ってく人って、ダムの関係者とか以外だとダムマニアか酷道マニアくらいなものかと思ってましたが意外といるんですね、通る人。自転車もいたし。
そんなこんなで笠置ダムに到着。
立入禁止なのでフェンスごしにしか見れませんが、手前の曲線のところとかカッコイイダムだなと思います。
道は狭いけど、アップダウンはほとんどないようだし、来てみると意外とあっけないかも…。
これもネットで見たことがあるダム関係施設？の廃墟。
立入禁止って書いてあるし、手前の小屋にたぶん人がいるのでここから眺めるだけにしておきます。
で、道はまだ少しだけ続いているようなので歩いて進んでみますね。
曇ってて薄暗いのもあってちょっと怖いけど。
あと、さっきカモシカ見かけたのもあってちょっと怖いけど。
（生身の状態で野生動物と遭遇したくない…）
見えてきました。
笠置ダム側の通行止めゲート。
横からのすり抜けもできないようになってます。
過去に通り抜けた記事を見ると2011年くらいにはもっと簡単な感じのバリケードだったようですが、有名な酷道で無理に入る人が後を絶たなかったせいか厳重にされたっぽいです。
この奥まだ普通に通れそうですが、そう進まないうちに土砂で埋まってて車が進めないらしいことは知ってます。
一度来たらもういいかな…と思ったのでたぶんまた来るってことはないと思うけど、来るなら紅葉の時期が良さそうです。
国道指定解除されたらただの狭い道だし。(^_^;)
さて、戻りますか。
最後に笠置ダムをもう一度。
そして、狭い区間から脱出します。