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「染川さん、声を上げたらだめでしょ」
「詰め所にまで叫び声聞こえてるよ~」
何度も助産師さんたちに注意され、それでも言われる通りにできず、
情けないやら、でもそれどころじゃないやらで・・・
ボス的助産師さんが見かねたのか、
「そしたら、分娩室行こうかそしたらもう少しがんばれるな」
(完全に見かねてますがな)
と言ってもらえ、肩をかりて分娩室へ
「これであと少しでご対面できる~」と思っていたのは私だけで、
待合に居た家族には、まだしばらく時間がかかることが伝えられていました
分娩室ではさらに怒られました
「あんた、自分のことばっかり考えてたらあかんのよ」
「お母さんになるねんから、しっかりしなさい」
「泣いてもどないもならへんよ」
いきみ逃しが下手な私は、陣痛の度に叱咤激励を受けました(笑)
あれおかしない陣痛室入ってからってそんな時間かからんのちゃうん
と思いながら、でも、確実に近づいてきている出生の瞬間を心待ちにしていました
そうこうしているうちにその時はやって来て、院長先生もやって来ました
確か主人もこの少し前に呼ばれて入室したと思います。
(これで、ほんとにいよいよだー)
「よしいきんでー」
先生含めて4人がかりで、呼吸法の誘導やらなんやらをやってくれました
分娩は結構考えること多いな~って思いました。
グリップを握る時のひじの角度、腰の位置や角度、視線、呼吸・・・
一度に言われるから大変だったけど、もう少し、もう少し、あと少し・・・
~この間いろいろありましたが書くに耐え得るので割愛(笑)~
先生 「次ぐらいで出してあげんかったら、赤ちゃんしんどなるで」
私 「・・・・・」(首を縦に振る)
つづく