2021年、あけましておめでとうございます。







自宅でお正月を迎える際のお節料理は、いつもネットで事前に注文したお重を家族で頂いていましたが、今年は初めて手作りしました。








学校や、バイト、お仕事などで大忙しな現代の生活で、お節の準備を一からするのはなかなか大変そうなので、もしかすると今年の正月が最後のお節作りかも…なんて思ったり。







壱の重
・伊達巻
・ニシンの昆布巻き(市販)
・栗と金時芋のきんとん
・松竹梅かまぼこ(市販)
・田作
・黒豆





二の重
・ブリの塩焼き
・松前漬け(市販)
・菊花かぶ
・小肌の酢漬け(市販)
・有頭海老の旨煮
・いくら
・かずのこ






三の重
・お煮しめ
タケノコ、干し椎茸、手綱こんにゃく、里芋、蓮根、金時人参、絹さや






我が家のお雑煮は白味噌です。
具材は大根、金時人参、鶏モモ肉、丸餅。彩りと香りに柚子の皮、水菜です。

我が家のお雑煮の作り方は去年紹介しました。




毎年同じレシピで作りますが、今年新しい白味噌を使ったら、味が全く変わっていました。

白味噌らしい甘さがあまりなく、塩気が強め。色が白いだけの普通のお味噌汁を飲んでいるようでした。白味噌選びも重要なんですね。いつものお雑煮を味合わなくては正月を迎えた気がしないので、白味噌を買い直そうかと思っています。







白味噌に関して追記:

その後白味噌を買い直しましてお雑煮を作り直しました。

最初に買ったのはこちらの白味噌




この白味噌で作るお雑煮はいつもの味ではありませんでした。(塩気が際立ち、白味噌特有の甘さやまろやかさがない。出来上がった雑煮はまるで白い味噌汁。)


そして買い直したこちらの白味噌




いつもの味になりました。甘くまろやかで、香りも良い。白味噌の味が出るまでたくさん入れても塩気が尖りません。これこれ、これが私の家のお雑煮の味です。









我が家好みの白味噌を選ぶ際のポイント:
(我が家好み:甘め、まろやか、塩気が控えめ)

・京都で作られたもの
・西京白味噌
・水飴、酒精が入っている
・原材料が米、大豆の順番(米多め)
・炭水化物の量が多い



以上追記でした。







正月の甘味は菓匠清閑院さんの干支饅頭丑椿の花です。









去年頂いたものを初めて食べて、干支のカタチが愛らしく、また味も好みで気に入ったので、今年は私自身で自宅に注文しました。








年末日記
〜はじめてのおせち作り〜


12月28日 黒豆作り開始


黒豆




はじめての黒豆作りはこちらのレシピを参考に作りました。

黒豆に錆釘を入れるのは、黒豆を美しい漆黒色に仕上げるためだそう。

釘なら買いに行けばいいものの、錆びた釘なんてどこで見つけられるのか分からず、何も入れずに作りましたが、鉄分豊富なものならなんでも良いと、後で知りました。家に鉄サプリメントならあったので、それを入れてみてもよかったかな。

錆び釘なしだと仕上りが浅い紫色にでもなるのかなと思いきや、濃い紫と黒の間くらいの色(黒いお皿に乗せると皿の色との差で豆が黒くないことがわかりますが、豆だけ見てると黒いと思える程度の黒)にはなったので、満足です。味も美味しく仕上がりました。



黒豆のレシピキロク


お鍋の水1800mlを強火にかけて、沸騰したら砂糖240g、醤油25ml、塩小さじ1/2、あれば錆釘を5本程度加えて火を止めます。

優しく水で洗った乾燥黒豆300gを熱々の汁に漬けて、しわがなくなり、つるりふっくらとするまで5時間ほど漬けておきます。

鍋を中火にかけ、沸騰直前で火を弱めてアクを取り、アルミホイルで作った落とし蓋をして、弱火でコトコト5〜6時間煮ます。常に水が豆に被っているよう、時々差し水をします。

そのまま煮汁に漬けて、一晩冷まし、翌朝冷蔵庫へ入れました。





12月29日 家族で2020年最後の外食へ。



お台場の日航ホテル内の鉄板焼き『銀杏』です。大和というコースを頂きました。

コロナ禍で密になるような外食先は避けてきた2020年でしたが、ホテルのランチだと広々とした室内でゆったり頂けるので、蜜になる心配はなさそうでした。

さらにGo To TravelやEatが停止になり、キャンセルが多く出たためか、例年ならチェックインする観光客で溢れかえりそうなこの時期ですが、どこもガラガラ。公共交通機関を使わずに済むよう、車でサッと行って帰ってきました。



12月30日

この日は、菊花かぶ、伊達巻、栗きんとん、田作を作りました。



菊花かぶ

菊花かぶは参考にしたレシピがあったものの、かなり酸っぱく出来上がってしまったので、今度作る機会があれば、自分の好きな配合の合わせ酢(お酢 200ml、砂糖 大さじ4、塩 4g(小さじ1で5g)もしくは和風出汁の素小さじ1を軽く煮て砂糖を溶かしたもの。)に漬けようかと思います。




伊達巻






近所で鬼すだれを探し回ったものの見つからず、普通のすだれで作りました、伊達巻。

こちらも参考にしたレシピがありましたが、仕上がりはあっさり味で、食感は少々もさっとしていました。

もう少ししっとりとして、味も濃いめが好みなので、次作ることがあれば砂糖と味醂を増やそうかと思います。



栗きんとん






くちなしの実を用意せずに作った栗きんとん。
芋餡を濃い黄色に仕上げてくれるというくちなしの実を使わなかったせいなのか、それとも砂糖がてんさい糖だったからなのか、芋餡が茶色く仕上がりました。見た目にがっかりしたものの、食べてみたら美味しくて、味は大成功です。


栗きんとん レシピキロク

栗の甘露煮 瓶詰め 栗10個くらい
金時さつまいも 大2本 (皮を厚めに剥いて400g)
砂糖(てんさい糖使用) 200g
あればくちなしの実 1個〜2個
塩 小さじ½
甘露煮の蜜 大さじ2
味醂 大さじ2

さつまいもは輪切りにし、皮を厚めに剥き、水にさらす。

さつまいもの水気を切って鍋にいれ、さつまいもが浸るくらいの新しい水を注ぎ、中火にかける。沸騰したら弱火にし、くちなしの実を潰して、鍋に入れ、さつまいもに箸がすっと通るまで茹でる。

さつまいもをザルに開け、水気を切ってボウルに移し、砂糖を入れ、すりこぎでなめらかに潰しながら砂糖をさつまいもの熱で馴染ませる。

厚底の鍋に戻し、塩、蜜、味醂を加えて、弱火にかける。絶えず練り混ぜる。木べらにこんもりと乗り、ひっくり返してもしばらく落ちないくらいの粘度になったら、栗を加え、栗が温まるまで火にかける。

バットに平たく移し、冷ます。




田作り




これもおいしくできました。ごまめと白ごまのみで作りましたが、くるみを入れても良さそうでした。


田作り レシピキロク

ごまめ 45~50g
あれば くるみ 適量
醤油 大さじ2
砂糖 大さじ2
酒 大さじ1
水飴 小さじ½
白ごま 適量

温めたフライパンにごまめを入れ、弱火で炒る。焦げないように混ぜながら、良い匂いがして、カラッとするまで炒る。

ごまめを取り出し、くるみを炒る。くるみも取り出す。

フライパンに醤油、砂糖、酒、水飴を加え、弱火にかける。ぐつぐつさせ、とろみがついてきたら、ごまめやくるみを戻し、絡め、白ごまを振ってひと混ぜする。


クリスマスの疲れがまだ残っていたので、この時点で疲れ果てていましたが、今年はおせちを自作すると決めていたので、もう後にはひけません。





12月31日

この日は、年越しそば、お煮しめ、海老のうま煮、ブリの塩焼き、お重詰め、お雑煮の下準備。





毎年年越しのお蕎麦はニシン蕎麦でしたが、購入した魚がイワシ煮だったので、イワシ蕎麦になりました。

ニシンと比べて見た目が貧相ですが、味は美味しかったです。




お煮しめ




お煮しめは一言で言ってしまうとお煮しめですが、食材ひとつひとつの下処理や、別で煮る工程が結構大変な料理なのだと知りました。

なかなか作る機会のないお煮しめをせっかくの機会なので作りましたが、お煮しめの代わりに筑前煮を作る家庭も多いようです。

初挑戦のお煮しめは薄味に仕上がりました。



有頭海老の旨煮




海老の旨煮もレシピを用意していましたが、お煮しめの煮汁が美味しそうだったので、そこに半量の日本酒を足して、砂糖と塩で味を整え、煮立たせ、下処理した海老を煮てみました。





ブリの塩焼き





照り焼きと迷ったブリですが、塩焼きに。

出汁や醤油味の品が多い正月料理なので、ちょっとしたお口直しです。

直前まで用意するつもりがなかったブリですが、出世魚なので縁起が良いという情報を得て、最近出世した父の出世祝いと、さらなる出席を願っておせち料理に加えてみました。私も父見習って頑張らないと。




かずのこ、かまぼこ、いくら、松前漬け、青魚の酢漬け、昆布巻きは市販品を使いました。

飾りは菊の花、チョロギ、金箔(黒豆)。仕切りには千両の葉っぱ。











それでは皆さん、新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。