去年と引き続き2020年もイギリス料理でクリスマスをお祝いしました。






キリスト教徒でもないので、お祝いをしているというより、クリスマスっぽいごはんを作って、食べて、クリスマスを理由にお買い物して、クリスマスの雰囲気に思う存分浸かりたいだけのちっくです。












自分流レシピになりつつありますが、もともとはイギリスのレシピ本に載っていたローストビーフトマトクリームソース






去年のローストビーフは焼き過ぎだったので、今年は焼き時間を短めに。それでもウェルダンな仕上がりでした。

以前オーブンを使わずフライパンで焼き上げたローストビーフが私の好みに仕上がったので(写真下)、牛塊肉を焼くときには今後もうオーブンは使わない方がいいかも、なんて思ったり。







上の成功したローストビーフは、フライパンを中火で熱々に温め、オリーブオイルやスパイス(クリスマスローストビーフは塩、白胡椒、黒胡椒を小さじ1ずつ混ぜ合わせておいたもの)を塗り込んだ牛肉(今年は600gの肉を使いました)を置き、弱火にし、蓋をしながら、全面焼き色をつけ、焼き色がついたら蓋をしたまま置いておいたものです。






オレンジグレイズドキャロットももともと同じレシピ本に載っていたもの。




去年も作りましたが、マイナーチェンジの結果、コンビニの商品ならパッケージに「より一層おいしくなりました。」と印字しておいても良い仕上がりになり満足です。

皮剥いたりヘタ落とす前に511gだった人参のヘタを落とし、皮をむき、乱切りし、面取りし、鍋に入れて、砂糖大さじ1、塩小さじ1で和えまして、そこにオレンジの絞り汁を一つ分。水をにんじんがほとんど浸かる程度加えて、蓋をし、強火にかけました。沸いたらとろ火〜弱火でにんじんに箸がすっと通るくらい柔らかくなるまで煮まして、柔らかくなったら蓋を開け、有塩バター35gを加えて、中火でぐつぐつさせながら煮詰めました。だんだんツヤツヤとろりとしたソースができてきますが、そのままぐつぐつさせ、バターが軽く焦げるくらいまで煮詰めます。これで完成。デコレーションはなんでもいいのですが、輪切りのオレンジとローズマリー を飾りました。





毛布の豚ちゃん(ピッグインブランケット)と、ヨークシャープディングは新入りメニューです。「イギリス クリスマス料理」とネット検索したら出てきたことに加え、イギリスから持って帰ってきた、各スーパーの冊子状のクリスマス向け食品の広告を読んでいてよく出てくるなあと思っていたメニューでもあります。







こちらはヨークシャープディング

プクッと膨れた形がかわいいヨークシャープディング。失敗するかなあと思ったのですが、意外にも成功しまして満足でした。


割った卵の重さを測っておいて、加える牛乳と小麦粉は卵と同じ重さにしました(牛乳は数値が同じで単位はmlにする。)






ヨークシャープディングの作り方

卵 3つ (殻除いて155gでした) 
牛乳 (殻を除く卵の重さ分をmlで 例:卵155gなら牛乳155ml) 
小麦粉 (殻を除く卵の重さ分をgで 例:卵155gなら小麦粉155g。この場合薄力粉100gに強力粉55g)
 塩 (卵ふたつでひとつまみ) 

1、サラダ油 マフィン型に、直接サラダ油を入れる。だいたい1cmくらいの高さまで入れる。(今回はマフィン1つ分につき小さじ2ずつ入れました。何回かに分けて焼きましたが、最初に油入れて以降は油入れてません。) 天板にオーブンシートを敷き、その上に油を入れたマフィン型を乗せ、190度に予熱する。予熱が完了したら15分焼いておく。(油を熱々にする。本当はメタル系の型の方が熱々になるので、生地を入れた時にジュワジュワブクブクして良い感じになるが、家のはシリコン型なのでそこまでは温まらない。) 


2、卵を大きめのボウルに割り入れ、泡立て器で空気を入れながら良く混ぜる。 牛乳を入れ混ぜる。 小麦粉をふるい入れ、塩も入れ、泡立て器で全体がダマなくなめらかになるまで混ぜる。(スプーンの背にとろっと張り付くくらいの粘土) 

3、マフィン型に8分目まで入れ、190度で20〜25分焼く。生地がなくなるまで繰り返す。



ヨークシャープディングと同じく新入りさんの毛布にくるまれた豚ちゃん(Pigs in Blankets)。



ソーセージにベーコンを巻き、熱々にしたフライパンに閉じ目が開かないように置き、とろ火に下げて蒸し焼きにし、蓋を開けてひっくり返して両面こんがりさせました。

イギリスのクリスマス料理としてよく見かけますが、あんまりシンプルな料理なので、クリスマス感を足すために下にはルッコラを敷き、サワークリームとピンクペッパーを散らしました。








ロースト野菜もイギリスでは定番のクリスマスメニュー。

日本だとクリスマスとはあまり結びつけない芽キャベツも、イギリスではクリスマスの定番野菜なんだとか。

今回用意したのはじゃがいもと芽キャベツですが、他にも人参やパースニップ(白色の人参みたいな野菜)が定番野菜だそうです。

じゃがいも(乱切りし水に浸けておく)も芽キャベツも箸がずっとと通るまで茹で(じゃがいもは水から、芽キャベツは熱湯から)、ザルにあげて乾かしながら冷まし、オリーブオイルを全面に塗りたくって、塩胡椒とハーブを振りかけ、200度のオーブンで20分焼きました。




デザートはクリスマスプディングです。




火をつけて、シュッと青い炎があがる様子は風情があっていいですね。








2020年クリスマスの献立📄

・ローストビーフ〜トマトクリームソース〜
・アピッグインブランケッツ(毛布にくるまれた豚ちゃん)
・オレンジグレイズドキャロット
・ローストポテト
・ロースト芽キャベツ
・ヨークシャープディング
・クリスマスプディング











一人せっせと準備し、長時間かかったクリスマスごはんの用意でヘトヘト。

少しの休憩を挟んだら、次は正月料理の準備を始めないといけませんね。

この記事がおそらく今年最後のブログになると思うので、最後に、皆さん来年もよろしくお願いします:)