2/26,27の両日で広島県の高校入試が実施されました。
昨日、入試問題の分析を行いました。
3教科について報告します。
社会編
設問形式は例年通り やや易化
記述問題が随分と減ってきました。また記述問題も穴あき形式になって採点しやすい解答形式となっている問題もありました。しかしながら、受験生にとって見たことがないような問題もあり、ある程度の背景知識がある生徒には取り組みやすかったかもしれません。全体を通しては、用語を答える問題も簡単になったので易化したと予想されます。
数学編
設問形式は例年通り 難化
一つ一つの問題の難易度が上がっています。得点できる問題と得点が難しい問題があり、その見極めや時間配分に苦労した生徒も多かったと思います。また証明問題が穴あけ問題になっており、角度についての説明の証明が出題されていました。数年前の難しかった数学を思い出しました。受験生にとっては非常に厳しかったと思います。
理科編
設問形式変化あり やや難化
大問5問構成となっていました。数学と同様、問題の難易度に極端な差がありました。しっかりと理解をしていないと正解にたどり着けない問題が数多く見られました。出題範囲は大方の予想通りでしたが、演習していても得点しづらかったと思います。こちらも特に理系科目を苦手にしている生徒は大変だったと思います。
総括すると、非常に難しい入試になりました。その中でも得点できる問題を落としていない生徒が合格を掴めると思います。
全ての科目、読解力、思考力、理解力が必ず必要な入試となり、教養を試される入試となっています。また、大学入試共通テストにみられるような資料問題も散見され、短時間で問題を処理する能力が必要になっています。
当ステーションでは、このような入試になることを予想して、3年前から速読解の授業を取り入れ、能力開発を行っています。