11月4日(日)、岡山県から松本晴恵さん、康平さん(19)をお招きして、保護者さま、利用者さんたち対象に学習会形式で講演をしていただきました。

康平さんは5才の時に「発達障害」の診断され、お母さんも本人もどう生きていけばいいのかということを模索されてきました。

 

初めは康平さんの将来を不安に思っていた晴恵さんですが、いろいろな人に出会い、康平さんをそのまま受け止めて多くの方に助けをもとめ、康平さんにいろいろな経験をさせたり、あちこちに連れていったりしたそうです。

人生の中で「どんな人に出会えるか」はこどもにとっても大人にとっても大切なこと、特に子どもには同じことでもお母さんからより他の大人の人に言ってもらう方が心に響いて残りやすい。と晴恵さんも康平さんも口をそろえて言っていました。

 

康平さんの話で印象的だったこと。

・親以外の大人の話は聞くスタンスができるから聞き入れやすい。

同じことでも親が言うと「怒りの感情」が入っているのでそのセットが伝わって来て聞けなくなる。

・思春期の男の子は時間の観念がない。考えているのは将来ではなく、今日と明日のことだけ。

・「勉強しなさい」ということばほど勉強したくなくなる言葉はない。

 

晴恵さんの話

・親がよかれと思うことが子どもの幸せとは限らない。

・発達障害は弱みでもあると共に強みでもある。

・母親が言っても伝わらない時には周りの大人の助けを借りる。子どもに親以外に意見を聞ける人とのつながりをつくってやる。

・親がすべてを段取りしてしまうと子どもの人生に親以上の広がりができない。

 

他にもいいお話しがたくさんありました。

発達障害があるなしにかかわらず、子育て全般に言えることだなぁと感銘しました。

 

 

SAL、エントランスからも保護者の方、利用者の方が参加していただき、講演後もたくさんの質問が出て、話が続きました。

お母さん同士の交流も持ってもらえたと思います。

今後も機会がありましたら、このような会を持ちたいと思いますので、ご都合がつけばご参加ください。

 

発達障害という語句が広く認知されるようになった昨今ですが、一人一人はみんな違っています。その違いが小さいかちょっと大きいか、目に見えるか見えないかです。どんな人もみんな違って、みんなひとりひとりの役割を持って生まれてそれぞれに生きています。

みんながみんなを認め合ってそれぞれの違いも、同じところも、理解しあえることがバリアフリーの第一歩ではないでしょうか。