兵庫県立美術館で展示中のピサロと印象派 展 ~8/19 行ってきました。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1206/pissarro.html
面白かったたのは
1870年台の バルビゾン派の写実風景画から
点描画 を経て 印象派 への変遷がよくわかったことです。
ブログにどうして美術館へ行ったことを書くのかといわれると
ピサロの絵がこの時だけは、よりよく理解できたと思ったからです。
理由は
同時開催している 美術を見る 8つのポイント ~6/24 が便利なツールになりました。
紹介すると (兵庫県立美術館のパンフレットから抜粋)
1) いちばんリアルな絵はどれ?
日本人が西洋画を取り入れた理由は、写実性に関心したから、どんな絵をリアルに感じるかは、
時代や場所、人によって違うかもしれません。あなたにとってどの絵がリアルでしょうか?
2) イズムを読みとれるか?
モダンアートでは、写実でない絵のスタイルが次々と生まれました。キュビズム、フォーヴィズム、
シュールリアリズム、未来派 など 絵だけを見てどのスタイルか、違いがわかるでしょうか。
3) どんな事件/体験/? どんな記憶/記録?
美術は出来事を記録して伝えます。作者の体験、見方、感じ方が伝わってくるでしょうか?
4) どんな動きがかくれている?
画家自身や道具などの大きな動き、運動の跡が、作品の表現になっていることです。
画面を見て制作の過程を推理してみましょう
5) どれがいちばんモダニズム絵画?
モダニズムの絵画は、絵から必要でない要素を取り去り、絵でしかできないことを求めます。
絵が平面であること強く意識しますが、画面からそれが感じられますか?
抽象絵画でも、そこには奥行きや動きがあるでしょうか?
私は3D隠し文字絵を見る要領で目のピントを遠くに合わせると 抽象画でも奥行きを感じれま した。
6) どんな考えか考えてみる
アーティストがいろいろな思考や問いかけを純粋なかたちで表した作品があります。
どんな考えがあるかアーティストの思考の過程を想像してみましょう
7) 何のイメージ?
現代のアーティストは、身のまわりにあるいろいろなイメージ(画像)を作品に取り入れます。
それは、どんなイメージで、どう変えているでしょうか?
8) 景色をどう切りとるか?
ここでは画面の端に注目します。どんな風景もトリミングされたものです。
景色をどう切りとっているか、画面のかたち、画家の視点や構図の工夫に関わっています。
音声ガイドも 美術史の授業を聞いているようで 非常に便利です。
私は先に絵を見て後から 音声を聞くようにしています。先入観なしで鑑賞できるのと、
展示してある文字を読まなくていいのが楽です。