自分の書いた曲が、別の人の身体を経て、再生(Reborn)されてゆく
少しのくすぐったさもあり、照れくささもあり
でもすごくワクワクする感覚。
すごく幸せな瞬間です。
週末、Marching Outさんに同行して東京遠征に行って来ました。
強行スケジュールのように見えますけど、それもひとつのスパイス
普段メンバーともこんなに時間を共にすることもないので
一緒に動くことでメンバーのいろんな面も見えてくる。
初対面だとか、経緯だとか
あんまり関係ないんです。
楽曲を聞いて向き合っている間は時間を超えて同じ時間を共有しているんです。
譜面を見て「ここはこうなってるのか」とか考えている時、同じ物を見ているのです。
それが解っていなければタダの無茶
それが解れば顔を合わせることの重要性は音楽にとってはさほどではないということも理解出来ると思うんです。
そして再生。
楽曲が各メンバーそれぞれの「経験、心、感性、魂、身体」を経て
再生、まさに「再び生まれてくる」
楽曲の持つアイデンティティーはそのままで
表情、細部の形、色、元々の楽曲が持たなかったものをもって
新たに生まれてくる
それを楽しめるというのは曲を書いた人間の特権
自分では気づかなかったその曲の持つアイデンティティー、個性を認識する。自分がすべて練り上げたデモよりも、もっともっとその曲が持つ「自分らしさ」が際立ってくる。
各メンバーがいかにその楽曲と向き合ってくれたのかが解る瞬間。
幸せなことです。
「プレイヤーである前にクリエイターでありたい」
これ、いつも言ってるんですが
まさにクリエイター冥利に尽きる、わけです。
幸せな週末を過ごしてきました。