蓄膿の手術をしたこと 中編
やっと涼しくなってまいりました。しかし今日は昼間は暑い、、、グ、グム~(キン肉マン風)
さて、前回から少し空いたけどお客さんから「ブログ続きまだですか??」と嬉しい事言われたし、書きます。
ちなみに「蓄膿の手術をしたこと 前編」
(ココをクリック)
見てからこっち読んでもらえると嬉しいです。
「たまがわさ~~ん、終わりましたよーー!!!」
麻酔から覚めたというか起こされた。
全身麻酔は効いていたと思うが、どちらかというと寝ぼけてる感覚に近く
寝ている間に色々された、って感じ。
頭痛かったような記憶はあるけど、麻酔が覚めた頭痛なのか手術部位の痛みかさえよく覚えてない。
すなわちあまり痛くなかった記憶がある。
ゴロゴロ付きベッドを押してもらい病室へ。看護師の方が話しかけてくるけど、寝起きに喋ってる感じで言ってることは分かるけど返事が大変、みたいな。
「麻酔が効いてるからしばらく起きちゃダメ」とか「どうですか、今何喋ってるか分かりますか」みたいなこと言われたんで
ぼんやりしながら「カワイイですね」と精一杯ボケてみたけど、
今考えたら鼻にガーゼ突っ込んだ手術直後のボケボケ野郎にカワイイ言われてきっとウザかったやろなあと後で反省。
案の定「はい?」みたいな刺さる返事された記憶が残っている笑
鼻にパチンコ玉ぐらいの丸い脱脂綿が入っていて、これがすぐ血で滲む。ぐらい血が出続けた。
数時間は絶対安静で仰向けになっているので、鼻から出るハズの血が逆に口から出てくるのだ。
梅干を食べる人が「すっぱーーーい!!」っていうときのヨダレぐらいのペースで口内に血が溜まる(例え分かり辛いかな?)。
飲み込むと気持ち悪くなるんでここに吐いてくださいと、顔のすぐ下にアルミ皿をセットしてもらう。
「いっかい出しましょう。いいですよーベッっと出してみて」と言われたので、上手く出せるか「ベッ!」と吐くと
見事にお皿支えてくれてる看護師さんの腕に真っ赤なツバがヒット、めっちゃ謝る。
その反省を活かし、口に血が溜まってきたらティッシュでツバを拭き取りアルミの皿に入れ続けた。数時間後には思春期男子の部屋のゴミ箱ぐらいティッシュ増し増しになってた。
熱が出た。これがしんどかった。39度弱ぐらいが続き、解熱剤を処方される。騙しだましの療養開始だ。
6時間後、もう歩いていいですよと言われたのでヨタヨタしながらトイレ行く。
点滴吊るした棒をカラカラ動かしながら廊下歩いてみたけど、熱のせいかほんまにしんどいのですぐベッドに戻って横になる。
鼻血は相変わらず出る。
夕食は食欲あれば食べてくださいとのことだったが、お腹自体は減っていたので噛み締めながら完食。
そして手術1日目、就寝。
手術後2日目。
当初はさっさと退院するつもりだったが、患部に痛みが出始めたのと、血が全く止まってないのと。
解熱剤、痛み止め飲んでないと正気で居られないほどのしんどさもあり、入院続行。
この日新しく痛くなったのは、喉だった。
説明は聞いてたけど、今回の全身麻酔を受けると術中に呼吸が止まってたらしい。
それをカバーするために喉からパイプを突っ込んで酸素を直接肺に流し込んでいたようで。
そのときに喉に傷が付いていたのだと思う。
鼻で息が出来なかったのも重なって、喉がとても痛くなりツバが飲めなくなった。これ、かなりしんどかった。
そして、、、
今でも忘れられない恐怖。鼻の中の診察が始まった。。
担当のメガネの若い男の先生はとてもクールで、「痛いけどガマンしてくださいね~」的なのが一切無く
「グリッ!ズバボッ!ビリビリッ!!」みたいな処置なのだ。
解説しますね。見てて痛かったらごめんなさい。
基本的に説明は受けるが理解出来ているのは半分ぐらい。言われたことにハイハイ答えるだけのような。
「どうですか」
「痛いです、こことここがズキズキ」
「ちょっとガーゼ抜きましょうか。はい上向いて」
「あ、はい」
・・・ピンセット?
『ズボッ!ズビリバーーン!!』
頭バットで殴られたような衝撃あった。
鼻からメンマ大ぐらいの真っ赤なガーゼが2本ほど出てきた。
抜くとき、痛いどころではなかった、、、しばらく喋れないぐらい。
こんなガーゼ入ってるって気付かなかった。すなわち、どんだけ奥にあったものをピンセットどんだけ鼻に突っ込んで引っ張り出したかということだ。
<かき氷キーン>の2倍ぐらいの頭痛の中、
「先生、これまだ入ってるんですか・・」
「入ってますよ」
「どのくらい・・・」
「んー。指・・・4本分ぐらい」
多いか少ないか分からんが、朦朧とする意識の中で絶望を感じた。
ちなみに先生にノドの痛みを訴えたら、「玉川さんタバコやめてなかったでしょう?傷が痛むのはそのせいですね。」超クールにグサッと言われた。。
ほんでもうひとつ始まった自主治療、「鼻うがい」。
予め病院のほうから必ず買っといてくださいと言われた。
病院側も勧めてる鼻うがいキットがあった。たぶんメーカーが病院側へ営業してるモノだ。
看護師さんは「これここで買ったら高いし、ネットで類似品でもいいですよ」と。そういうの言われると信頼しちゃいますよね。
結局病院で売ってたキット(8000円ぐらい)を買わず、
看護師さんにコレで充分!と言われたAmazonで類似品「ハナシャワー」を買った(2800円ぐらい)。この古臭い絵がサイコーにイカす。
鼻うがいは正直とても気持ちよかった。かつて森光子さんも毎日やってたそうで、これは確かに良い!
生理食塩水を入れ、ア~~と言いながらシュコシュコ鼻から入れまくった。1日2~3回。
ノドの痛みはヘンテコなうがい薬もらって使うと劇的に良くなった。
発熱と頭痛はとりあえず薬飲めば治まるようになった。良くは無いやろけど、早く退院したかったので「とりあえずの元気」に一安心。
薬が切れてきたら頭痛、再度薬飲んで寝て起きたら楽になる、このルーティーンな1日。
手術後3日目。
2日目の症状が少しだけ軽くなったと思った。
真っ赤な鼻血は、まだ出てくるにしても少しピンク色になった。
診察して、「地獄の処置」をしてw、先生から明日退院という言葉をいただいた。
おれには2つ気になることがあった。
1つ目は、手術してから朝起きると右目が痛いのと、目の焦点が少しずれてる感覚あって物が2つにずれて見えたことだ。
ちなみに目の焦点のずれは、起床後1時間ぐらいで治った。
2つ目は、最初の処置でメンマ大のwガーゼを抜き取った時に頭殴られたぐらいの衝撃が頭がい骨を襲ったんやけど、
それからずっと右脳というか、頭がい骨右上らへんがずっと痛かったことだ。
処置が終わり、部屋を出る前に先生と喋ってて「何か気になることはありますか」と言われたので
1つ目の「目の不調」を伝えた。
すると先生は「手術でそこに傷は出来ないはず。そこは触っていない。念のため傷あるか診ます。どうぞ処置室へ。」
どういうことかわかる?アレですよ。
「マジすか・・・」
「マジです。」
「・・・・はい」
細長い先の光った棒カメラをね、くねくねしながら鼻から突っ込んでいってね、
目の裏らへんまで届かせてね、、、激痛でね。
「大丈夫です、傷はありません。一時的なものでしょう。もうひとつは?」
「・・・・いや、頭痛かったんですけど最早何が痛いのか分かりませんわ だいじょうぶです」もう処置が怖くて詳しく言い出せなかった・・・
そしてこの日も気持ち元気になった気がしたが、そこまで変わり映え無く就寝。
長くなったのでこの辺で。続く。