平均の地盤面というのは(後編)
(昨日の続き)
というわけで、なんとか冷静さを取り戻しつつ、
これまでの計画経緯や市との事前相談を見直して、
建築基準法や横浜市の取り扱い基準をいまいちど紐解き、
とはいえモヤモヤと悩ましい夜を過ごした末、
翌朝、決済者より審査機関としての最終判断をもらうこととなりました。
①平均の地盤面は、各棟ごとに算定して軒高さを算定することでよく、軒高さが7メートル以上になった時に求められる日影図の作成においてのみ、合計の平均地盤とすることが正しい法文解釈ではありませんか。
→でないと車庫が有るだけで平屋が中高層建築になってしまいます。
②既存車庫は、検査済証が残っていない場合、設計者が安全上支障ないことを確認し、法的にも適合していることを報告することで認められませんか。
→でないと検査済証がないだけでまだ使える建物を壊すことになってしまいます。
結局のところ審査官の勘違いということで事無きを得たというわけです。
喜んでいいのか。。。