おもしろかった。
あんまり複雑な話は出てきません。
そもそも、会計の歴史はイタリアだかそこらで生まれたようでした。
当初、家族経営だったから、会計なんかは不要でしたが、知り合い同志で漁業にでかけ、プロジェクト終了時に、利益を分配することが必要になり、利益を記録することが必要になった。
次に、出資者と経営者が別の東インド会社なんてのが出てくると、それこそ、収支を報告する必要が生じた。
その後、産業革命で鉄道事業なんてのが出てくると、初期投資が大きすぎて、設立後は暫く赤字になってしまうので、減価償却というアイデアが出てきた。
一方、出資者が安心して出資できるかどうかを明示するために監査の概念が生まれた。
みたいな感じで、財務諸表の項目がどのようにしてできてきたかということを教えてくれる本です。
会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカーー500年の物語 [ 田中 靖浩 ]
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