ずっとずっと行きたかった展覧会に
今日足を運ぶことができました。
「もてなす悦び展」
これだけだとピンとこないかもしれませんが
副題が
ージャポニズムのうつわで愉しむお茶会ー
ジャポニズム!!
お茶会!!
開催の場所は 東京 丸の内 「三菱一号館美術館」です。
19世紀初頭にアメリカやヨーロッパで大流行した
ジャポニズム(日本的)文化の中で
特に「お茶会」に関する作品の数々が集められています。
西洋のもの・・・ワイングラスやカトラリー、お皿などが
朝顔だったり
菊柄だったり
笹だったり
菖蒲だったり
吉祥文様だったり
とあげているとキリがありません。
それらはいずれも日本人が
描いたり作ったりしたものではなく
それぞれの国の方が日本の伝統柄を
模写したもの。
そのため、日本人が描くのとはまたちょっと
感覚が違う・・・レイアウト、色合い、線の太さなど・・・
すごく興味深いので、
思わず一つ一つ見入ってしまいました。
個人的に美しい~~と思ったのは
ティファニースタジオが作った 朝顔形のコンポート。
ちょうどいま日本では朝顔が咲いている時期ですが、
ティファニーにかかるとこういう色合いとデザインになるんだ!!と
はあ~~とため息。
そしてびっくり!したのは
ティーカップの取っ手がトンボになっているもの^^;
(蜻蛉手付花網紋カップソーサー)
バタフライハンドルのティーカップは見たことがありますが
トンボ(それも金彩!)は初めて。
あと印象的だったのは・・
アフタヌーンティーの時など、
くつろげるお茶会専用の「ティーガウン」、
なんと今回展示されていたのは
日本の横浜の会社が作ってヨーロッパに輸出していたもの!
着物とドレスが組み合わされた不思議なデザインに、
桜吹雪と孔雀の手刺繍の美しさは圧巻・・・の作品でした。
どの展示品を見ても美しい&不思議な感覚にとらわれますが、
ジャポニズムの定義をよりはっきり知りたいため、
今回はプラス500円で
「音声ガイド」をお願いしました![]()
そう、作品を見ながら解説を聞けるアレ、です。
すごくお勧め!!
これがあると、解説を聞きながら作品を見たいので、
一つ一つをゆっくり分析(解説の指示に従い・・)することもでき、
もしかしたら(自分の知識不足で)
ただ目の前を通り過ぎてしまったかもしれない小さな作品にも
注目できる・・・
言葉通り、ガイドさんと共に自分も歩き回る感じで、
出口にたどりついた時には
「じっくり見たぞ~」という充実感で一杯
でした。
8月21日までやっています!
ティーカップやテーブルコーディネート好きの方
必見です~~~