前屈でぺったり床に手をつきたい。
開脚ができるようになりたい。
「こうしたい」
「こうなりたい」
欲しい結果を求めて
なにかを"しよう"とすると、
余計な力が入ってしまって、
欲しい結果を遠ざけてしまいます。
今日の記事です。
欲しい結果を求めないほうがうまくいく
「このポーズをするとき、背中とか腰に変な力が入るんです」
という生徒さん。
「こうしたい」
と思って何かをしているときは、
意識がほんの少し先の未来に向かっていて、
今に向いていないということ。
「早くそうなりたい」
という気持ちがはやって
いらない力が入ります。
「コリをほぐそうとしてグーっと伸ばしたら、変な力が入って痛めちゃって。そのあとゆっくり動かしたら治ったんですけど」
こんなときも、
"ほぐしたい"
という結果に意識がいくと、
つい余計な力が入ってしまい、
痛めてしまう原因になることがあります。
感覚が鈍っていると、
そんな小さな力が入ってしまっていることに
気づけないのですが、
「気づいて自分で調整できるようになってるー(*´꒳`ノノ゙♡」
「いえいえ、そんな…( ˶ ̇ ̵ ̇˶ )」
といった感じに、
まずは気づけるようになることが大切。
気づけるようになったら、
その力を抜いていくよう練習します。
自在に力を抜くことは、
人間にとって実は一番難しいのです。
トップアスリートでも、
武道家でも、
「この結果が欲しい」
と気負ってしまったり、
緊張したりすると、
余計な力が入って
力を発揮しきれない。
柔軟性を高めようとして、
無理に伸ばそうとすると、
筋肉を固めてしまって逆効果になる、
欲しいはずの柔軟性が遠のいてしまう。
"欲しい結果"に意識が向くというのは、
少し先の未来に意識が飛んでいるのと同じこと。
意識が"今"にない状態です。
”今”を積み重ねた結果が未来なので、
欲しい未来(結果)が決まったら、
あとは"今"すべきことに焦点を当てる。
そうしないと、
「できない」
「むりなんだ」
「本当にできるの?」
なんて思いが湧いてきて、
続けるのが難しくなってしまう。
「そうか。ほぐそうとしないで、こう動かすとどんな感じかな?ってやればいい?かな?」
「そうそう。『こうしたい』って結果を欲しがるんじゃなくて”感じる”。それが”体の声を聞く”ということです」
自分の体の声を聞きながら、
”今”に意識を向けて、
あせらず正しく動いているうちに、
全身にしなやかな筋肉がバランスよくついて、
体がラクになり心もラクになります。
ヨガのポーズも自然にきれいにできるようになります。
欲しい結果は、
今の積み重ね。
今"に意識を置く練習になるヨガで、
体も心も鍛えて整える。
欲しい結果(目標)が決まったら、
”今”できること・やるべきことに集中する。
ヨガだけでなく、
どんな目標達成にも言えることですね。
ではまた次回😊