『JASRACと著作権、これでいいのか』城所岩生・著 ポエムピース | 思考進化論のブログ

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『JASRACと著作権、これでいいのか』城所岩生・著 ポエムピース



検索サービスの技術は日米とも1994年に誕生しました。フェアユ
ース規定のない日本は、一つひとつのホームページに検索サービス
に掲載してもいいか、事前に許可を取る必要がありました。これを
オプトイン(原則許諾)方式といいます。対して、アメリカにはフ
ェアユース規定がありましたので、許可を取る必要はなく、検索さ
れたくないホームページは自分たちで検索されないよう回避する技
術を組み込むことで検索対象から逃れることができました。これを
オプトアウト(原則自由)方式といいます。この結果、アメリカの
検索サービスはたくさんのホームページを検索対象にすることがで
き、グーグルといった世界を席巻する検索サービスを生み出すこと
ができたのです

日本のIT化を遅らせたのは著作権法だけではありません。ただで
さえ厳しい著作権法をさらに厳しく解釈する裁判所も原因の一つです

Q.5
葬儀で故人の好きだった曲を流すのも使用料を払わなければ行けない?
A.
遺族が持ち込んだ曲でもJASRACに使用料を払わなければならない!

2017年5月、京都大学の山極寿一総長が入学式の式辞でボブ・ディ
ランの「風に吹かれて」の歌詞を引用し、大学のホームページで公
開したら、JASRACから連絡が来た

◇基本的に、新聞の見出しのような短いフレーズは著作物とはみな
されないため、使用料は発生しない。
◇しかし、JASRACはある特定の曲を連想させる歌詞をツイートした
ら使用料が発生すると主張している!

ライブハウスなど包括契約の店舗に関しては、支払った著作権料が
適切な著作権者に分配されていない可能性がある

音楽教育を守る会の訴状によると、ツイッター上では約60万もの
JASRACに対する批判的なツイートが寄せられた

坂本龍一さん、大政直人さんなど著作権者もJASRACの方針に反発

JASRACは本来、音楽の普及を考えなくてはならない立場であるの
に、自身の短絡的な利益を求めるが故に、このような場でBGMを
かけることに対しても課金を求めています。この行為が結果的に、
街から音楽を消し去り、将来的には権利者、管理団体にとっても不
利益な構造を生み出すことは明らかであるにもかかわらずです


『JASRACと著作権、これでいいのか』城所岩生・著 ポエムピース



目次

第1章 厳しすぎる? 日本の著作権法
第2章 最近マスコミを賑わしているJASRACって何者?
第3章 音楽教室にまで手が伸びたJASRACの使用料徴収
第4章 何が違う? 日本と海外の著作権法
第5章 日本のイノベーションをも邪魔する著作権法
第6章 今後どうなる? 日本の著作権法