満員電車に揺られて家に辿り着いた時
空が綺麗な色なのに気づいた
疲れを感じていることを忘れて
マンションの最上階まで上がってからスマホを取り出して綺麗な色の空の写真を撮った
その写真を家族のLINEに乗せてみたら
『今 同じ空を仕事場の窓から見てたとこ』
と、娘からの返信が
もうとっくの昔に大人になっている娘が
同じタイミングで同じ空を見上げ同じような感想を抱いている、というしあわせ
「疲れ」という感情が一瞬にして身体からすべて消えてなくなったのは
綺麗な色の空のせいか
娘からのLINEのせいか