無念の家系 | 男は黙って家系

無念の家系

今日は無念の家系の日だった。

俺の行きつけは、最寄り駅の歩道橋を渡たったすぐの場所にある。
筋肉痛による足の痛みをおさせ、俺は今日も行きつけへと急いだ

しかし、足が痛くて階段が登れない
ここで負けたら家系を愛する男失格だ、と思い執念で階段を登った
しかし足がついていかない

俺は途中で力つきて倒れてしまった
道行く、専門学校生風のぱっとしない男に「大丈夫ですか?」と声をかけられるも
「俺は家系へ行くんだ、ほっとけ。そこはな、お前にはまだわかんねぇかもしれないけど、楽園なんだよ」と助けの手を振りほどいた

そして、歩道橋を登りきった。

しかし、困難はそこで待っていた、
今度は階段を下らなければならない

俺の気力はそこで力つきた

家系を背に、俺は涙が溢れた
さよならじゃない、今日だけなんだ。全ては筋肉痛がいけないんだ
家系、俺はお前を必ず迎えに行く。