利用者様の小さなサインを見逃さない介護士へ | 中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

中卒ひきこもりニートから始める介護士(10年目)

高校中退、ひきこもり等を経験し20代後半で介護士になりました。老健に勤務。
私の経験を誰かの役に立てたいという自己満足でブログをしております。
(介護福祉士・一児の父)

この記事を見て頂きありがとうございます。

皆様に読んで頂くことがモチベーションです(^^)

 

 

介護老人保健施設(老健)の中には、

要介護4や5の利用者様や、

認知症が進み、言葉を忘れられた

利用者様もおられます。

 

介助や声掛けの際に、

首を横に振ったり、

顔をしかめたりするなどの、

明確な意思表示を

して下さる方は良いのですが、

意思を汲み取るのが難しい程度の、

小さな変化しかない場合もあります。

 

 

小さな変化のイラスト

 

 

小さな変化とは、

食事介助の時、開かれる口の大きさや、

靴を履いて頂く時に、

わずかに動かされる足などです。

 

そういう利用者様と接する際は、

介護士側も意思疎通ができているのか、

こちらの言葉が伝わっているのか、

場合によっては分かりません。

 

私個人としては、

食事介助で、口の開きが小さい場合、

「これは要らないですかね?

じゃあ違うおかずを食べましょうか。」

という声掛けをした後に、

口の開きが大きくなると、

意思疎通が出来たと思います。

 

靴を履いて頂く時も、

「右足から履きましょうか。」と

職員が声掛けをした後に、

右足がわずかにでも動くと、

意思疎通が出来たと思います。

 

 

ガッツポーズのドット絵

 

 

しかし、介護士の中には一定数、

「そんなのは偶然で、

意思疎通はできない。」

そういう捉え方をする職員もいます。

 

確かに、重度の利用者様ともなると、

『いつでも意思の疎通ができる』

ということは無いケースが大半です。

 

ただ、数回に一回、

「介護者側の言葉が伝わった。」

そう捉えることができるリアクションを

取って下さるのも事実です。

 

では何故、偶然だと思うのか?

おそらく、何回か

声掛けをしたにも関わらず、

期待したような反応が返ってこない

ということが続いたからでしょう。

 

声量、声の高さ、滑舌、

言葉のチョイス、話すタイミング、

工夫できることは、

いくつもあるのですが…

 

利用者様が取るリアクションで、

無意味なことは一つもないと思います。

そこには何らかの感情が

伴っているはずです。

 

それを偶然と捉えて受け流すか、

利用者様からのサインと捉えて、

ケアに活かすかは、

介護士の力量が問われるポイントだと

私は考えています。

 

 

 

 

小さなサインを読み解いて、

利用者様のニーズに対応することは、

認知症介護やターミナルケアの必須項目で、

利用者様の気持ちをどれだけ汲み取れるか、

それが利用者様の

生活の質の向上に直結します。

 

例え、一日中ベッドに寝たきりで、

話せない、頷けない、表情も変わらない。

そんな利用者様が居られたとしても、

小さなサインを見逃さず、

老健でできる限りの、快適な生活を

送って頂きたいものです。

 

まあ、利用者様のサインと捉えることも、

恣意的なのかもしれませんが、

介護をしている中で

「こちらの言葉が伝わっている!」

そう思えたら、嬉しいですしね。

 

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駄文失礼しました。
最後まで読んで頂きありがとうございます(^_^)