他者と比較しない
よく聞くフレーズではないだろうか。自分の耳にはいつから馴染んだのかは覚えていないが、よく聞くなぁと思いつつも、かなり距離のある印象だった
なコト言ったって、無理っしょ。と、鼻から諦めてたのやもしれない。だいぶ他人事で過ごしてきた。しかしここに来て、なんだが3.5割くらい、この感覚を体得してきている様な自分を感じるのだ
知っていたこのフレーズを実行しようと躍起になった記憶はないが、比較しない方が自由度があがりそうだな、とは思っていた また容姿に関しては、そもそもの憧れが、ほぼ有名人でブスには興味ない、誰かを出し抜いて優位に立ちたい、実力以上に良く見られたい精神もないので、こう考えると、比較しまくる人よりも、そもそもこの意識が低いやもしれない
加えて独身なので、人生ステージがそのままなのも大きい。なんせ世間は、結婚や出産、子供の学歴等でまたマウントの嵐が発生するらしいのだ。もの凄く面倒くさそうである
更には、また一段とオバサンになったってコトも大きい
物質にお金をかけないコトにした。必然的に同じものを着用し、映えない事も多い日々だ（なんせデートやらイベントの計画がない）。でもこれが全く気にならない
季節毎にキラキラした他の人を眺めながら、うんうんお洒落したいよねーと思いつつ、旅の計画を立てる。不潔はイヤなのだが、そこさえクリアしていれば、あまり素敵でなくても良い、寧ろ引き算の美学が今の気分である
何事も抗うから醜くなるのであって、受け入れて行けば、歪みが最小限な気がするのだ。なんだか、ここにシフトしてから、この「他者と比較しない」を熱く主張する人の気持ちがうっすら判ってきたのだ。うん、確かにラクチンかも
若い頃はエゴや見栄があり、他者を意識して生活しまくっていたんだなぁ、なんつって、しみじみ思うあたりも、すっかりオバサンとなった自分を感じる
オバサンでも見栄っ張りはいるか、いる？ま、いるか
オバサンが元気なのも、やたらダサいのも、他者の目を気にならなくなり開放されたからと思っているんだが、どうだろう。 ま、とりあえず、デブらないようにはしとく。そこは自分の美学ね
